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つみたてNISA適格商品不人気ランキング【訂正あり】

つみたてNISA適格商品であっても人気はピンキリです。売れている人気商品はさらに売れ、売れない不人気商品はさっぱり売れない傾向が強いようです。

不人気すぎてあまりに売れないと、繰上償還のリスクが高くなります。投資するなら、人気があってよく売れている商品を選択した方が安心です。

更新情報

集計対象期間を2019年9月2日から2020年8月31日の1年間にしました。

野村資産設計ファンド(DC・つみたてNISA)2030の総口数の変化と資金流出入額が間違っていたのを訂正しました。大変失礼しました。

繰上償還は普通にあります

投資信託は粗製乱造される傾向にあり、毎月数本が繰上償還されています。が、アセットマネジメントOneが、たわらノーロードplusシリーズの1商品を設定からわずか3年半で繰上償還すると決めたことは、驚きでした。

たわら先進国株式低ボラティリティ高配当戦略の目論見書には、こう書かれています。(赤字にしたのは僕です。)

次のいずれかに該当する場合には、受託会社と合意の上、信託契約を解約し、当該信託を終了(繰上償還)することがあります。

  • 信託契約を解約することが受益者のために有利であると認める場合
  • 受益権口数が10億口を下回ることとなった場合
  • やむを得ない事情が発生した場合

引用:目論見書

受益権口数(=総口数)が10億を下回ると、の部分は、30億口のものもザラにあります。が、この数値を下回っている投資信託は無数にあります。つみたてNISA適格商品にもあります。もし目論見書通りに実行されたら大変なことになります。

設定後約1年経過しても10億口に遠く及ばないと

まず、つみたてNISA適格商品を繰上償還しようとしたら、金融庁が黙っていないと思われます。よって、総口数が極端に少ないからと言って、繰上償還に踏み切るのは現実にはないかも知れません。でも、受益者はそのリスクの存在を認識すべきです。

この記事では、つみたてNISA適格商品のうち、設定後約1年経過しているものについて、2020年8月31日時点の総口数で順位付けしています。

  • つみたてNISA適格商品をほぼ網羅しています。
  • 設定日が2018年9月2日以前のものだけが対象です。
  • ETFは対象外です。

なお、設定日が2019年9月3日以降のため除外したのは次の商品です。日付は設定日です。

  • 2020/03/06 つみたて米国株式(S&P500)
  • 2020/03/06 つみたて全世界株式
  • 2020/06/29 ニッセイ世界株式(GDP型バスケット)
  • 2019/09/30 野村資産設計ファンド(DC・つみたてNISA)2060
  • 2020/03/16 野村スリーゼロ先進国株式投信
  • 2019/09/26 SBIバンガードS&P500
  • 2020/02/13 NZAMベータ日経225
  • 2020/02/13 NZAMベータ米国2資産(株式+REIT)
  • 2020/02/13 NZAMベータS&P500
  • 2020/02/13 NZAMベータ日本2資産(株式+REIT)

おことわり

総口数は純資産総額と基準価額から計算できます。設定されてから約1年(以上)経過したものだけをリストアップしていますが、総口数や純資産総額が極端に少ないものを見ると、それら商品の受益者は不安に感じるかも知れません。

僕ができるのは計算結果を並べたリストを公開することであって、それら商品の未来がどうなるかは予測できません。今後、時間はかかろうとも人気を獲得して10億口を超えられるかも知れませんし、総口数が少なくても、つみたてNISA適格というバッジが重荷になって、繰上償還されることはないかも知れません。

ランキング:総口数の少ない順(不人気順)

リストが長いので分割しています。総口数(緑の列)でソートしています。10億に遠く及ばないものは心配になります。

  • 単位はどれも「億」です。
  • 「総口数の変化」は、2019年9月2日と2020年8月31日の総口数の差です。
  • 「資金流出入額」は、2019年9月2日から2020年8月31日までの資金流出入額の累計です。

1位から40位まで

1位から40位まで

10億未満は38本もあります。上位22位までは特に心配です。

41位から80位まで

41位から80位まで

81位から120位まで

81位から120位まで

121位から160位まで

121位から160位まで

161位以降

161位以降

総口数の分布

次はお約束のグラフです。横軸は順位、縦軸は総口数です。

総口数の分布グラフ

本当に売れているのは数10本、残りは鳴かず飛ばず、1/3は悲惨な状態です。

ランキング:資金流入額の多い順

直近1年間の資金流出入額の多い順でソートしました。言わば、直近1年間の人気の高い順、のようなものです。

1位から40位まで

1位から40位まで

人気に偏りがありますね。

41位から80位まで

41位から80位まで

81位から120位まで

81位から120位まで

121位から160位まで

121位から160位まで

古くから運用されている商品の中には、総口数は多くても最近は不人気で資金流出傾向というものもあります。人気を知るには資金流出入の確認が必要です。

161位以降

161位以降

ひふみプラスの資金流出額は半端ないです。

資金流出入額の分布

次はお約束のグラフです。横軸は順位、縦軸は資金流出額です。

資金流出入額の分布

資金流出入の偏りが顕著だというのが良く分かります。

結論:商品選択は慎重に

つみたてNISA適格商品であっても、極端に人気が出ないと繰上償還されるかも知れません。本来、つみたてNISAは20年間ガチホして、その間の基準価額上昇による利益を非課税で手にするべきものです。繰上償還なんて冗談じゃないです。

純資産総額(総口数)が極端に少ないと繰上償還されるリスクはゼロではありませんが、新規設定された投資信託の場合、人気が出るかどうかを事前に予測するのは難しいのも事実です。自分で納得の行く選択ができないとか、リスクを減らしたい場合は次を目安にするといいかも知れません。

  • すでに純資産総額が10億円以上ある。
  • 設定来の純資産総額の推移が右肩上がりで、年あたり数億円以上増えている。

とは言うものの、外れても責任はとれません。

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