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ひふみワールドのパフォーマンスが低いのは現金比率が高いからですか?

ひふみワールドは税込み信託報酬が1.628%という、目玉が飛び出しそうな超高コスト商品です。最近の超ローコスト投信の10倍以上もします。が、ひふみ投信の過去の高パフォーマンスの再現を期待してか、売れています。アクティブファンドに否定的な立場の僕には不思議な光景に映ります。

ベンチマークはありませんが、非公式にはMSCI ACWI除く日本が参考ベンチマークではないかと言われています。スリム全世界株式(除く日本)のベンチマークですね。ならばそれとリターン比較をしても(信者から)お叱りを受けないと思われますが、その結果が示すのは「現状買う価値を感じない」です。

ひふみワールド

2019年10月8日に設定されました。税込み信託報酬は今どき超強気の1.628%です。最近の超ローコスト投信の10倍以上という高額報酬です。それでも売れると判断したのでしょう。

ベンチマークはありませんが、非公式にはMSCI ACWI ex Japanが参考ベンチマークではないかと言われています。スリム全世界株式(除く日本)のベンチマークですね。

ひふみワールドとスリム全世界株式(除く日本)のリターン比較

次はひふみワールドの設定日直後を避けた2019年10月15日からの、スリム全世界株式(除く日本)とのリターン比較です。右端は2020年2月14日です。

ひふみワールドとスリム全世界株式(除く日本)のリターン比較グラフ

赤のラインがスリム全世界株式(除く日本)、緑のラインがひふみワールドです。青のラインはリターン差で、スリム全世界株式(除く日本)ーひふみワールドです。

スリム全世界株式(除く日本)に負けています。4ヶ月で5%ポイントを超える差が付いています。

ひふみワールドとスリム全世界株式(オール・カントリー)のリターン比較

比較対象をスリム全世界株式(オール・カントリー)にしました。

ひふみワールドとスリム全世界株式(オール・カントリー)のリターン比較グラフ

青のラインはスリム全世界株式(オール・カントリー)ーひふみワールドです。除く日本とオール・カントリーのパフォーマンス差はわずかなので、この結果は当然です。

日本を含むかどうかの違いがありますが、全世界の株式に投資してリターンを得るのに、現状だと超高コストなひふみワールドを選択する価値があるようには思えません。

ひふみワールドのパフォーマンスが低いのは現金比率が高いから?

ひふみワールドは設定来、高い現金比率を維持しています。次は月次報告書にある数値を抜き出したものです。

ひふみワールドの現金比率一覧表

現金はほとんど利益を生み出しませんから、強気相場で現金比率が高いと機会損失になります。おそらく安くなった銘柄を買い増しするために現金比率を高めにしているのだと思われますが、税込み信託報酬が1.628%もするのだからそれに見合った成果を出して欲しいと、受益者は思うのではないでしょうか。今後、パフォーマンスは改善され、高い信託報酬を払うだけのリターンをもたらしてくれるでしょうか。

スリム全世界株式(除く日本)80%+現金20%との比較

次はスリム全世界株式(除く日本)と現金を80:20で合成したものとのリターン比較です。合成結果は毎日リバランスした理想的なものです。

スリム全世界株式(除く日本)と現金を80:20で合成したものとのリターン比較グラフ

それでもまだ、ひふみワールドは負けています。これならインデックスファンドで十分に思えてしまいます。

売れ行きは

純資産総額は112億円もあります。事前募集をしていて、設定日の純資産総額は51.28億円でした。全額が受益者による投資かどうかは分かりません。設定後1ヶ月で19億円程度増やしているので、人気は高いです。でも圧倒的ではありません。

  • 楽天全米株式は直近の1年間で月平均31億円ほど純資産総額を増やしました。
  • スリム先進国株式は直近の1年間で月平均33億円ほど純資産総額を増やしました。

これらの人気商品ほどではありませんでした。でも凄いですね。税込み信託報酬が1.628%もするアクティブファンドですからね。相応の高いパフォーマンスを期待してのことでしょう。

次は設定来の総口数の推移です。

設定来の総口数の推移グラフ

ほぼ一定のペースで増加しています。超高コストなアクティブファンドであることを考えると、よく売れていると思います。

まとめ:ひふみワールドのパフォーマンスが低いのは現金比率が高いからだけじゃない

信託報酬がものすごく高いことを承知の上で、ひふみワールドの将来に期待して投資している人が、期待通りの高いリターンを手にできるかどうかは、未来にならないと分かりません。でも現状のパフォーマンスはインデックスファンドに負けており、それは現金比率が高いからだけではないようです。

でも、僕がどう評価しようがひふみワールドに投資している人の信念が揺らぐことはないでしょうし、もうじきやって来るかも知れない暴落時にも狼狽売りすることなどなく、ガチホと積立投資を継続することでしょう。

宗派の違い?

僕は、過去にアクティブファンドを買っていたこともありますが、今ではすっかりインデックス投資家です。アクティブファンドを買うことは、もう二度とありません。僕にとって、高い信託報酬を払う代わりにファンドマネージャーの能力と運に頼って、インデックスファンドより高いリターンを期待するというのは、割に合わない選択肢なのです。

アクティブファンドを支持するグループとそうでないグループの存在は、僕にはとても奇妙に思えます。自分のお金を投じるわけですから好きにすればよく、他人にとやかく言われる筋合いなどないわけですが。

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