国内株式

アクティブ元年・日本株ファンドに見る厳しい現実

アクティブ元年・日本株ファンドは2019年2月5日に設定された、国内株式に投資するアクティブファンドです。三井住友DSアセットマネジメント専売商品です。ほとんど話題にされることがないので、そんなの聞いたことがないって人が多いと思います。

税込み信託報酬は1.078%です。パフォーマンスは良かったのですが、残念ながら売れていません。少しぐらいパフォーマンスが良い程度では、人気を獲得するのは困難です。

ひふみプラスとスリムTOPIXのリターン比較

次は日本を代表するアクティブファンドである、ひふみプラスとスリムTOPIXのリターン比較です。アクティブ元年・日本株ファンドの設定日直後を避けた、2019年2月25日から2020年4月10日までです。

ひふみプラスとスリムTOPIXのリターン比較グラフ

この比較期間だと、ひふみプラスはスリムTOPIXに負けている時期もありました。株価暴落開始後は下落率がスリムTOPIXより小さいです。でも総じて、直近1年程度のひふみプラスのパフォーマンスに満足している受益者はまずいないと思います。

アクティブ元年・日本株ファンドとスリムTOPIXのリターン比較

次はアクティブ元年・日本株ファンドとスリムTOPIXのリターン比較です。もちろんアクティブ元年・日本株ファンドにベンチマークなどありませんが、参考指数がTOPIXなので、この比較は無茶ではありません。

アクティブ元年・日本株ファンドとスリムTOPIXのリターン比較グラフ

この比較期間だと、アクティブ元年・日本株ファンドのパフォーマンスの良さが目立ちます。株価暴落で差が小さくなりましたが、それでも高い信託報酬を払っているだけのことはあります。

最高値からの下落率はスリムTOPIXがマイナス29.1%なのに対し、アクティブ元年・日本株ファンドはマイナス34.4%です。でも株価暴落開始前に差を広げていたので、4月10日の時点で8%ポイント以上、アクティブ元年・日本株ファンドの方が良いです。

アクティブ元年・日本株ファンドとひふみプラスのリターン比較

次はアクティブ元年・日本株ファンドとひふみプラスのリターン比較グラフです。

アクティブ元年・日本株ファンドとひふみプラスのリターン比較グラフ

株価暴落開始前はアクティブ元年・日本株ファンドの圧勝でしたが、株価暴落により差がなくなってしまいました。これからどうなるかは、ファンドマネージャーの実力と運次第です。

売れていません

次はアクティブ元年・日本株ファンドの設定来の総口数の推移です。純資産総額は3.74億円です。

徐々に増えてきてはいるものの、そしてもっと売れていないファンドは掃いて捨てるほどあるものの、これだと鳴かず飛ばずになってしまいますね。

人気の獲得は難しい

一時期、飛ぶ鳥を落とす勢いだった「ひふみ」が急激に売れ始めたのは、テレビ東京の番組であるカンブリア宮殿で紹介されてからです。次はひふみプラスの設定来の総口数の推移です。

ひふみプラスの設定来の総口数の推移グラフ

青の矢印の位置以降が「カンブリア宮殿後」になります。でも絶頂期は1年しか続きませんでした。2018年年初の株価調整後はパフォーマンスが凡庸で、そうなると当時に売れ行きが鈍くなりました。

アクティブ元年・日本株ファンドがひふみのような成功を狙っているかどうかは分かりませんが、このような高い人気を(一時的であれ)獲得するのは難しいです。少しぐらいパフォーマンスが高いだけではダメなのです。厳しいですが、これが現実です。

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