インデックス投資

三井住友DC日本リートの運用コストと評価

三井住友DC日本リートは国内リートインデックスのローコスト化競争が激しくなりかけた頃に設定されました。最安水準で設定されたものの、信託報酬の引き下げは0.25%で打ち止めとなりました。

でもiDeCoで多く買われているようで、安定した資金流入が続いています。

三井住友DC日本リート

2016年9月23日に、税抜き信託報酬0.26%で設定されました。当時の最安水準でした。その後、1回引き下げられています。

次は三井住友DC日本リートの信託報酬引き下げ履歴です。

三井住友DC日本リートの信託報酬引き下げ履歴表

商品名に「DC」が含まれますが、設定時から一般販売されています。

ベンチマークは東証REIT指数です。購入時手数料、解約時信託財産留保額は共にゼロです。

国内リートインデックスは株式に投資しないため、つみたてNISA適格要件を満たせません。そのため、三井住友DC日本リートはつみたてNISA適格ではありません。

またiDeCoナビによると、楽天証券、ソニー生命保険のiDeCo口座で扱われています。

運用コスト

次は運用報告書から計算した運用コスト(トータルコスト)です。スリム国内リートと比較しています。

運用報告書から計算したトータルコスト表

三井住友DC日本リートの隠れコストは一桁高いです。第一期、第二期は標準的な水準でしたが、第三期、第四期は異様に高いです。

次は隠れコストの明細です。

隠れコストの明細表

売買委託手数料が高いです。

リターン比較

いろんなファンドのリターン比較をしてきましたが、国内リートインデックスのリターン比較結果は「おかしい」です。運用報告書から計算したトータルコストと、現実の基準価額データが符合しないことが多いです。

スリム国内リートとの比較

次はスリム国内リートの設定直後を避けた、2019年11月15日から2021年2月19日までの、三井住友DC日本リートとの比較です。

三井住友DC日本リートとスリム国内リートのリターン比較グラフ

青のラインはリターン差で、スリム国内リートー三井住友DC日本リートです。コロナショックによる株価暴落時に段差ができています。

次は株価暴落から回復基調になった、2020年4月1日以降の比較です。

三井住友DC日本リートとスリム国内リートのリターン比較グラフ、2020年4月1日以降

意外なことに互角です。つまり現在、スリム国内リートと三井住友DC日本リートにリターン差はありません。

eMAXIS国内リートとの比較

次は三井住友DC日本リートの設定直後を避けた、2016年10月11日から2021年2月19日までの、eMAXIS国内リートとの比較です。

三井住友DC日本リートとeMAXIS国内リートのリターン比較グラフ

青のラインはeMAXIS国内リートー三井住友DC日本リートです。この結果は、運用報告書から計算したトータルコストと一致しません。また、三井住友DC日本リートは設定当初、運用に苦労したことがうかがえます。

Funds-i J-REITとの比較

次は2016年10月11日から2021年2月19日までの、Funds-i J-REITとの比較です。

三井住友DC日本リートとFunds-i J-REITのリターン比較グラフ

青のラインはFunds-i J-REITー三井住友DC日本リートです。比較期間の最初を除くと、国内リートインデックスで良く観測されるパターンです。

ニッセイJリートとの比較

次は2016年10月11日から2021年2月19日までの、ニッセイJリートとの比較です。

三井住友DC日本リートとニッセイJリートのリターン比較グラフ

青のラインはニッセイJリートー三井住友DC日本リートです。比較期間の最初を除くと互角です。

たわら国内リートとの比較

次は2016年10月11日から2021年2月19日までの、たわら国内リートとの比較です。

三井住友DC日本リートとたわら国内リートのリターン比較グラフ

青のラインはたわら国内リートー三井住友DC日本リートです。比較期間の最初を除くと、互角かたわら国内リートがわずかに良い程度です。

iDeCoで買われているようです

次は設定来の資金流出入額の累計の推移です。純資産総額は38億円です。

設定来の資金流出入額の累計の推移グラフ

安定した資金流入が続いています。毎営業日ごとの資金流出入を見ると、どうやらiDeCoで多く買われているようです。楽天証券のiDeCo口座で扱われているのが奏功しているのではないでしょうか。

次はスリム国内リートもプロットしたものです。

スリム国内リートもプロットしたグラフ

緑のラインがスリム国内リートです。信託報酬が安いことと、スリムシリーズの人気を考えると妥当だと思えます。

評価:おすすめしません

現在はスリム国内リートと三井住友DC日本リートはリターンに差がありませんが、次の理由から、スリム国内リートの方が良いです。

  • 信託報酬はスリム国内リートの方が安い。
  • 三井住友DC日本リートはもう、信託報酬を引き下げる気がないと思われる。

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