米国株式

【徹底比較】S&P500インデックスのおすすめを教えて下さい

VTI(ベンチマークはCRSP USトータル・マーケット・インデックス)に手軽に投資する場合、楽天全米株式が唯一の選択肢です。一方、S&P500種指数に連動するインデックスファンドの選択肢は豊富ですが、トータルコストと人気を考えると2商品に絞られます。

また、国内籍ETFを活用できる人には良い選択肢があります。

更新情報

参照しているデータを最新版に更新しています。

おすすめの選択肢

S&P500インデックスでおすすめできるのは2商品だけです。

スリム米国株式(S&P500)

トータルコストの安さ、純資産総額(人気)の高さ、販社数の多さ(楽天証券で買えること)から、間違いなくおすすめです。

もちろんiDeCoでも買えます。

SBI・V・S&P500(旧SBIバンガードS&P500)

税抜き信託報酬はスリム米国株式(S&P500)と同じ0.088%、運用報告書から計算したトータルコストは0.112%と超ローコストです。でもそれは、ごまかしの効かない基準価額データとの分析結果と一致しません。

次に該当する方は、SBI・V・S&P500が選択肢になるでしょう。

  • VOOに投資していることに喜びを感じる。
  • スリムシリーズが嫌い。
  • 近い内に(真の)運用コストが下がると信じている。

でも楽天証券では買えませんし、iDeCoでの取り扱いはありません。

金融機関の窓口を好む人向けの商品

つみたて米国株式(S&P500)

ネット証券よりも、証券会社や銀行の窓口で対面で買う方が良いという人には、コストと運用の安定性から、つみたて米国株式(S&P500)は良い選択肢になります。

つみたて米国株式(S&P500)はなかなか人気が出ませんでしたが、ようやく売れるにようになってきました。

eMAXIS S&P500

eMAXIS S&P500はこのブログの読者のみなさんをターゲットにしていないことは明らかです。

それでも、つみたて米国株式(S&P500)より売れている事実に驚きます。

商品名を目にしてもスルーするのが良い商品

次の2ファンドの商品名を目にすることがあっても、スルーするのが正解です。スリム米国株式(S&P500)かSBI・V・S&P500を選択した方が良いです。

iFree S&P500

税抜き信託報酬は0.225%で、トータルコストも低いですが、スリム米国株式(S&P500)の方が低コストです。また純資産総額(人気)の獲得に失敗し、先行者利益を享受できませんでした。

NZAMベータS&P500

農林中金全共連アセットマネジメントが一般販売用に設定したNZAMシリーズの1商品です。税抜き信託報酬は0.24%ですが、トータルコストは0.438%もします。案の定、不人気です。

S&P500インデックスファンドには強力なライバルがいるので、税抜き信託報酬0.24%で戦うのは容易なことではありません。

My SMT S&P500インデックス

三井住友トラスト・アセットマネジメントが2022年3月29日に設定した新シリーズの1商品です。目論見書には税抜き信託報酬0.088%とありますが、マザーファンドはIVV(S&P500指数に連動するETF)に投資するだけなので、その経費率を加えた0.118%とするのが適切です。

目論見書ではIVVの経費率について触れられていません。たとえ今後IVVの比率を下げて現物株運用に変えていくつもりだとしても、誤解を招きやすい内容でまずいと思います。特に税抜き信託報酬0.088%はSBI・V・S&P500やスリム米国株式(S&P500)を意識したものでしょうから、IVVの経費率を意図的に隠していると言われてもしょうがない気がします。

この商品はスルーするのがいいでしょう。

PayPay投信米国株式インデックス

PayPay投信米国株式インデックスはS&P500連動インデックスではありません。一卵性ではない双子のような指数に連動します。

そういう商品もあるんだぐらいの認識でいいと思います。

My SMT S&P500インデックス

2022年3月29日に設定されました。税抜き信託報酬は0.088%ですが、中身はIVVに投資するだけです。SBI・V・S&P500のVOOがIVVになっただけですね。

My SMT S&P500インデックスのマザーファンド

引用:目論見書

IVVの経費率0.03%は目論見書に出てきません。いずれマザーファンドを100%現物株運用に変えるつもりかも知れませんが、マザーファンドが100%IVVの状態でスタートし、今後どうするかも明示していないのはまずいと思います。

こういう低コストに見せかけている商品に引っかかってはいけません。

国内籍ETF

国内籍ETFのメリット・デメリットを理解した上で活用するのに適した商品があります。特段ETFに関心のない人で、長期投資を前提とするなら、普通に投資信託を選択した方が有利です。

MAXIS米国株式(S&P500)【2558】

運用コスト、配当金への課税、課税の繰り延べと、複数の要素が関係しますが、長期投資を前提とするならスリム米国株式(S&P500)の方が有利と言えます。

でもMAXIS米国株式(S&P500)の持つ(ETFゆえの)独特なメリットを活かせる人には、良い選択肢になり得るでしょう。

MAXIS米国株式(S&P500)ヘッジあり【2630】

2558の為替ヘッジあり版です。トータルコストは2558より高いですが、為替ヘッジはバッチリ効いています。

2558と使い分けできる人には、良い選択肢だと思います。

純資産総額一覧

この記事に登場した商品の純資産総額一覧です。

主なS&P500インデックスファンドの純資産総額一覧表

スリム米国株式(S&P500)は1.2兆円を超えています。SBI・V・S&P500の人気も凄いです。現状、この2強とその他の間には桁違いの差があります。

My SMT S&P500インデックスは設定されてから3ヶ月になろうとしていますが、まだ販売会社がなく、純資産総額ゼロです。

結論:スリム米国株式(S&P500)をおすすめします

次の理由から、SBI・V・S&P500は次点となります。

  • 現在、基準価額データから推測したトータルコストでスリム米国株式(S&P500)に負けている。
  • リターン比較でもスリム米国株式(S&P500)に負けている。
  • 楽天証券で買えない。
  • iDeCoの取り扱いがない。
  • 純資産総額(人気)はスリム米国株式(S&P500)の圧勝。

これはスリムシリーズが好きな人のポジショントークです。

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