インデックス投資

どれぐらい前から積立投資していたら今回の暴落でも含み益なのですか?【前編】

今回の暴落では最高値から軽く2割、3割下落したので、現在含み損になっている人はたくさんいるはずです。ところが、古くからインデックス投資を始め、かつ、生き残っている(=市場から退場していない)人の中には、まだ余裕でプラスだと主張する方もいます。

次はeMAXIS先進国株式の積立シミュレーションです。2010年から毎月初積立投資を継続していた場合、2020年3月31日でも利益率は48%もあります。

eMAXIS先進国株式の積立シミュレーション結果のグラフ、2010年から

同じeMAXIS先進国株式でも、2016年からの積立投資をしていた場合は、マイナス1.8%です。

eMAXIS先進国株式の積立シミュレーション結果のグラフ、2016年から

でもこの方法だと、どれぐらい前から積立投資していたら今でも利益率がプラスなのか、を調べるのが大変です。そこで専用プログラムを作って調べました。

シミュレーション方法

  • ある年の1月から、毎月初に積立投資を行います。
  • 2020年3月31日の、税引前利益率をグラフにプロットします。
  • 1ヶ月ずつ積立開始月をずらし、2019年4月まで続けます。
  • いつから積立投資を開始していたら、含み損にならないかの年月を、ここでは「損益分岐点」と表現します。

eMAXIS先進国株式

eMAXIS先進国株式のシミュレーション結果

損益分岐点は2014年11月です。

eMAXIS TOPIX

eMAXIS TOPIXのシミュレーション結果

損益分岐点は2013年12月です。

eMAXIS日経225

eMAXIS日経225のシミュレーション結果

損益分岐点は2014年12月です。

eMAXIS全世界株式

名前は全世界株式ですが、いわゆる「除く日本」です。

eMAXIS全世界株式のシミュレーション結果

損益分岐点は2014年5月です。

日興インデックスファンド海外新興国株式

eMAXIS新興国株式では設定来、積立投資をしていてもプラスになれませんでした。次はもう少し古くから運用されている、日興インデックスファンド海外新興国株式での結果です。

日興インデックスファンド海外新興国株式のシミュレーション結果

損益分岐点は2009年10月です。新興国株式の現状の悲惨さが良く分かります。

eMAXIS先進国債券

eMAXIS先進国債券のシミュレーション結果

1年以上前から積立投資していたら、プラスでした。

eMAXIS新興国債券

eMAXIS新興国債券のシミュレーション結果

2011年から積立投資していてもマイナスでした。がっかりですね。

eMAXIS国内債券

eMAXIS国内債券のシミュレーション結果

損益分岐点は2018年2月です。マイナスと言ってもせいぜい1%ですが、そもそも大きな利益が望めない資産クラスなので、評価は微妙です。

eMAXIS先進国リート

eMAXIS先進国リートのシミュレーション結果

損益分岐点は2012年3月です。

eMAXIS国内リート

eMAXIS国内リートのシミュレーション結果

損益分岐点は2014年2月です。

eMAXISバランス(8資産均等型)

eMAXISバランス(8資産均等型)のシミュレーション結果

損益分岐点は2013年9月です。

資産クラスによりバラバラです

当然ですが、資産クラスによって大きく差が出ました。でも、2010年頃から積立投資を開始していないとマイナスということでもありません。

暴落は不定期に起こります。今の暴落を乗り越えて積立投資を継続できれば、次の暴落時には余裕かも知れません。未来は誰にも分かりませんが、投資期間が長くなればなるほど、そうなる確率は高まると言っても、怒られないでしょう。

後編では、運用期間の長い、気になるファンドについて調べます。

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