バランスファンド

農林中金日米6資産分散(資産形成)は高コストなのでおすすめしません

農林中金<パートナーズ>日米6資産分散(資産形成)は一般的ではない6資産に均等に投資するバランスファンドです。でも高コストだし、普通の6資産均等型にパフォーマンスで負けているので、僕はおすすめしません。

なお、商品名が長いので、ここでは「日米6資産分散(資産形成)」と略します。

日米6資産分散(資産形成)の組成

日米6資産分散(資産形成)の投資国は米国と日本、資産クラスは株式、債券、リートです。そして、全資産が円ヘッジされるという、風変わりな6資産均等型です。

日米6資産分散(資産形成)の組成の円グラフ

引用:目論見書

一般的な6資産均等型は次の6資産を16.6%ずつ混ぜたものを言います。円ヘッジされません。

  • 先進国株式
  • 国内株式
  • 先進国債券
  • 国内債券
  • 先進国リート
  • 国内リート

先進国を米国に変えてヘッジをかけたと言ってもいいですが、先進国より米国を嗜好する人が国内にも投資するのか?という気がします。もちろん、そういうニーズに応えるのも、重要な役割だと思います。

日米6資産分散(資産形成)はトータルコストが高い

次は運用報告書から計算したトータルコストです。

野村6資産均等バランスと日米6資産分散(資産形成)のトータルコスト比較表

日米6資産分散(資産形成)は税込み信託報酬が0.935%と、アクティブファンド並の高さです。隠れコストも相応に高いです。なお、円ヘッジコストは隠れコストには含まれません。

日米6資産分散(資産形成)はノーロードじゃない

今どき珍しいですが、日米6資産分散(資産形成)はノーロードではありません。購入時手数料が税込み1.1%かかります。時代に逆行しています。

野村6資産均等バランスと日米6資産分散(資産形成)のリターン比較

日米6資産分散(資産形成)の設定日直後を避けて、2018年4月2日から2020年1月24日までのリターン比較です。

野村6資産均等バランスと日米6資産分散(資産形成)のリターン比較グラフ

青のラインはリターン差で、野村6資産均等バランスー日米6資産分散(資産形成)です。プラス圏にいることが多いので、おおむね、野村6資産均等バランスの方がリターンが高いです。もちろん、この比較期間ではこうだったというだけで、将来どうなるかは分かりません。

でも、日米6資産分散(資産形成)が高コストであることを考えると、良い投資対象と思えません。

野村6資産均等バランスと日米6資産分散(資産形成)の売れ行き比較

設定来の総口数の推移です。純資産総額は野村6資産均等バランスが99.4億円、日米6資産分散(資産形成)が55.2億円です。

野村6資産均等バランスと日米6資産分散(資産形成)の総口数の推移グラフ

日米6資産分散(資産形成)の設定日の純資産総額は30億円ぴったりなので、これは運営側による初期投資なのかも知れません。そうだとすると、実質的な純資産総額は22.2億円になります。

グラフの総口数からは、設定日の純資産総額を除いてあります。高コストであることを考えると、良く売れています。おそらく、受益者は農林中央金庫と関係のある人がほとんどでしょう。そうでなくてこのファンドを買う機会はなかなかないと思うのですよ。何しろ扱っているのは農林中央金庫だけなのですから。

選択肢はたくさんあります

バランスファンドも含めて、インデックス投資の選択肢はたくさんあります。まずは、つみたてNISAから始めるのが良く、そうすると自動的に日米6資産分散(資産形成)は除外されます。つみたてNISAの要件を2つも満たしていないからです。

  • ノーロードであること。
  • 指定されたインデックスに連動すること。

「指定インデックス投資信託以外」で認定を受けるにはもっと厳しい要件があるので、それも無理です。つまり、つみたてNISA適合商品というだけで、厳選されていると言えます。(だからと言って、つみたてNISA認定なら何でもいいというわけでもないですが。)

大事なことは、ある程度勉強した上で、自分にあったものを選択できるようにすることです。最初からぴったりのを選ぶのは難しいので、数年試してみてから、ゴロっと変えるのも悪くないでしょう。どこかの営業マンに言われたままのものを買い、そのままにしておくのはやめた方がいいです。ボッタクられている可能性が高いからです。

ニッセイバランス(6資産均等)もおすすめしません

6資産均等型の選択肢に「ニッセイバランス(6資産均等)」も上がりますが、ニッセイバランス(6資産均等)は極度に売れていないので、おすすめしません。純資産総額は5.22億円しかありません。ニッセイ外国株式と同じ運用会社の商品とは思えない不人気ぶりです。

インデックスファンドを売れるようにするのは、僕らが想像する以上に難しいようです。

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