新興国株式

日興インデックスファンド海外新興国株式の運用コストと評価

日興アセットマネジメントのインデックスファンド海外新興国株式は、2007年以前からインデックス投資をしている人にとっては(僕は違いますよ)なつかしい商品だと思われます。Google検索と13年以上インデックス投資ブログを運営されている方に助けられ、息の長い商品の歴史を掘り起こすことができました。

でも意外なことに、この商品はまだ頑張っています。

日興インデックスファンド海外新興国株式

2008年4月1日に税抜き信託報酬0.85%で設定されました。今ではびっくりするほど高いですが、MSCIエマージング・マーケットに連動するインデックスファンドは珍しく、歓迎されたようです。

次は信託報酬引き下げ履歴です。

信託報酬引き下げ履歴表

現在はたわら新興国株式、iFree新興国株式、つみたて新興国株式など、低コスト新興国株式インデックスで良くある0.34%です。引き下げられたのが2020年10月というのにはびっくりしました。

購入時手数料税抜き3%が設定されており、金融機関を選ばないと徴収されてしまいます。

日興インデックスファンド海外新興国株式は、つみたてNISA適格ではありません。適格申請すれば認められると思うのですが、どうしてしていないのかは分かりません。

なお、残念ながら決算毎に分配金を出しています。

運用コスト

次は運用報告書から計算した運用コスト(トータルコスト)です。スリム新興国株式と比較しています。

運用報告書から計算したトータルコスト表

日興インデックスファンド海外新興国株式は隠れコストが高いです。次は隠れコストの明細です。高さが目立つ項目を赤字にしています。

隠れコストの明細表

リターン比較

スリム新興国株式とのリターン比較

次はスリム新興国株式の税抜き信託報酬が0.189%なった2018年7月25日から2020年12月30日までの、日興インデックスファンド海外新興国株式とのリターン比較です。

スリム新興国株式と日興インデックスファンド海外新興国株式のリターン比較グラフ

青のラインはリターン差で、スリム新興国株式ー日興インデックスファンド海外新興国株式です。青のラインの傾きは期待通りです。

eMAXIS新興国株式とのリターン比較

次はeMAXIS新興国株式の設定直後を避けた2009年11月16日から2020年12月30日までの、日興インデックスファンド海外新興国株式とのリターン比較です。

eMAXIS新興国株式と日興インデックスファンド海外新興国株式のリターン比較グラフ

青のラインはeMAXIS新興国株式ー日興インデックスファンド海外新興国株式です。運用コスト差、日興インデックスファンド海外新興国株式が配当金を出していることを考えると、青のラインの傾きはそれらしいと思います。

売れ行きは

次は設定来の資金流出入額の累計の推移です。純資産総額は265億円です。このブログで扱っている主な新興国株式インデックスで、スリム新興国株式、eMAXIS新興国株式に次いて3番目の多さです。

設定来の資金流出入額の累計の推移グラフ

信託報酬が高かった、つみたてNISA適格でないにも関わらず安定した資金流入が続いていることに驚きます。

同じ時期に設定された、SMT新興国株式とeMAXIS新興国株式もプロットしました。

SMT新興国株式とeMAXIS新興国株式もプロットしたグラフ

緑のラインがSMT新興国株式、青のラインがeMAXIS新興国株式です。日興インデックスファンド海外新興国株式の人気は安定しています。2020年10月に税抜き信託報酬を0.34%に引き下げているので、この傾向は続くと思われます。

評価:他の選択肢の方がいいです

投資信託を金融機関の窓口で買うのを好む人であっても、日興インデックスファンド海外新興国株式より他の選択肢の方がいいです。

  • よりローコストな選択肢があります。
  • 残念なことに少額ですが配当金を出しています。無分配を堅守している商品の方がいいです。
  • つみたてNISA適格ではありません。

おすすめの関連記事

-新興国株式

© 2021 河童のインデックス投資 Powered by STINGER