新興国株式

iFree 新興国株式よりスリム新興国株式をおすすめします

ローコスト新興国株式インデックスファンドの多くが採用しているベンチマークは、MSCIエマージング・マーケットです。そんな中でiFree 新興国株式はFTSE RAFIエマージングインデックスを採用しています。どちらも、つみたてNISA適格の指数です。

MSCIエマージング・マーケットで良ければ、スリム新興国株式がコスト、運用の安定性から断然おすすめです。FTSE RAFIエマージングインデックスが良いという特段の理由があるなら、iFree 新興国株式一択になりますが、そうでないならスリム新興国株式をおすすめします。

異なる投資先

次はMSCIエマージング・マーケットとFTSE RAFIエマージングインデックスの投資対象国と投資比率です。(MSCIエマージング・マーケットは2019年12月時点)

MSCIエマージング・マーケットとFTSE RAFIエマージングインデックスの投資対象国一覧

MSCIエマージング・マーケットは26カ国、FTSE RAFIエマージングインデックスは25カ国に投資します。違いが大きいのが韓国の扱いです。

  • MSCIエマージング・マーケットは中国、韓国、台湾の上位3カ国への投資比率が約56%。
  • FTSE RAFIエマージングインデックスは中国、台湾の上位2カ国への投資比率が約57%。

FTSE RAFIエマージングインデックスは、中国と台湾に偏っている印象です。この投資対象国と投資比率を見て、自分はどちらが好みなのかを考えるのがいいでしょう。

スリム新興国株式とiFree 新興国株式のリターン比較

次はスリム新興国株式とiFree 新興国株式のリターン比較です。2019年年初から2020年5月1日までです。

スリム新興国株式とiFree 新興国株式のリターン比較グラフ

赤のラインがスリム新興国株式、緑のラインがiFree 新興国株式です。スリム新興国株式の方がリターンが高いです。

次はスリム新興国株式の設定直後を避けた2017年8月15日からの比較です。

スリム新興国株式の設定直後を避けた2017年8月15日からの比較グラフ

青のラインはリターン差で、スリム新興国株式ーiFree 新興国株式です。時期によって有利不利があるのが分かります。2019年以降だと明らかにスリム新興国株式の方が有利でしたが、いつもそうとは限らないわけです。

iFree 新興国株式は高コスト

次は運用報告書から計算したトータルコスト比較です。

スリム新興国株式とiFree 新興国株式のトータルコスト比較表

iFree 新興国株式は信託報酬が高いのですが、隠れコストも高く、トータルコストには0.31%ポイントもの開きがあります。ベンチマークが違うので、同列で比較できませんが、このコスト差を負担してまでiFree 新興国株式を選択する価値があるかどうかは良く考えた方がいいと思います。

どちらのベンチマークが将来より高いリターンをもたらしてくれるかは予測不可能(不確実)ですが、コストは確実にリターンを劣化させます。

次は隠れコストの明細です。

隠れコストの明細表

iFree 新興国株式は全体的に高いです。

人気の違いは明らか

次は設定来の総口数の推移です。

設定来の総口数の推移グラフ

スリム新興国株式の圧勝です。スリム新興国株式の純資産総額は247億円、iFree 新興国株式は27.4億円です。

次はiFree 新興国株式だけをプロットしたものです。

iFree 新興国株式だけをプロット

一定ペースで増加しており、頭打ちにもなっていません。でも新興国株式インデックスという人気のジャンルにしては増加率が低いです。

新興国株式インデックスの純資産総額

次は主なローコスト新興国株式インデックスファンドを純資産総額順に並べたものです。

主なローコスト新興国株式インデックスファンドを純資産総額順に並べた表

まだeMAXIS新興国株式がスリム新興国株式より多いって知ってました?もうじき抜かれると思いますけどね。

iFree 新興国株式は厳しいですが、もっと売れていない商品もたくさんあります。これが現実です。

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