先進国株式

スリム先進国株式にはS&P500がほぼ丸ごと入っています

僕はオール・カントリーでもS&P500でもなくて、先進国株式を選択しました。リスク資産はスリム先進国株式一本に絞っています。これは僕の好みによるものです。

そうした最大の理由はリターンの高さです。リターンが高いからこそ到達した結論です。でもリターンの高さだけなら、現状では、スリム先進国株式はS&P500にかないません。

米国株式が好調ならS&P500は高いパフォーマンスを発揮します。そうなるとMSCIコクサイがS&P500をアウトパフォームするのは難しくなります。

今後も米国株式は好調を維持できるのか、そうでないのかはいろんな予想がありますが、どれもあてになりません。その時にならないと誰にも分からないのです。

検討に使ったデータ

この記事で検討に使ったMSCIコクサイのデータはこちらから、S&P500のデータはこちらからダウンロードしました。「保有銘柄一覧」に投資先一覧のcsvがあります。

保有比率は当然変動しますので参考値程度として下さい。

スリム先進国株式の71%は米国株式

スリム先進国株式はMSCIコクサイをベンチマークにしています。MSCIコクサイの保有銘柄一覧から米国株式を抽出すると71%でした。残りの29%は日本を除いた先進国です。次はニッセイ外国株式の月次報告書からの引用です。

MSCIコクサイの国別投資比率のグラフ

引用:月次報告書

最近は米国株式が好調なので、米国株式の比率が上昇しています。

次は2017年10月からの、MSCIコクサイの米国株式比率の推移です。2020年5月まではeMAXIS先進国株式の月次報告書、2020年6月分はニッセイ外国株式の月次報告書を参照しました。

2017年10月からの、MSCIコクサイの米国株式比率の推移グラフ

MSCIコクサイの66.5%はS&P500

MSCIコクサイとS&P500が共に保有している(重複している)銘柄の総数は474でした。つまり、S&P500の509銘柄のうち474はMSCIコクサイに含まれているということです。では保有比率はどうでしょうか。時価総額比なのでほぼ同じだと思いますが、異なる指数で見ているので完全一致とはならないでしょう。

この比較ではMSCIコクサイの保有比率を0.71で割ることでMSCIコクサイの米国株式内での保有比率としています。

MSCIコクサイに含まれるS&P500の比率表

保有比率は似ています。またMSCIコクサイの順位とS&P500の順位を見るといくつか順位が異なる銘柄がありますが、大差ありません。

で、この表にある(=共通して保有している)銘柄の保有比率の合計ですが、S&P500は98.9%です。つまりS&P500はほぼ丸ごと入っていると言えます。一方MSCIコクサイは93.7%なので、6%ほどS&P500以外の銘柄を含んでいることになります。この6%は、MSCIコクサイの71%の米国株式のうちの6%です。言い方を変えると、MSCIコクサイの66.5%はS&P500であるとなります。

S&P500以外の米国株式銘柄

MSCIコクサイの米国比率は71%ですが、その93.7%はS&P500です。残り6%ほどはS&P500以外の米国株式ですが、次はその上位銘柄です。聞き覚えのある銘柄に色を塗りました。

S&P500以外の米国株式銘柄の上位表

先進国株式か米国株式か

スリム先進国株式のベンチマークであるMSCIコクサイに投資すると、現在、その7割は米国株式(そのほとんどはS&P500)です。残り3割は日本を除く先進国株式です。現在のパフォーマンスの高さだけ見ると、スリム先進国株式よりスリム米国株式(S&P500)の方が圧倒的に有利です。米国一国集中による高いリスクが気にならないなら、米国株式のみでもいいでしょう。

米国よりパフォーマンスが劣る欧州、カナダ、オーストラリアなどを、全体の3割程度含めるかどうかは好みの問題です。僕は先進国株式を選択しましたが、それは米国株式の未来に不安を感じているからではありません。米国株式にはこれからも頑張って欲しいです。米国株式が絶好調なら、MSCIコクサイも絶好調です。もちろん、米国以外にも頑張って欲しいです。

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