このブログを始めたのは2017年10月なので運用5年目です。2019年後半は狙ったKWで検索上位を獲得でき、Google砲にも恵まれて将来性を感じていました。ところが2020年1月から検索順位は急落します。他の多くのブロガーよりひと足早く奈落の底に落とされてしまいました。それ以来、Google砲はご無沙汰です。
そこから取り組み方を変更するなど相応の努力をしてきたつもりですが、それを打ち消して余りあるEAT偏重姿勢の強化により(個人の印象です)、トラフィックが期待できるKWの検索順位は上がらず、上がっても長続きせず、もう2年以上PVは低迷したままです。
その間、健気に毎日GRCで主力KWの検索順位を確認していました。かつては目標にしていた個人ブロガーのブログも厳しい順位に下げられる様子も見てきました。(それでも僕のブログよりはずっといいです。)
(投資ブログに限ると)現在のGoogle検索のEAT偏重はマジで厳しいです。無惨です。実際ここ2年の間に(宣言して)やめたり、更新頻度が激落ちしたブロガーもそこそこいるようです。
では現状がどれほど無惨なのか、実際のデータをお見せします。
表の見方
- GRCの上位30追跡結果を加工したものです。
- KWは僕が実際に狙っているものです。
- 「ドメイン・運営元」は僕の判断です。同一企業の異なるドメインであっても同一扱いしています。
- 明らかに個人ブログだと思えるものを緑に塗っています。
- Bingの検索結果は、Firefoxのプライベートウインドウで同じKWで検索したものです。
「楽天全米株式 コスト」の検索結果
2語からなるKWです。
30位までで個人ブログはたったの2つ、21位はこのブログです。
楽天全米株式の運用コストに関心がある人(検索者)にとって独自性の高い記事を書いているつもりですが、EATがないと評価してもらえないですね。そしてKWから考えられる検索意図よりも、EATの高いドメインにある記事を優先している印象です。
ところがBingだと上記記事が1位です。泣けますね。
「スリム米国株式 オール・カントリー 比較」の検索結果
3語からなるKWです。
このKWで狙っている記事はこれですが、ほぼ圏外(31位以降)です。
Google検索アルゴリズムのテストなどでたまに15位ぐらいになることもありますが、すぐに消えます。
それでも個人ブログが4つあるので、僕の記事はそれらより評価が低いということですね。
そしてKWから考えれる検索意図よりも、EATの高いドメインにある記事を優先している印象です。いわゆるロングテールキーワードなんですが、検索結果にそれらしくないのが目立ちます。
ところがBingだと上記記事が1位です。泣けますね。
「楽天VTI 配当金 再投資」の検索結果
3語からなるKWです。明らかにマニアックなKWですね。
個人ブログは4つ、8位はこのブログです。
5位になったこともありますが、10位ぐらいが定位置です。
検索上位の記事を見て思うのは、KWから推測できる「配当金の再投資はどうなっているのか?」よりも、楽天全米株式の一般的なことについて解説しているから選択された、という印象です。Googleに虐げられているのでひがんだ感想になりがちですが、検索意図に答えていることの前に、EATがなきゃ話にならんのだよ、と思えます。無惨ですね。
このKWだとBingでも23位です。難しいですね。
EATがなければ評価されない(気がする)
SEO界隈では、スモールKW、ロングテールKWで順位上昇を図り、そこからどうこうしてあげれば・・・という話を良く聞きます。これ、僕の経験だと、投資ブログでは全く通用しません。
たしかにニッチなKWなら上位を取れますが、そういうKWはトラフィックを期待できません。
たとえば「三重課税 コスト」では次の記事が(Google検索で)1位です。
上位5位までは全部個人ブログです。マニアック過ぎて大手企業が扱わないネタだからですね。そしてそんなマニアックなKWでは1位であってもトラフィックは期待できません。
夢のない話ですが
ツイッターのTLを見ていると、投資ブログのジャンルに新規参入してくる方が散見されます。当然です。僕もあることをきっかけにこのブログを始めました。始めた理由や目標はさまざまだと思いますが、EATのない個人ブロガーが投資ブログで満足な検索流入を得るのはまず不可能です。可能性は否定しませんが、Google検索の現状は無惨です。やるならGoogle検索以外のルートからの流入を狙った方がいいと思います。(それで上手にマネタイズできるかどうかは分かりません。)
そういうお前はどうするのだ?
EATがないと話にならないことは良く分かりました。じゃあどうするの?辞めるのも選択肢ですが、僕は投入する工数を絞りつつも継続しようと思っています。そうやって継続したら時間の経過に伴いEATが獲得できるという甘い話ではないので、辞め時(あきらめ時)が難しいわけですが、飽きたら辞めるということにしておきます。