国内株式

PayPay投信日経225の運用コストと評価

ウルトラバランス世界株式の運用会社であるアストマックス投信投資顧問株式会社は、2021年3月8日に「PayPay投信アセットマネジメント株式会社」に改名されました。そして同日に次の2商品が設定されました。

  • PayPay投信日経225
  • PayPay投信NYダウ

どちらも信託報酬が単独最安水準と意欲的な設定です。

PayPay投信日経225

2021年3月8日に税抜き信託報酬0.13%で設定されました。それまでの最安水準0.14%より0.01%ポイント安い、意欲的な設定です。スリム国内株式(日経平均)はいつも通り対抗値下げをするものと期待されていますが、5月14日時点では発表されていません。

また、現在はつみたてNISA適格ではありません。PayPay投信アセットマネジメントに問い合わせたところ、つみたてNISA適格申請するかどうか検討中とのことでした。本気で売るならするしかないでしょ。

運用コスト

設定されたばかりで運用報告書が公開されるのは1年後になります。それまでは公式な運用コスト(トータルコスト)は不明ですが、ごまかしの効かない基準価額データからある程度推測できます。

リターン比較

あえて設定直後から比較していますが、程度の差こそあれ、インデックスファンドの設定直後は運用が不安定だったり高コストになったりするものです。このブログでは通常、設定直後の2週間程度を比較対象から外しています。

比較対象の税抜き信託報酬は共に0.14%(PayPay投信日経225の方が0.01%ポイント安い)です。

スリム国内株式(日経平均)との比較

次は2021年3月8日から5月14日までの、スリム国内株式(日経平均)との比較です。

PayPay投信日経225とスリム国内株式(日経平均)のリターン比較グラフ

青のラインはリターン差で、スリム国内株式(日経平均)ーPayPay投信日経225です。設定後の1ヶ月は右肩上がり、その後フラットになっています。

信託報酬差0.01%ポイントによるリターン差が認識できるようになるには何年もかかりますが、直近の1ヶ月を見る限りでは、PayPay投信日経225の運用は期待通りだと思われます。その前の1ヶ月のことは、大目に見てあげましょう。

ニッセイ日経平均との比較

次は2021年3月8日から5月14日までの、ニッセイ日経平均との比較です。

PayPay投信日経225とニッセイ日経平均のリターン比較グラフ

青のラインはニッセイ日経平均ーPayPay投信日経225です。スリム国内株式(日経平均)との比較結果に酷似しています。現在スリム国内株式(日経平均)とニッセイ日経平均のリターンに差はないので、当然こうなります。

iFree日経225との比較

次はiFree日経225との比較です。比較期間は同じです。

PayPay投信日経225とiFree日経225のリターン比較グラフ

以下同文です。

少ない販社数

PayPay投信日経225を販売しているのは次の4社だけです。

  • SBI証券
  • 松井証券
  • auカブコム証券
  • PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)

楽天証券での取り扱いがありません。(楽天証券はPayPay投信NYダウも扱っていません。)

本気で売るなら販路を拡大する必要がありますね。

売れ行きは

次は設定来の資金流出入額の累計の推移です。純資産総額は1.31億円です。

設定来の資金流出入額の累計の推移グラフ

設定直後の2ヶ月の推移としては悪くないと思います。が、現在の販社数を考えると急速な伸びを期待するのは厳しい気がします。

また、売れるようにするにはつみたてNISA適格認定を受けること、楽天証券で扱ってもらうことが必須だと思います。

評価:様子見がいいと思います

ニッセイ日経平均またはiFree日経225に投資しているなら、PayPay投信日経225に飛びつく必要はないでしょう。スリム国内株式(日経平均)の場合もそうですね。

PayPay投信アセットマネジメントが一般的な指数に連動するインデックスファンドについて、どのようなビジョンを描いているのかは分かりませんが、スリムシリーズに代表されるローコストで人気を獲得済みの商品に対抗するのは容易なことではありません。実際、スリムシリーズの信託報酬引き下げに寄与しただけの商品も(他の運用会社から)いくつか設定されています。

たとえそれで終わるとしても、ローコスト化が進むなら新たな挑戦は大歓迎です。

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