三菱UFJ国際投信はスリムシリーズの7商品がFund of the Year 2018で受賞した(20位内に入った)ことをWebでアピールしています。これは一部の投信ブロガーという必ずしも受益者を代表していない人たちの投票結果に過ぎないわけですが、それでも上位にランクインするのは簡単なことではないので、一般人に向けてその結果を宣伝するのは自然なことです。
引用:三菱UFJ国際投信
ニッセイアセットマネジメントもニッセイ外国株式の受賞をアピールしています。
でもこのFund of the Year 2018の順位って、どれほど差があるものなのでしょうか。確認しました。
得票数順
有効総投票者数は241名、有効総ポイントは1,188でした。一人最大5ポイント(票)を任意の投信に投票できました。次は得票数順(=受賞順)の一覧です。
円グラフです。順位が下がると急激に差が少なくなります。また、圏外票の割合の大きさに驚きます。
僕の感想は、そもそも投票者数が少ないのに対象となりうる投信がたくさんあるため、順位付けできるのはせいぜい10位までではないだろうか、です。そうは言ってもせっかくの投票結果ですから誰しも20位ぐらいまでの順位は知りたいところでしょう。
総投票者数順
圏外を除いて各投信に何名が投票したかも公開されています。次はその総投票者数順で並べたものです。上位6位までに順位の変動はありません。
円グラフです。
何か新しい発見があるかと期待したのですが、ありませんでした。
243ブログを全て閲覧
こちらにFund of the Year 2018に投票・参加したブログ一覧が公開されています。全部で243ありますが、不思議なことに有効投票者数は241名とあります。実はFOYの投票しかしていないブログはないだろうかと気になったので、243ブログを全部閲覧しました。
前記ページにはリンクが貼られていませんが、URLをいちいちブラウザにコピペする気になれなかったので、簡単なプログラムを書いて下キーを押すだけで243ブログを順に表示できるようにしました。(Windowsデスクトップアプリケーションを仕事で開発している人には難しいことではありません。)
閉鎖されていたブログは2つでした。まあ十分あり得るでしょう。
ちょっとどうかなと思ったのは、FOYの投票を除くとほぼ活動がない投信ブログが4つあったことです。そのうちの2つはFOYの運営側で無効票にされたのかも知れません。
それら4つのブログの状態について触れますが、URLは載せません。
ブログA
- 2018年の記事はFOYに投票しましたの1記事のみ。
- 2019年の記事はなし。
- 2017年の記事はFOYに投票しましたともうひとつの合計2記事のみ。
- 2016年の記事数は14。
ブログB
- 2018年の記事はFOYに投票しましたの1記事のみ。
- 2019年の記事はなし。
- 2017年はそこそこ更新ありました。
ブログC
- 2018年の記事はFOYに投票しましたを含めて合計2記事のみ。
- 2019年の記事はなし。
- 2017年はそこそこ更新ありました。
ブログD
- 2018年の記事はFOYに投票しましたの1記事のみ。
- 2019年の記事はなし。
- 2017年はそこそこ更新ありました。
ブログを書き続けるのは難しいです
投信ブログで2018年に書いた記事がFOYに投票しましただけなら書かないほうがいいんじゃないかと思ってしまいますが、ここはひとそれぞれです。でもFOYの運営はそういう投信ブロガーの投票は無効にして欲しいと僕は思います。だって、1年に1記事しか書かないブログなんて終わっているでしょ。昔はともかく投票時点では投信ブロガーとは言えないのでは、と書くと失礼ですかね。
そうです。ブログを書き続けるのはとても難しいです。