インデックス投資

iシェアーズコアJリート(1476)の運用コストと評価

現在では東証REIT指数に連動するインデックスファンドもローコスト化が進みましたが、ETFが好きな人には魅力的な選択肢があります。iシェアーズコアJリート(1476)です。税抜き信託報酬は0.16%と、スリム国内リートより安いです。

ではスリム国内リートとどちらが有利でしょうか。

更新情報

寝ぼけていて分配金への二重課税がどうのと書いてしまっていたのを修正しています。

iシェアーズコアJリート(1476)

ブラックロックが運用しているiシェアーズコアJリート(1476)は、東証REIT指数に連動する国内籍ETFです。

  • 設定されたのは2015年10月20日。
  • 信託報酬は税抜き0.16%。(スリム国内リートより0.01%ポイント安いです。)
  • 売買単位が1株なので、ざっくり2,100円の倍数で買えます。
  • 楽天証券なら売買手数料は無料です。
  • 年4回、分配金が出ます。

なお、iシェアーズ国内リートは、S&P J-REIT指数に連動します。

運用コスト

iシェアーズコアJリートは、信託報酬以外に次の費用がかかります。

信託報酬以外にかかる費用

引用:目論見書

これら信託報酬以外の費用がいくらなのかは、運用報告書に記載された費用明細から計算できます。ところが、iシェアーズコアJリートはETFゆえに運用報告書を作成しません。決算書を見ても僕にはこれらの費用を計算することができません。(正しい計算方法が分かりません。)

スリム国内リートとのリターン比較

次はスリム国内リートの設定直後を避けた、2019年11月15日から2021年4月16日までの、iシェアーズコアJリートとの比較です。

スリム国内リートとiシェアーズコアJリートのリターン比較グラフ

赤のラインがスリム国内リート、緑のラインがiシェアーズコアJリートです。青のラインはリターン差で、スリム国内リートーiシェアーズコアJリートです。

青のラインが階段状になっているのは、iシェアーズコアJリートが年4回分配金を出すことで基準価額が下がるためです。階段状になっているところを無視すると、青のラインの傾向は後になるほど右肩上がりです。これは複利効果によるもので、期待通りです。

iシェアーズコアJリートの運用コストがスリム国内リートと比べてどうかを推測するためには、iシェアーズコアJリートが分配金を出していない期間を比較する必要があります。

次は2020年5月11日から8月7日を切り出したものです。

2020年5月11日から8月7日を切り出したグラフ

青のラインはほぼフラットです。

次は2020年8月11日から11月6日を切り出したものです。

2020年8月11日から11月6日を切り出したグラフ

青のラインはほぼフラットです。

次は2020年11月9日から2021年2月8日を切り出したものです。

2020年11月9日から2021年2月8日を切り出したグラフ

青のラインは真っ平らです。

これらの比較結果から、iシェアーズコアJリートの運用コスト(トータルコスト)は、スリム国内リートと変わらないと推測できます。

分配金利率

次はiシェアーズコアJリートの分配金利率(税引前)の推移です。

iシェアーズコアJリートの分配金利率(税引前)の推移グラフ

年4回分配されるので、年率換算すると3%程度になります。

スリム国内リートとどちらが有利か

トータルコストはスリム国内リートとほぼ同じと推測されます。では、スリム国内リートとiシェアーズコアJリートではどちらが有利でしょうか。

  • スリム国内リートとETFの運用コストが同じなので、分配金を100%再投資できる場合であっても、分配金の再投資効率はスリム国内リートの方がいいです。
  • 分配金を再投資しないで消費してしまう(他の目的に使う)場合、iシェアーズコアJリートは悪い選択肢ではありません。
  • ETF特有のメリットを活かせる人にとって、iシェアーズコアJリートは良い選択肢になります。ETFに興味がない場合は、スリム国内リート一択です。

売れ行きは

次は設定来の資金流出入額の累計の推移です。純資産総額は3,151億円です。東証REIT指数連動インデックスファンドとはひと桁違います。

設定来の資金流出入額の累計の推移グラフ

流動性も高く(出来高が大きい)、安心して取引できます。

評価:ETFが好きな人には良い選択肢です

運用コストはスリム国内リートと変わらないはずです。そして次のような人には良い選択肢です。

  • 投資信託よりETFが好みである。
  • ETFのデメリットを分かった上で、メリットを活かしたい。
  • 分配金を再投資して資産形成するのもいいけど、他の目的に使ってしまうのもいいと思っている。

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