インデックス投資

三井住友DC外国リートの運用コストと評価

三井住友DC外国リートは先進国リートインデックスのローコスト化競争が激しくなりかけた頃に設定されました。単独の最安水準で設定されたものの、その後は信託報酬を引き下げていません。

でもiDeCoで多く買われているようで、安定した資金流入が続いています。

三井住友DC外国リート

2016年9月23日に税抜き信託報酬0.27%で設定されました。当時の最安水準でした。以来、信託報酬は引き下げられていません。商品名に「DC」が含まれますが、設定時から一般販売されています。

ベンチマークはS&P先進国REIT指数(除く日本)です。購入時手数料、解約時信託財産留保額共にゼロです。

先進国リートインデックスは株式に投資しないため、つみたてNISA適格要件を満たせません。そのため、三井住友DC外国リートはつみたてNISA適格ではありません。

またiDeCoナビによると次の金融機関のiDeCo口座で扱われています。

  • マネックス証券
  • 楽天証券
  • SBI証券(セレクトプラン)
  • 岡三証券
  • 住友生命保険
  • ソニー生命保険

運用コスト

次は運用報告書から計算した運用コスト(トータルコスト)です。スリム先進国リートと比較しています。

運用報告書から計算したトータルコスト表

三井住友DC外国リートは隠れコストが高いです。決算期によって変動しますが、設定来ずっと高めで推移しています。

次は隠れコストの明細です。

隠れコストの明細表

売買委託手数料と保管費用が高いです。

リターン比較

先進国リートのリターン比較には、株式インデックスには見られない、理解できない現象が観測されます。そのことに注意しないで単純にある期間での騰落率を比較すると、間違った判断をしてしまいます。

スリム先進国リートとの比較

次はスリム先進国リートの設定直後を避けた、2019年11月15日から2021年3月12日までの、三井住友DC外国リートとの比較です。

三井住友DC外国リートとスリム先進国リートのリターン比較グラフ

青のラインはリターン差で、スリム先進国リートー三井住友DC外国リートです。運用報告書から計算したトータルコストはスリム先進国リートの方が安いので、青のラインは右肩上がりで推移するのが期待値です。この結果は期待値通りではないですが、先進国リートインデックスでは普通にあります。

eMAXIS先進国リートとの比較

次は三井住友DC外国リートの設定直後を避けた、2016年10月11日から2021年3月12日までの、eMAXIS先進国リートとの比較です。

三井住友DC外国リートとeMAXIS先進国リートのリターン比較グラフ

青のラインは三井住友DC外国リートーeMAXIS先進国リートです。三井住友DC外国リートの方がローコストなので、青のラインは右肩上がりで推移するのが期待値ですが、そうなっていません。印象悪いですね。

Funds-i 外国REITとの比較

次は2016年10月11日から2021年3月12日までの、Funds-i 外国REITとの比較です。

三井住友DC外国リートとFunds-i 外国REITのリターン比較グラフ

青のラインはFunds-i 外国REITー三井住友DC外国リートです。Funds-i 外国REITは、運用報告書から計算したトータルコストよりリターンが高いことが分かっており、三井住友DC外国リートに負けていません。

たわら先進国リートとの比較

次はたわら先進国リートが税抜信託報酬を0.27%に引き下げた2018年1月4日から2021年3月12日までの、三井住友DC外国リートとの比較です。

三井住友DC外国リートとたわら先進国リートのリターン比較グラフ

青のラインはたわら先進国リートー三井住友DC外国リートです。トータルコストはほぼ同じで、実際のリターンもいい勝負です。

iDeCoで買われているようです

次は設定来の資金流出入額の累計の推移です。純資産総額は92億円です。

設定来の資金流出入額の累計の推移グラフ

安定した資金流入が続いています。毎営業日ごとの資金流出入を見ると、どうやらiDeCoで多く買われているようです。楽天証券のiDeCo口座で扱われているのが奏功しているのではないでしょうか。

次はスリム先進国リートもプロットしたものです。

スリム先進国リートもプロットしたグラフ

緑のラインがスリム先進国リートです。スリム先進国リートも良く売れていますが、三井住友DC外国リートに追いつくには時間がかかりそうです。

評価:スリム先進国リートの方がいいです

次の理由から、三井住友DC外国リートよりもスリム先進国リートをおすすめします。

  • スリム先進国リートの方がトータルコストが安い。
  • 三井住友DC外国リートは信託報酬引き下げ競争から距離を置いている。

スリムシリーズ嫌いなら、Smart-i 先進国リートがいいかも知れません。

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