債券

【出口戦略】楽天全世界債券(ヘッジあり)は低評価で落選です

僕は債券不要論者で、リスク資産は株式100%で良いと考えています。そして複数の理由から、eMAXIS Slim先進国株式に集中投資しています。が、それを死ぬまで続けることはできないと分かっているので、債券について勉強中です。インデックス投資の出口戦略を探してです。

更新情報

参照しているデータを最新版に更新しました。

楽天全世界債券(ヘッジあり)

正式名称は「楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド」です。楽天全世界株式、楽天全米株式と同じ、楽天バンガードシリーズに属します。でも投信ブログでもほとんど話題にされることがなく、その存在にすら気付いていない人も多いと思われます。

ヘッジありしかないので、以降単に「楽天全世界債券」とだけ書きます。楽天全世界債券のベンチマークはブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合浮動調整インデックスです。楽天全世界債券の99%以上はバンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンドで構成されています。

そんなファンド知らない?不人気ですが楽天バランス3姉妹の債券部分はこれです。

先進国債券(ヘッジあり)インデックスとの違い

僕が候補に残した先進国債券(ヘッジあり)インデックスのベンチマークは「FTSE世界国債インデックス(除く日本 )」です。このベンチマークのヘッジありを採用している商品で、選択肢に残ったのはたわら先進国債券(ヘッジあり)でした。

楽天全世界債券の目論見書や月次レポートを見ても、国別投資比率は上位5カ国しか載っていませんでした。

国別投資比率比較表

日本を含むかどうかが大きな違いだと思われますが、それだけではないようです。

リターン比較

楽天全世界債券の設定日直後を避けた2019年3月1日から2020年9月18日までの、たわら先進国債券との比較です。

たわら先進国債券と楽天全世界債券のリターン比較グラフ

赤のラインがたわら先進国債券(ヘッジあり)、緑のラインが楽天全世界債券です。青のラインはリターン差で、たわら先進国債券(ヘッジあり)ー楽天全世界債券です。

そもそもベンチマークが異なるので、同じ土俵では比較できませんが、たわら先進国債券(ヘッジあり)の方がリターンが高いです。赤の矢印の位置で株価暴落が始まりました。この比較期間では、たわら先進国債券(ヘッジあり)の方が高パフォーマンスですね。

楽天全世界債券は高コスト

次は運用報告書から計算した運用コスト(トータルコスト)です。たわら先進国債券(ヘッジあり)と比較しています。

運用報告書から計算したトータルコスト表

楽天全世界債券は隠れコストが高いです。次は隠れコストの明細です。

隠れコストの明細表

債券ファンドの場合、売買委託手数料と有価証券取引税を記載しなくて良いそうです。そのため、多くの運用報告書ではそれらはゼロか"ー"になっています。楽天全世界債券とたわら先進国債券(ヘッジあり)もそうです。

隠れコストの大きな差は「その他」ですが、これは印刷費用です。僕は納得行かないですね。

不人気です

次は設定来の資金流出入額の累計の推移です。純資産総額は2.16億円しかありません。

設定来の資金流出入額の累計の推移グラフ

資金流入は続いていますが、その額が小さいです。

たわら先進国債券(ヘッジあり)もプロットすると厳しさが良く分かります。純資産総額は82億円です。

たわら先進国債券(ヘッジあり)もプロット

楽天全世界債券は明らかに人気の獲得に失敗しています。

結論:落選です

楽天全世界債券は高コストですし、現状投資する意味がほとんどない国内債券の比率が10%近くあります。印象悪いです。

そして、たわら先進国債券(ヘッジあり)とのリターン比較では、短い比較期間とは言え、たわら先進国債券の方が高パフォーマンスです。

その上、設定されてから1年半経過したのに純資産総額が2.16億円しかなく、明らかに不人気です。繰上償還リスクを考えると怖いですね。

よって落選確定です。

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