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つみたてNISA適格商品で暴落からの回復が速いランキング

2020年2月21日に始まった株価暴落で、資産クラスによりますが、基準価額は最大3割以上下落しました。が、3月24日あたりで底を打ち、現在回復途上にあります。そのまま上昇するのか、2番底を探る展開になるのかは、未来になってみないと分かりません。著名なアナリストや、怪しい人がいろんな予想を述べますが、今回の暴落を言い当てられなかった人の言葉に価値を見出す気にはなれません。

ランキングの決め方

対象ファンドはつみたてNISA適格商品で、僕が監視対象にしているものです。有名なものは全部入っています。

ランキングは4月24日の、最高値からの下落率の小さい順です。最高値からの最大下落率の小さい順の順位も併記しています。

表の見方

次はスリムバランス(8資産均等型)の最近の基準価額の推移です。株価暴落で大きく下落しましたが、その後いくらか戻しています。

スリムバランス(8資産均等型)の最近の基準価額の推移グラフ

スリムバランス(8資産均等型)の最大下落率は26.08%で、現在の下落率は17.42%です。

スリムバランス(8資産均等型)の表の見方

現在の下落率は小さいものから49位です。最大下落率の小さいものから51位です。

1位から40位まで

1位から40位まで

最大下落率が小さいものが回復が速い傾向にあります。これはごく自然なことです。上位は債券比率の高いバランスファンドが占めています。最大下落率が低いバランスファンドは回復も速いので、暴落に慣れていない人にとっては精神的負担が少なくて良い、という見方もできるでしょう。

上から眺めると、安定型、債券重視型の後に、均等型、標準型が続きます。当然ですよね。

41位から80位まで

41位から80位まで

バランスファンドであっても債券比率が低かったり、今回の暴落で大きく下落したリートを含んだものは、最大下落率が大きく、回復も遅めです。

81位から120位まで

81位から120位まで

3割以上下落し、まだ2割以上下落したまま、というのがザラにあります。底を打ってから大きく戻した印象を持っている人が多いと思いますが、現実はそうではないですね。

121位から138位まで

121位から138位まで

新興国株式が並んでいます。大きく下落したので、回復が遅いのは無理もないことです。

近年、新興国株式は低調でしたが、今回の株価下落でさらにつらい期間が伸びそうです。新興国株式に投資している人は一層の忍耐が要求されますね。

次は最下位になったiFree新興国株式の基準価額の推移です。

iFree新興国株式の基準価額の推移グラフ

元気がないですね。

上昇率が生む錯覚

良く、S&P500は何月何日に最高値から何%下落した後、何%上昇した、というような表現を目にすると思います。この場合、上昇の表現で用いられるのは、底値からの「上昇率」です。ここで人間はある錯覚に囚われます。

次はスリム米国株式(S&P500)の最大下落率、底値からの上昇率を図にしたものです。

スリム米国株式(S&P500)の最大下落率、底値からの上昇率を図にしたもの

最大下落率は34.4%です。その底値から現在21.9%上昇(回復)しています。もう半分以上戻したような気分になりますよね。でもそうではありません。まだ最高値から20.1%下落した水準なのです。

半分戻すというのは、正しくは最高値から17.2%の水準まで上昇することで、それには底値から26.3%の上昇が必要です。

おそらく100人中99人はこの数字のトリックに引っかかっていると思います。(メディアの表現の仕方もまずいと、僕は思っています。)

待っていれば回復します、多分

登場した商品はつみたてNISA適格ですから、まあ待っていれば回復するでしょう。時間がかかったとしても、慌てないことです。それに株価暴落はまだ始まったばかりで、これから長い低迷期間を経験することになるかも知れません。でも我慢してガチホすることです。20年の非課税期間が満了する頃にはきっと大きなリターンが得られるはずです。途中で売却してしまったら、せっかくの非課税期間を(最大限に)活かせなくなってしまいます。

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