年金・iDeCo

付加保険料納付時の確定拠出年金(iDeCo)の最大拠出額は67,000円ではない?

国民年金の付加保険料は2年で元が取れ、その後は長生きすればするほど得する制度で超おすすめです。保険料は月額400円です。

この付加保険料を納めていると、確定拠出年金(iDeCo)の最大拠出可能額が68,000円ではなく、67,000円に下がります。

理由は2つあります。

  • iDeCoの最大拠出可能額は、国民年金基金の掛金及び付加保険料を含めて月額68,000円です。
  • 拠出額は1,000円単位です。

読者のあーたんさんから教えてもらったのですが、67,000円に切り下げられたことで拠出できない600円は捨てられているわけではなく、あとでまとめて拠出することができるそうです。それは知りませんでした。

iDeCoの年単位拠出

iDeCoはもともとは毎月同額を拠出する仕様でしたが、2018年1月から、年単位拠出が可能になりました。

  • 年間の拠出可能額の上限を超えない範囲、かつ、毎月の拠出可能額の累積を追い越さない範囲で、1から12回の任意の回数で拠出できます。
  • 前もって拠出計画を紙で提出しておく必要があります。
  • 拠出計画の変更は年1回までです。

次は申請書からの抜粋です。

月別掛金額変更申請書

引用:イデコ公式サイト

たとえば国民年金の第1号被保険者で国民年金基金未加入、付加保険料も納めていない場合、拠出可能額の上限は68,000円です。毎月68,000円で積み上げた金額を追い越さない範囲であれば、たとえば隔月に倍の136,000円を拠出できます。年度の最後に12ヶ月分まとめて拠出することもできます。

切り捨てられた600円は実は捨てられていない?

付加保険料を納めると拠出可能額が400円減り、1,000円単位でしか拠出できないので67,000円が拠出可能額の上限となりますが、差額600円は捨てられたわけではなく、拠出可能額としては生きている、というお話でした。つまり、年間の最大拠出可能額はこうなります。

67,600円×12ヶ月=811,000円(端数切捨て)

よって、簡単な算数により、次のような変則的な拠出が可能であると思われます。

端数の累積を考慮した拠出計画

これ、これまで説明してきたルールの範囲内なんです。ではこの拠出の仕方は本当にできるでしょうか。5大ネット証券に電話で問い合わせてみました。質問は2つです。

  1. 年間の最大拠出額が811,000円という理解は正しいですか?
  2. 表のような変則的な拠出の仕方は可能ですか?

統一されていなかった回答

5大ネット証券とはSBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券です。

質問1は5社とも「正しい」でした。よって、12月にまとめて811,000円を拠出可能なのは、5社共通の認識です。

が、質問2の回答はバラけました。担当者の理解不足があるかも知れないので、実際に通用するかどうかは申請書を出してみるまで分からない、と思ってください。以下は、あくまで僕が問い合わせた結果です。

SBI証券

変則的な拠出はできません。が、12月の拠出分に端数の累積した金額を1,000円単位で追加することはできます。

楽天証券

変則的な拠出、できます。

はっきりと断言されていました。

マネックス証券

変則的な拠出、できます。

迷うことなく即答されました。

松井証券

変則的な拠出はできません。

え、できないんですか?できるとされているネット証券さんもあるんですけど、と再度確認をお願いし、数時間後に折り返してもらいましたが、回答は同じでした。

その変則的な拠出は松井証券ではできません。

auカブコム証券

変則的な拠出、できます。

迷うことなく即答されました。

試してみてもいいかも知れません

国民年金の第1号被保険者で、付加保険料を納めているから67,000円が上限なんだよな、端数が残念だなって思っている方は、利用している金融機関に問い合わせるとか、いきなり年単位拠出の申請書を送付するなりしてもいいかも知れません。失うものはありませんからね。うまく行けば、端数を復活させられます。年間で7,000円、拠出額を増やせます。大したこと無いと思われるかも知れませんが、iDeCoが求める長期投資の効果を考えると、悪い話ではないでしょう。一度申請書を提出してしまえばいいだけですし。

国民年金基金とiDeCoを併用されている方も、同じ理屈で端数が発生しますから、以下同文です。

このネタは超マニアックですが、人によってはおいしい情報だと思います。あーたんさんに感謝です。

楽天証券は変則的な拠出OK

あーたんさんによると、楽天証券に提出した変則的な拠出計画は受理されたそうです。

おすすめの関連記事

-年金・iDeCo

© 2020 河童のインデックス投資 Powered by STINGER