基準価額は変動しますし、強気相場もあれば弱気相場もあるので、どんな状況でも積み立て投資を継続できる自信がないなら、基準価額の推移は頻繁に見ない方がいいです。僕は逆に大幅に下がったら追加投資しようと、基準価額の動向を常時気にしています。そんなことして精神的に疲れないですか?いいえ、変態なので全く疲れません。
次はeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の2019年年初からの基準価額の推移です。
黄色の丸で囲ったところで大きく上昇しています。ここ3週間のことです。同じ時期のeMAXIS Slim先進国株式はどうだったでしょうか。
相変わらずボックス相場内にいます。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)がここ3週間好調なのはどうしてでしょうか。
以下、eMAXIS Slimをスリムと表記します。
8資産の基準価額の推移
次はeMAXISシリーズの8資産の基準価額の推移です。2019年4月からをプロットしています。
国内リートが利益率21%で突き抜けています。7ヶ月で21%です。凄くないですか。他の7資産を完全に置き去りにして上昇しています。ひとり勝ちです。
次に好調なのは先進国リートの6%です。この期間でマイナスなのは新興国株式の-2.6%だけでした。
この比較期間において、国内リートはずっと他の7資産を支えてきました。でもその貢献度は8資産均等型だと1/8に下がってしまいます。で、ここ3週間だけを見ると(できの悪い新興国株式含めて)他の7資産も上昇傾向なので、国内リートの好調さが明確に表れたということです。
6資産均等型
8資産均等型から新興国を外したのが6資産均等型です。
次は野村6資産均等バランスの2019年年初からの基準価額の推移です。
ここ3週間はしっかり上昇しています。また、現在絶不調な新興国株式がないので8資産均等型より良く見えます。
スリムバランスと比較しました。
緑のラインがスリムバランスです。これは現在の新興国の状況を考えればしょうがないです。でも、新興国が大きなリターンをもたらしてくれる時もあったので、またいつかそういう時がくることを願って投資するのです。
4資産均等型
4資産均等型にはリートは含まれません。
次はニッセイバランス(4資産均等型)の2019年年初からの基準価額の推移です。
ここ3週間は上昇していますが、国内リートを含むものより上昇率は低いです。
3種類まとめてプロットしました。
青のラインがニッセイバランス(4資産均等型)です。この中では明らかに他に劣後しました。グラフだと違いが良く分かりますね。
スリム先進国株式に集中投資して平気ですか?
ボックス相場内にいる先進国株式に対して、複数の資産に分散投資しているバランスファンドは上昇傾向にあります。でも僕の場合、スリム先進国株式への集中投資の考えが乱れることはありません。高い変動率を許容でき、長期投資を前提にできるなら、バランスファンドに負けることはないからです。
次の比較はパワハラのようなものです。
緑のラインがスリム先進国株式、赤のラインがスリムバランスです。10%に迫る幅の乱高下に耐えられない人は、変動率(ボラティリティ)が低いバランスファンドが良いかも知れません。その代わり、長期で見ると株式100%のインデックスファンドにリターンで勝つことは困難です。