インデックス投資

NZAMベータ日本REITの運用コストと評価

農林中金全共連アセットマネジメントは、農中<パートナーズ>シリーズで国内リートインデックスを販売していますが、それは農林中央金庫専売商品です。一方、NZAMシリーズは一般販売商品で、農林中央金庫では扱っていません。

明らかにターゲット層を変えてきたわけですが、証券会社間の競争が厳しくなった現在、人気を獲得するのは容易ではありません。

NZAMベータ日本REIT

2020年3月12日に税抜き信託報酬0.24%で設定されました。設定当時の最安水準はSmart-i Jリートとスリム国内リートの0.17%なので(現在も変わらず)、明らかに魅力に欠けます。コスト意識の高い受益者はまず選択しないと思われます。

  • 商品名に「ベータ」とありますが、目論見書を見る限り普通のインデックスファンドです。
  • ベンチマークは東証REIT指数です。
  • 購入時手数料はありませんが、解約時信託財産留保額0.1%が設定されています。
  • NZAMベータ日本REITは一般販売商品で、SBI証券、楽天証券、松井証券、auカブコム証券が扱っています。

国内リートインデックスは株式に投資しないため、つみたてNISA適格要件を満たせません。そのため、NZAMベータ日本REITはつみたてNISA適格ではありません。

運用コスト

次は運用報告書から計算した運用コスト(トータルコスト)です。スリム国内リートと比較しています。

運用報告書から計算したトータルコスト表

NZAMベータ日本REITは隠れコストが高めです。

リターン比較

スリム国内リートとの比較

次はNZAMベータ日本REITの設定直後を避けた、2020年4月1日から2021年2月26日までの、スリム国内リートとの比較です。

NZAMベータ日本REITとスリム国内リートのリターン比較グラフ

青のラインはリターン差で、スリム国内リートーNZAMベータ日本REITです。期待通り右肩上がりの直線です。

Smart-i Jリートとの比較

次は2020年4月1日から2021年2月26日までの、Smart-i Jリートとの比較です。

NZAMベータ日本REITとSmart-i Jリートのリターン比較グラフ

青のラインはSmart-i JリートーNZAMベータ日本REITです。期待通り右肩上がりの直線です。

Funds-i J-REITとの比較

次は2020年4月1日から2021年2月26日までの、Funds-i J-REITとの比較です。

NZAMベータ日本REITとFunds-i J-REITのリターン比較グラフ

青のラインはFunds-i J-REITーNZAMベータ日本REITです。いろんなリターン比較結果から分かっていることですが、Funds-i J-REITは税抜き信託報酬が0.40%と高いにも関わらず、低コストな商品よりリターンが高いことが多いです。

たわら国内リートとの比較

次は2020年4月1日から2021年2月26日までの、たわら国内リートとの比較です。たわら国内リートの税抜き信託報酬は0.25%です。

NZAMベータ日本REITとたわら国内リートのリターン比較グラフ

青のラインはNZAMベータ日本REITーたわら国内リートです。互角です。

絶望的に売れていません

次は設定来の資金流出入額の累計の推移です。純資産総額は0.16億円しかありません。

設定来の資金流出入額の累計の推移グラフ

コロナショックによる株価暴落の真っ最中に設定された不運があったとは言え、極端に不人気です。

おすすめしません

次の理由から、スリム国内リートの方が良いです。

  • 信託報酬はスリム国内リートの方が安い。
  • 実際のリターンもスリム国内リートの方が高い。
  • NZAMベータ日本REITが人気を獲得するのは難しいと思われる。

スリムシリーズが嫌いなら、Smart-i Jリートがいいと思います。

おすすめの関連記事

-インデックス投資

© 2021 河童のインデックス投資 Powered by STINGER