国内リートインデックスは2019年10月までは絶好調でした。その後乱高下を繰り返していたのですが、今回の暴落でひどいことになっています。
次はeMAXIS国内リートの2018年年初からの、リターンの推移です。右端は3月27日です。
今回の暴落で急落後、大きく戻しています。
次は最高値からの下落率をプロットしたものです。
最大下落率は48.9%です。大きく戻して、やっと株式インデックスファンド程度です。
受益者の行動
国内リートインデックスの受益者は、暴落前から、長期投資家目線では好ましくない行動を取っていたことが分かっています。それが、幅広い商品で見られたのが特異と言えます。
今回、さらに暴落したわけですが、受益者はどういう行動を取ったか確認しました。グラフはどれも、2019年年初からの総口数の推移で、左端の総口数をゼロにしています。
eMAXIS国内リート
基準価額が下がれば売り、上がれば買うという好ましくない行動をしています。
One DC国内リート
これも似たような動きをしています。
Smart-i Jリート
買い戻しが弱いです。
SMT J-REITインデックス・オープン
これは、それほど動きが顕著ではないです。
たわら国内リート
かつての「買い」の勢いはないですね。
ニッセイJリート
大きく売られています。買い戻しは少ないです。
三井住友DC日本リートインデックス
買いの勢いはなくなりましたが、現状維持で、大きくは減っていないです。
君たちは長期投資家じゃないのか?
強気相場なら誰もが利益を上げることができますが、売却しなければ単なる含み益であり、口座にある数字に過ぎません。前からそうですが、国内リートインデックスの受益者は、根性がないのか、短期で利益を上げたいと思っているのか、とても長期投資家とは思えない行動をしています。もちろん全員ではないでしょうけども。
買い持ちできないと、結局は損して終わると思いますよ。