国内株式

i-SMT TOPIXの運用コストと評価

ローコストインデックスファンドの黎明期に、三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用するSMTシリーズが果たした役割は大きかったです。その後2017年頃からローコスト化競争が激しくなり、廉価版として登場したのがi-SMTシリーズでした。eMAXISシリーズとスリムシリーズの関係にそっくりです。

でもライバルが多く、本気を出さないと人気を獲得するのは困難です。

i-SMT TOPIX

2018年1月12日に税抜き信託報酬0.170%で設定されました。当時の最安水準は0.159%でしたので、インパクトはありませんでした。以来、信託報酬は引き下げられていません。

i-SMT TOPIXはSMT TOPIXインデックス・オープンの廉価版で、マザーファンドは同じです。

i-SMT TOPIXは、つみたてNISA適格です。

運用コスト

次は運用報告書から計算した運用コスト(トータルコスト)です。スリム国内株式(TOPIX)と比較しています。

運用報告書から計算したトータルコスト表

i-SMT TOPIXの隠れコストはスリム国内株式(TOPIX)と同水準です。

スリム国内株式(TOPIX)とのリターン比較

次はi-SMT TOPIXの設定直後を避けた2018年2月1日から2021年4月30日までの、スリム国内株式(TOPIX)とのリターン比較です。

スリム国内株式(TOPIX)とi-SMT TOPIXのリターン比較グラフ

青のラインはリターン差で、スリム国内株式(TOPIX)ーi-SMT TOPIXです。期待通り右肩上がりで推移しています。

スリム国内株式(TOPIX)が信託報酬を0.14%に引き下げてから、リターン差が顕著になりました。

超絶不人気です

次は設定来の資金流出入額の累計の推移です。純資産総額は0.98億円しかありません。これは厳しいですね。

設定来の資金流出入額の累計の推移グラフ

大きなトゲがありますが、これは7,000万円ほど大人買いをし、1週間後にそのほとんどを売却した人がいたためです。

i-SMT TOPIXを扱っているのは主なネット証券と、SMBC日興証券だけです。それでは売れなくてもしょうがないですよね。

評価:おすすめしません

運用コスト、純資産総額(人気)を考慮すると、ニッセイTOPIXかスリム国内株式(TOPIX)の二択がいいです。i-SMT TOPIXを選択する経済的合理性はありません。

つみたてNISA適格ではあっても、ここまで不人気だと繰上償還コースです。不人気過ぎる商品は避けた方が懸命です。

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