先進国株式

先進国株式はS&P500には負けますが全世界株式には負けてません

僕はeMAXIS Slim先進国株式に集中投資しています。そうする前はバランスファンドを志向していました。先進国株式への集中投資に宗旨変えした最大の理由は、バランスファンドのパフォーマンスの低さが嫌になったからです。株式100%だとリターンとともにリスク(変動率)も高くなりますが、長期保有を前提とするなら、株式100%のインデックスファンドがバランスファンドに負けることがないと判断しました。

そして僕の存命中は、新興国株式と国内株式への投資は報われないと思っているため、残る選択肢は先進国株式か米国株式になりました。僕がもっと若かったら米国株式を選択したかも知れませんが、寿命や目標とする金融資産額なども考慮した結果、先進国株式が良いと判断したのです。米国株式のパフォーマンスはとても素晴らしいですが、先進国株式も十分素晴らしいです。そして、どうしても米国集中投資を避けたいと思いました。

でもここ数年の米国株式の好調さを見て決心が揺らいでいるのではないか?と思う人もいそうです。いえ、揺らいでいません。

以下、eMAXIS Slimをスリムと表記します。

世界同時株安が始まる前からの比較

次は2018年10月に始まった世界同時株安直前から2020年5月8日までの、iFree S&P500とスリム先進国株式のリターン比較です。

iFree S&P500とスリム先進国株式のリターン比較グラフ

赤のラインがiFree S&P500、緑のラインがスリム先進国株式です。青のラインはリターン差で、iFree S&P500ースリム先進国株式です。2019年6月まではほぼ変わらず、それ以降差が開いています。

この比較期間だと、先進国株式は米国株式にかなわないものの、大きく劣後しないで頑張ったと言えます。欧州、カナダ、オーストラリアが健闘したということです。

2018年年初からの比較

次は2018年年初からの比較です。縦軸のスケールを変更しています。

iFree S&P500とスリム先進国株式のリターン比較グラフ、2018年年初から

2018年7月に大きな差を付けられています。ここで見ているのはS&P500種指数とMSCIコクサイの差ですが、MSCIコクサイの65%程度は米国株式だったので、どうしてもこのように時々差を付けられ、その後差を縮めることができない展開が目立ちます。S&P500は強いです。(その後米国比率は上昇して現在は70%程度です。)

MSCIコクサイの、米国を除く残り35%程度の先進国に投資することもないや、米国集中投資でいい、という方には、最近良質なインデックスファンドが増えてきたのがうれしいですね。

楽天全世界株式

先進国株式に加えて新興国株式、国内株式に時価総額比で投資する代表格が楽天全世界株式です。でもパフォーマンスではMSCIコクサイに勝てません。

スリム先進国株式と楽天全世界株式のリターン比較グラフ

青のラインはスリム先進国株式ー楽天全世界株式です。スリム先進国株式がiFree S&P500に勝てないように、楽天全世界株式はスリム先進国株式に勝てません。

野村つみたて外国株投信

野村つみたて外国株投信は、先進国株式+新興国株式で、(除く日本)と呼ばれる組み合わせの代表格です。スリム全世界株式(除く日本)は設定されたのが2018年3月なので、野村つみたて外国株投信と比較します。

スリム先進国株式と野村つみたて外国株投信のリターン比較グラフ

青のラインはスリム先進国株式ー野村つみたて外国株投信です。楽天全世界株式ほどではないですが、スリム先進国株式には勝てません。

絶不調が続く新興国株式と国内株式

スリム新興国株式とスリム国内株式(TOPIX)のリターンの推移を見ると、楽天全世界株式、野村つみたて外国株投信がスリム先進国株式に勝てない理由が良く分かります。

スリム先進国株式、スリム新興国株式、スリム国内株式(TOPIX)のリターン比較グラフ

赤のラインがスリム先進国株式、緑のラインがスリム新興国株式、青のラインがスリム国内株式(TOPIX)です。2018年のクリスマス(ブラック・クリスマスと呼ばれています)の後、スリム先進国株式は回復したのに対し、新興国株式と国内株式は停滞が続きました。

新興国株式も国内株式も、世界同時株安前の水準に戻ることなく、今回の株価暴落を迎えたのです。問題は、今じゃなくて未来なんですが、それは誰にも分からないのが難しいところです。

暴落しても買い持ちできるものを

次の選択肢のうち、どれを志向するかは人それぞれでしょう。

  • 米国株式
  • 先進国株式
  • 先進国株式+新興国株式
  • 先進国株式+新興国株式+国内株式

でも僕が一番大事だと思うのは、暴落しても買い持ちできる(狼狽売りしない)、そして積立投資を継続できる資産クラスを選択すべきということです。そのためには、暴落して株価が低迷しても、待っていれば必ず復活すると信じられることが必要です。

そして、インデックスファンドに投資した資産を誰かに相続する気がないのなら、自分の存命中に投資成果(リターン)を現金化できることが必要です。リスク資産なので思ったようには行かないでしょうが、そういう視点で考えることも重要だと思います。

結論:僕はスリム先進国株式への集中投資で満足

僕はスリム先進国株式への集中投資という選択を後悔していませんし、スリム米国株式や楽天全米株式の素晴らしいパフォーマンスを見ても、宗旨変えしないで良いと思っています。でもそこにはいくらかの「確証バイアス」と呼ばれる力が作用していると、正直思いますけどね。

確証バイアスとは、認知心理学や社会心理学における用語で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと。認知バイアスの一種。また、その結果として稀な事象の起こる確率を過大評価しがちであることも知られている。

引用:Wikipedia

投信ブロガーは自分が投資している資産クラス、商品を高く評価する、推奨する傾向があるようなので、注意が必要です。もちろん、このブログもです。人の意見を鵜呑みにしないで、広く情報収集し、自分で考えて判断することが大切です。

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