Googleの低評価にもめげずにブログを続けていると、毎年更新する記事だけどそのままだと重複記事となり、いわゆる「カニバリ」が起きてしまうことが普通に起こります。たとえばこのブログでは、つみたてNISAの一括投資をネタにした記事があり、クラスターコンテンツで2018年度、2019年度、2020年度・・・の結果がどうだったかについて言及しています。
ピラーコンテンツでは一括投資とつみたて投資で違いが生まれる仕組みを解説しており、各年度の結果がどうだったかをクラスターコンテンツに記載するトピッククラスターモデルを採用しています。このクラスターコンテンツがカニバリを起こさないようにするため、適切にcanonical指定を使います。
が、そのcanonical指定に間違いがあったのを発見したので修正しました。その様子を記事にしました。
内部リンクを可視化した結果
図の中心にあるのがピラーコンテンツです。周囲にあるのがクラスターコンテンツで、下半分が年度別の記事です。
2021年度と2020年度の記事に警告アイコンが付いています。
2020年度の記事を選択します。
次はリンク情報ウインドウの表示内容です。
次は指摘内容です。
正しいcanonical指定とは
このトピッククラスターモデルでは、年度別の記事のカニバリを防ぐために次のようにcanonical指定と内部リンクを使います。
- 2021年度の記事が年度別記事の最新版なので、古い年度の記事からcanonical指定します。
- (UI的にも好ましいので)ある程度前後の年度の記事への内部リンクを張ります。
canonical指定先の記事にcanonicalがあることを「canonicalの連鎖」と言い、SEO的に好ましくないとされています。
修正手順
問題は2021年度の記事に(最新版なのに)2020年度の記事へのcanonical指定が間違って残っていたことです。2021年度の記事を2020年度のものを複製した作成した時に起きたミスですね。
- 2021年度の記事を右クリックして「ブラウザーで開く」を選択します。
- 管理者でログインしているのでそのままWordPressで編集を始めます。
- 不要なcanonical指定を削除、記事を更新します。
- プラグインのキャッシュをクリアします。
- 上記変更内用をリンクマップに反映させるために表示を更新します。
次は修正後の内部リンクの様子です。
警告アイコンが消えました。
内部リンク可視化ツール
問題の発見、修正、確認には内部リンク可視化ツールである「Link Map Viewer」を使いました。僕が開発・販売しているツールなので手前味噌ですが、他のツールで同じことできますか?
Link Map ViewerはWindowsアプリです。サブスクリプション制で年間1,200円(税抜き)です。
無料で試せます。