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Funds-i TOPIXの運用コストと評価

Funds-i TOPIXは人気を獲得できないまま、超ローコスト化競争には参戦せず、このまま終焉を迎えそうです。少し先行したeMAXIS TOPIXと同率の信託報酬で設定されましたが、人気の差は明らかでした。

そしてニッセイTOPIXに代表される超ローコスト商品への世代交代が進みます。もうFunds-i TOPIXが売れるようになる時は来ないと思われます。

Funds-i TOPIX

2010年11月26日に税抜き信託報酬0.40%で設定されました。13ヶ月前に設定されたeMAXIS TOPIXと同率でした。以来、引き下げられていません。

Funds-i TOPIXは税抜き1.0%を上限に購入時手数料を設定可能ですが、これは金融機関を選べば無料です。また、つみたてNISA適格で、つみたてNISA口座ではもちろんノーロードです。解約時信託財産留保額はありません。

運用コスト

次は運用報告書から計算した運用コスト(トータルコスト)です。

運用報告書から計算したトータルコスト表

隠れコストは小さく、支配的なのは信託報酬です。

リターン比較

ニッセイTOPIXとの比較

次はニッセイTOPIXの設定直後を避けた2015年5月15日から2021年4月30日までの、Funds-i TOPIXとのリターン比較です。

ニッセイTOPIXとFunds-i TOPIXのリターン比較グラフ

青のラインはリターン差で、ニッセイTOPIXーFunds-i TOPIXす。ニッセイTOPIXの方が低コストなので、青のラインは右肩上がりの直線になります。そして、複利効果で弓なりに曲がっています。なお、コロナショックによる株価暴落時に凹んでいるのは正常です。

eMAXIS TOPIXとの比較

次はFunds-i TOPIXの設定直後を避けた2010年12月10日から2021年4月30日までの、Funds-i TOPIXとのリターン比較です。

eMAXIS TOPIXとFunds-i TOPIXのリターン比較グラフ

青のラインはeMAXIS TOPIXーFunds-i TOPIXです。運用報告書から計算したトータルコストはほぼ同じなので、青のラインはフラットに近くなるのが期待値です。でも少し差ができた時期がありましたね。そういうこともあるでしょう。

売れ行きは

次は設定来の資金流出入額の累計の推移です。純資産総額は33億円です。

設定来の資金流出入額の累計の推移グラフ

もうすっかり高コスト商品になっていますが、まだ買われていることに驚いてしまいます。でも純資産総額はTOPIX連動インデックスにしては少ないです。

次はeMAXIS TOPIXとニッセイTOPIXもプロットしたものです。

eMAXIS TOPIXとニッセイTOPIXもプロットしたグラフ

緑のラインがeMAXIS TOPIX、青のラインがニッセイTOPIXです。結局Funds-i TOPIXは満足に売れることなく、もうこれ以上注目されることもないままになりそうです。

信託報酬はeMAXIS TOPIXと同じだったのに、これだけ人気に差が出たのには、古くからインデックス投資をしている人にしか分からない、歴史的な背景があったのかも知れません。

評価:買う価値ありません

現在、Funds-i TOPIXをネット証券で買うというのは想像しにくいので、おそらく金融機関の窓口が主な販売ルートだと思います。もし受益者にコスト意識があるなら、Funds-i TOPIXを買う価値はありません。ネット証券じゃなくて金融機関の窓口で買いたいのなら、せめて、つみたて日本株式(TOPIX)が買えるところを探すのがいいです。

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