2017年の我が家の主力ファンドであったセゾングローバルバランスファンドを全額売却することに決めました。評価額は約630万円、元本578万円です。売却に伴いおおよそ次の金額を負担することになります。
信託財産留保額(0.1%) | 6,300円 |
源泉分離課税(20.315%) | 104,358円 |
合計 | 110,658円 |
なお最近の株価下落はこの判断と無関係です。
以下、eMAXIS Slimをスリムと表記します。
ホールドではなくて売却する理由
セゾングローバルバランスファンドは信託報酬率が高い(0.68%±0.03%)のですが、セゾン投信はコスト競争には参画しないと明言していることが最大の理由です。待っていても信託報酬率は下がりませんよ、と言っているのです。
ダメ押しだったのがセゾン投信の主張の変化です。
セゾン投信を保有したくなくなってしまいました。
スリムバランス(8資産均等型)に乗り換えます
目標とするアセットアロケーションはスリムバランス(8資産均等型)と先進国株式ファンドのみで構成されます。よってセゾングローバルバランスファンドの売却で得た資金は全額スリムバランス(8資産均等型)に投資します。
乗り換えコストチェッカーを試す
セゾングローバルバランスファンドとスリムバランス(8資産均等型)のコスト差は0.3753%(税込み推定)程度あります。
銘柄 | 税込み信託報酬(%) |
セゾングローバルバランスファンド |
0.68±0.03 |
スリムバランス(8資産均等型) | 0.3047(推定) |
差 | 0.3753±0.03(推定) |
もう乗り換えコストうんぬんではなくて男らしく精算したいという気持ちが強いのですが、一応乗り換えにかかるコストについて調べました。次はアウターガイさんが開発された「乗り換えコストチェッカー」を試した結果です。収益率は年4%で計算しました。
引用:乗り換えコストチェッカー
乗り換えコストは問題ないレベルだと判断しました。
乗り換え案1:男らしい方法
次は最も潔く最小限の手間で済む方法です。
- 売却すると決めた日に全口数売却を申し込みます。
- 売却による入金予定金額と同額を無リスク資産から借りて、スリムバランス(8資産均等型)を購入します。
- 売却申込日から6営業日目に入金されたら無リスク資産に返却します。
約1週間、無リスク資産から620万円程度借用になりますが、今なら大丈夫です。
乗り換え案2:ちょっと女々しい方法
次は男らしさに欠けますが、心配性の人にはこちらの方がいいかも知れません。
- 売却すると決めた日から5日間かけて1/5、1/5、1/5、1/5、残り全部、と売却を申し込みます。
- 売却による入金予定金額と同額を無リスク資産から借りて、スリムバランス(8資産均等型)を5日間かけて購入します。
- 売却申込日から6営業日目に入金されはじめたら都度無リスク資産に返却します。
この方法であっても無リスク資産から一時借用することになります。
どちらにしても無リスク資産に余裕が必要
無リスク資産に余裕がない場合は売却代金が着金するまで待たないと乗り換え先の投資信託を購入できず、その間に基準価額が変動すると余計なことを考えたり気持ちが揺らいだりする可能性があります。
売却価格よりも購入価格の方が高くなると損だと思い、基準価額が下がるまで待ちたくなり、そのまま買い時を逃してしまいかねません。
売却価格よりも購入価格の方が安くなると得すると思い、基準価額がもうちょい下がるのを待ちたくなり、そのまま買い時を逃してしまいかねません。
人間ですのでそのように考えてしまうのは仕方ないですが、乗り換えはスパッとやるべきです。
最近の株価下落は関係ありません
暴落とも言われていますが%で見ると大した下落ではないです。暴落と言うなら10%は超えないとダメでしょう。
今回セゾングローバルバランスファンドを全額売却するのはこの株価下落とは無関係です。株価が不安定なのでむしろ延期しようかという気になりそうですが、後述するようにリスク資産からリスク資産への乗り換えなので相場には関係なく実施できます。なのでやると決めたらやるのです。
決行日は2月13日
平昌オリンピックは2月9日に開幕します。僕が心配しているのは米朝開戦です。流石に平昌オリンピック開始中には始めないと思いますが、2月9日は金曜日、翌週の月曜日は祭日なので基準価額が決まるのが火曜日なります。
引用:楽天証券
そのため決行日は2月13日火曜にしました。うまく移動できますように。
追記:米国株価下落中ですが決行します
米国で2月8日また株価が下落しています。ついに調整局面に入ったか!とか考えると気持ちが揺らぎそうですが、大丈夫です、決行します。セゾングローバルバランスファンドの含み益は減りますが(実際減っています)、乗り換え先のスリムバランス(8資産均等型)の基準価額も同様に下がるので問題ありません。むしろ、含み益が減るので売却に伴う譲渡益にかかる税額(20.315%)が相対的に減りますから、乗り換えに有利と言えます。
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