米国株式

もしiFree3倍レバレッジS&P500が設定されたら

iFreeシリーズには2倍ブル型商品があります。iFreeレバレッジS&P500、iFreeレバレッジNASDAQ100、iFreeレバレッジFANG+です。次はそれら3商品の設定来の資金流出入額の累計の推移です。

iFreeレバレッジS&P500、iFreeレバレッジNASDAQ100、iFreeレバレッジFANG+の設定来の資金流出入額の累計の推移グラフ

赤のラインがiFreeレバレッジS&P500、緑のラインがiFreeレバレッジNASDAQ100、青のラインが再後発のiFreeレバレッジFANG+です。最近のNASDAQ100の好調さゆえでしょう、iFreeレバレッジNASDAQ100が人気急上昇中ですが、FreeレバレッジS&P500は冴えません。

米国籍ETFでは、2倍ブル型より3倍ブル型の方が人気です。3倍ブル型ETFで最も有名なのは、S&P500種指数の日々の値動きの3倍を目指すSPXLでしょう。(TQQQやTECLを思い浮かべる人もいるだろうとは思いますが。)

もし、iFreeレバレッジS&P500の3倍版が設定されたら、そのリターンとリスクはどんなものなのか、推測してみました。この記事では仮に「iFree3倍レバレッジS&P500」と呼ぶことにします。

iFree3倍レバレッジS&P500

より現実に近い値動きが見たいので、SPXLのトータルリターン(配当金再投資、円換算後)と比較します。エンターテイメントに属する記事だと思って楽しんで頂ければ幸いです。

iFree S&P500とiFree3倍レバレッジS&P500のリターン比較

次はiFree S&P500の設定来の、iFree3倍レバレッジS&P500とのリターン比較です。2020年9月末までです。

iFree S&P500の設定来の、iFree3倍レバレッジS&P500とのリターン比較グラフ

iFree3倍レバレッジS&P500のリターンはヤバいです。緑のラインのiFree S&P500の値動きがおとなしく見えます。

乱高下が半端ないです。値上がり時には笑いが止まらないでしょうが、値下がり時には涙が止まらないかも知れません。この強烈な「下落」に耐えられる自信がない場合、3倍ブル型ETFに手を出してはいけません。

次は月次換算したリスクです。

iFree S&P500 とiFree NEXT SPXLの月次換算したリスクグラフ

単純にリスクが3倍になるわけではありませんが、とんでもなく高いことは確かです。

iFreeレバレッジS&P500とiFree3倍レバレッジS&P500のリターン比較

次はiiFreeレバレッジS&P500の設定来の、iFree3倍レバレッジS&P500とのリターン比較です。2020年9月末までです。

iiFreeレバレッジS&P500の設定来の、iFree3倍レバレッジS&P500とのリターン比較グラフ

iFree3倍レバレッジS&P500はコロナショックによる株価暴落でより大きく下落し、まだiFreeレバレッジS&P500に負けています。

でももっと長い期間で比較したいですよね。

SPUUトータルリターン

SPUUはSPXLの2倍ブル版です。iFreeレバレッジS&P500の代わりにSPUUトータルリターンを、iFree S&P500の代わりにVOOトータルリターンを使ってリターン比較をします。

次はiFreeレバレッジS&P500とSPUUトータルリターンの比較です。

iFreeレバレッジS&P500とSPUUトータルリターンの比較グラフ

差はありますが、似た値動きです。

過去6年間の比較

次はSPUUが設定されてからの、過去6年間の比較です。

過去6年間のリターン比較グラフ

赤のVOOトータルリターンの値動きがおとなしく見えます。2倍レバレッジの値動きも激しいですが、3倍レバレッジはとんでもないです。

次は2倍レバレッジと3倍レバレッジの比較です。

2倍レバレッジと3倍レバレッジのリターン比較グラフ

青のラインはリターン差で、3倍レバレッジー2倍レバレッジです。

この比較期間だと株価暴落時もほぼ3倍レバレッジの方が有利でした。が、比較期間を変えると印象が大きく変わります。

2017年年初から

次は2017年年初からの比較です。

2倍レバレッジと3倍レバレッジのリターン比較グラフ、2017年年初から

コロナショックによる株価暴落時は2倍レバレッジに負けてしまいますが、その後急速に回復しています。

結論:3倍レバレッジはリスク取り過ぎかな

当然ですが、3倍レバレッジは暴落時の下落率がとんでもないです。2倍レバレッジと比較した場合、比較期間、源資産の値動きにもよりますが、株価暴落時にリターン差の多くを吐き出していました。3倍レバレッジはリスク取り過ぎかな、というのが僕の印象です。

また、状況的にiFree3倍レバレッジS&P500は設定されない気がしています。あるとしても「S&P500 3倍ブル」みたいな感じでiFreeシリーズではなく、信託期間がたったの3年とかではないかと。

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