国内株式

ひふみの資金流入が改善傾向です

ひふみの人気は、2017年のような勢いはなく、しばらく解約が続いていました。でも最近、資金流入が改善傾向です。

低迷するひふみのパフォーマンス

ひふみの参考ベンチマークはTOPIXです。米国株式を取り入れているのに、参考ベンチマークがTOPIXだと言い張るのはどうかと思うのは、僕だけではないでしょう。次は2016年年初からの、eMAXIS TOPIXとのリターン比較です。

2016年年初からの、ひふみプラスとeMAXIS TOPIXのリターン比較グラフ

赤のラインがひふみプラス、緑のラインがeMAXIS TOPIXです。2017年までは、ひふみプラスのパフォーマンスは凄かったです。

次は2018年年初からの比較です。とても同じ商品の比較だと思えません。

2018年年初からの、ひふみプラスとeMAXIS TOPIXのリターン比較グラフ

2018年以降は、1%近い税込み信託報酬を払っただけの対価は得られていません。だからと言って、過去の素晴らしかった成績を否定はしませんが、素晴らしい成績が永続的でないのが難しいところです。

2020年年初からの比較

次は2020年年初からの比較です。株価暴落ではひふみプラスの方が下落率が低かったです。

2020年年初からの、ひふみプラスとeMAXIS TOPIXのリターン比較グラフ

ひふみプラスは2月、3月は現金比率が高かったので、その効果かも知れません。

ひふみプラスは解約が収まりました

次はひふみプラスの設定来の総口数の推移です。

ひふみプラスの設定来の総口数の推移グラフ

テレビ東京の番組「カンブリア宮殿」で紹介されてから急増しますが、2018年年初の株価調整あたりから減速します。次は2018年年初からの推移です。

ひふみプラスの2018年年初からの総口数の推移グラフ

2018年年初の総口数をゼロにしています。2019年4月からは減少に転じました。2019年10月以降、減少速度を高めていましたが、2020年になって減少速度が落ちました。

株価暴落開始後を黄色に塗ってあります。ひふみプラスの受益者の気持ちは分かりませんが、株価暴落をチャンスと捉えて買い増しした人もそれなりにいたのではないでしょうか。

次は2020年年初からの、毎営業日ごとの資金流出入額の推移です。

2020年年初からの、毎営業日ごとの資金流出入額の推移グラフ

あくまでこれは買い注文ー売り注文の結果でしかありませんが、解約組が減ったところで買い増しされたのではないでしょうか。

ひふみ投信も解約が収まった?

次はひふみ投信の総口数の推移です。ひふみプラスの設定日以降をプロットしています。

ひふみ投信の総口数の推移グラフ

やはりカンブリア宮殿放送後に急増しますが、2018年年初の株価調整あたりから減速します。次は2018年年初からの推移です。

ひふみ投信の2018年年初からの総口数の推移グラフ

2019年9月以降、減少速度を高めていましたが、株価暴落後は横ばいです。解約組と買い増し組が均衡したのでしょうか。

次は2020年年初からの、毎営業日ごとの資金流出入額の推移です。

2020年年初からの、毎営業日ごとの資金流出入額の推移グラフ

微妙ですね。

ひふみ年金は資金流入が改善

ひふみ年金は確定拠出年金専用です。次は設定来の総口数の推移です。

ひふみ年金の総口数の推移グラフ

企業型確定拠出年金の受益者がどれだけいるかは分かりませんが、気軽に解約できないのかも知れません。ひふみプラス、ひふみ投信ほどの劇的な変化ではありませんが、明らかに減速していました。2019年末あたりは頭打ちになっていたのが分かると思います。

でも株価暴落後は資金流入が改善しています。

ひふみの人気の衰えはアクティブファンドの運命なのか

ひふみは、過去のパフォーマンスが素晴らし過ぎたため、信念のない、「いなご」と揶揄される人たちが群がった感じがありました。その人達は、パフォーマンスが悪くなると慌てて解約する傾向が強いのかも知れません。

長い期間で見た場合、生き残れるアクティブファンドは少ないと言われます。魅力的な、高い信託報酬に見合ったパフォーマンスを発揮し続けるのは難しいのです。それについては、好き嫌いも含めて意見が分かれるところです。

現在、もしかしたら、ひふみはあるべき姿に変身中なのかも知れません。信念のない受益者を淘汰しているのです。資金流入が改善したのは、その淘汰がおおむね完了したからかも知れません。

パフォーマンスが悪くなっても積立投資を継続できる、信念を持った受益者が残れば良いと思います。アクティブファンドは規模が大きくなりすぎると、流動性の制約がパフォーマンスを劣化させると言われているからです。

信念を持った、芯のしっかりした受益者だけが残れば、株価暴落から回復した時に本来のパフォーマンスを発揮できるかも知れません。そうするとまた別の世代のいなごが群がって元の木阿弥にならないとも限りませんが。

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