インデックス投資

楽天カード決済による投信積立日は8日より1日が有利です

楽天証券の決算説明資料によると、投信積立を設定している受益者の70%がクレジットカード決済を利用しているそうです。スリム米国株式(S&P500)や楽天全世界株式の資金流入の様子に、その影響の大きさを感じることができます。

これまでは、楽天カード決済による投信積立の注文日(買付日)は1日固定でした。これが、次のように変更されます。

買付日は、2021年6月20日以降に初めて楽天カードクレジット決済による積立をされたお客様は毎月8日、2021年6月19日以前に楽天カードクレジット決済による積立をされたお客様は毎月1日です。

引用:楽天証券

おそらく多くのブロガー・YouTuberの見解は「注文日の1日と8日に大きな差はない」だと予想します。が、僕の確認結果は「8日より1日が有利」です。例外もあります。

毎月の積立日は何日がいいのか

毎月積み立ての設定は、迷わず1日が良いというのが、僕の考えです。

楽天カード決済の積立日は、これまで、1日でした。そうしたのは、とても合理的な判断だと評価しています。すでに利用している人は1日のままですが、これから利用を始める人は8日に、1週間遅くなります。

たった1週間遅くなるだけですが、上記記事での検討結果から、1日の方が有利だろうということが推測できました。では、気にするほどの違いはあるのでしょうか。過去の基準価額データを使ってシミュレーションしました。

シミュレーション方法

  • ある投資信託を、毎月1日に買い注文を出した場合と、毎月8日に買い注文を出した場合の、利益率の違いを調べます。
  • 約定日は、国内資産にのみ投資するものも含めて、すべて、注文日の翌営業日です。
  • 2009年までに設定された主な投資信託について、2010年年初から2021年5月まで積み立てを行います。(パターン1)
  • 2017年までに設定された主な投資信託について、2018年年初から2021年5月まで積み立てを行います。(パターン2)
  • 2021年5月31日の利益率を比較します。

シミュレーション結果

一覧表の見方です。

  • 利益率は税引き前です。
  • 右端の列にある「差」は、1日積立の利益率ー8日積立の利益率で、単位は%ポイントです。
  • 右端の列にある「差」がプラスのものは、1日積立の方が有利です。マイナスのものは赤字にしています。

2009年までに設定された主な投資信託

商品名でソートしています。

2009年までに設定された主な投資信託のシミュレーション結果表、商品名順

利益率の差でソートしています。

2009年までに設定された主な投資信託のシミュレーション結果表、利益率の差順

ほとんどの商品は、1日積立の方が利益率が高いです。予想通りです。また、リートが逆の結果なのも、その仕組みは分かっていませんが、予想通りです。

1日積立と8日積立の利益率の差は、原理的に、積立期間の長さに比例しません。強気相場の強度が大きいほど(=基準価額の上昇率が高い期間が多いほど)、1日積立が有利になりますが、積立期間が長くなるとより平準化されるだけです。

この表を見て、利益率の差をどう感じるかはみなさん次第です。同じ商品に投資するなら、負うリスクは同じです。クレジットカードの決済日も同じです。が、楽天証券が決めた注文日が1週間早いか遅いかの違いだけで、利益率にそれだけの差が出るのです。投資対象がもたらす利益率の大きさから見れば屁みたいものですが、定期預金の金利よりかなり大きいかも知れませんよ。

2017年までに設定された主な投資信託

商品名でソートしています。長いので2つに分けました。

2017年までに設定された主な投資信託、その1

2017年までに設定された主な投資信託、その2

楽天全米株式はぴったり1.00%です。この差は相場によるので、これからもそうなると決まっているわけではありませんが、やっぱり8日より1日の方がいいと思いませんか。

結論:8日より1日が有利です

結論からリートのことを外してしまっていますが、結論はシンプルな方が伝わりやすいです。

楽天証券がどうして、これから利用開始する人の注文日を1週間遅らせる判断をしたのかは、想像するしかないのですが、とっても残念です。すでに利用している人は変更ないので、言わば、既得権益化しています。

できることなら、前記判断に至った問題を解決して、全員1日に戻して欲しいです。でないと、毎年1週間ずつ遅らせることにならないですか?

おすすめの関連記事

-インデックス投資

© 2021 河童のインデックス投資 Powered by STINGER