バランスファンド

4、6、8資産均等型バランスファンドの違いを教えて下さい

つみたてNISA適格のバランスファンドで圧倒的な人気を獲得しているのが、セゾングローバルバランスです。純資産総額第2位は世界経済インデックス、3位はスリムバランス(8資産均等型)です。

8資産均等型は人気の高い組成ですが、4資産均等型、6資産均等型も商品化されています。それらはどう違うのか、分かりやすく解説します。

前フリ

基本的なことは分かってるよって方は、ここまで飛ばして下さい。

4資産均等型

4資産均等型は次の4資産に25%ずつ投資します。

  • 国内株式、先進国株式
  • 国内債券、先進国債券

4資産均等型

引用:eMAXISバランス(4資産均等型)の目論見書

新興国には投資しませんが、株式と債券の比率は50:50の伝統的なものです。

6資産均等型

6資産均等型は次の6資産に16.7%ずつ投資します。

  • 国内株式、先進国株式
  • 国内債券、先進国債券
  • 国内リート、先進国リート

組成内容の円グラフ

引用:ニッセイバランス(6資産均等型)の目論見書

4資産均等型にリートを追加した組成です。新興国には投資したくないけど、リートには投資したいという人のニーズに応えるものですが、マイナーな組成で商品の選択肢が少いです。

8資産均等型

8資産均等型は次の8資産に12.5%ずつ投資します。

  • 国内株式、先進国株式、新興国株式
  • 国内債券、先進国債券、新興国債券
  • 国内リート、先進国リート

このピザみたいな図には不思議な魅力があります。

8資産均等型

引用:eMAXISバランス(8資産均等型)の目論見書

人気が高い組成で、商品の選択肢も豊富です。否定的な意見もありますが、8資産均等型がダメかどうかは自分で判断すればいいことです。

僕は、本当にダメなら9年以上安定した人気を維持できないと思っています。

リターン比較

4、6、8資産均等型のパフォーマンスの違いを見たいのですが、実際の商品だと比較期間を長く取れません。そこでeMAXISシリーズの基準価額データを使って合成したものを使います。

合成結果で大丈夫なの?

eMAXISシリーズの8商品の基準価額データを所定の比率で合成、毎月リバランスしたものを使います。複数の理由から、本物と同じにはなりませんが、それらしい結果が得られます。

次はeMAXISバランス(4資産均等型)と合成結果の比較です。2015年9月1日から2021年4月2日までです。

eMAXISバランス(4資産均等型)と合成結果のリターン比較グラフ

青のラインは本物ー合成結果です。悪くないですね。

次はeMAXISバランス(8資産均等型)と合成結果の比較です。2011年11月1日から2021年4月2日までです。

eMAXISバランス(8資産均等型)と合成結果のリターン比較グラフ

コロナショックによる株価暴落時に段差ができています。これはリバランスの振る舞いが本物と合成結果で異なるためだと思われます。この段差を除けば悪くないでしょう。

以下、比較期間は2011年11月1日から2021年4月2日までです。

4資産均等型と6資産均等型の比較

次は4資産均等型と6資産均等型の比較です。

4資産均等型と6資産均等型のリターン比較グラフ

赤のラインが6資産均等型、緑のラインが4資産均等型です。青のラインは6資産均等型ー4資産均等型です。

青のラインが右肩上がりの期間は、6資産均等型の方が高パフォーマンスです。この比較期間だと、6資産均等型の方が有利と言えますね。

6資産均等型と8資産均等型の比較

次は6資産均等型と8資産均等型の比較です。

6資産均等型と8資産均等型のリターン比較グラフ

赤のラインが6資産均等型、緑のラインが8資産均等型です。青のラインは6資産均等型ー8資産均等型です。

青のラインが右肩上がりの期間は、6資産均等型の方が高パフォーマンスです。2015年までは6資産均等型の方が有利でしたが、その後は互角です。

次は2015年年初からの比較です。

6資産均等型と8資産均等型のリターン比較グラフ、2015年年初から

互角ですね。

4資産均等型と8資産均等型の比較

次は4資産均等型と8資産均等型の比較です。

4資産均等型と8資産均等型のリターン比較グラフ

時期によって有利不利が変わりますが、この比較期間だと互角と言っていいでしょう。

商品の選択肢

4、6、8資産均等型の組成内容は大きく異なっているものの、2011年11月以降の比較だとパフォーマンスに大差はありませんでした。では現実の商品の選択肢はどうでしょうか。

4資産均等型

僕が把握している4資産均等型バランスファンドで、ニッセイバランス(4資産均等型)はトータルコストが最安ですし、もっとも売れています。気にする欠点もないので、4資産均等型に投資するなら、ニッセイバランス(4資産均等型)一択になります。

6資産均等型

6資産均等型バランスファンドで検討に値する商品はたった2本しかありません。ニッセイバランス(6資産均等型)と野村6資産均等バランスです。が、ニッセイバランス(6資産均等型)は不人気すぎて(繰上償還のリスクが高いため)おすすめできません。

野村6資産均等バランスは、積み立てでしか買えないことを除いて欠点が見当たりません。そのため、6資産均等型なら野村6資産均等バランス一択となります。

8資産均等型

人気の組成なので選択肢が豊富です。が、トータルコストと人気(=純資産総額)を考えると、特別な理由でもない限り、8資産均等型ならスリムバランス一択でいいです。

結論

  • 意外な気がしますが、2011年11月以降の比較だと4、6、8資産均等型のパフォーマンスに大差はありません。
  • 好みの組成があるなら、それを選択するのがいいでしょう。特定の時期に他の組成より不調であっても、買い持ちを続けることです。
  • どれが一番おすすめですか?と聞かれたら、僕は8資産均等型と答えます。
  • なお、僕が「一択です」とした商品で、iDeCo口座で取り扱いがあるのはスリムバランス(8資産均等型)だけです。

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