インデックス投資

先進国株式と全世界株式(除く新興国)のどちらがおすすめですか?

時価総額比で先進国株式と新興国株式に投資する組成は、全世界株式(除く日本)と呼ばれます。時価総額比で先進国株式、新興国株式、国内株式に投資する組成は、スリムシリーズだとオール・カントリーと呼ばれます。たわらノーロードシリーズだと単に「全世界株式」と呼ばれます。

不思議なことに、時価総額比で先進国株式と国内株式に投資する組成は、一般的に想像されるものはないようです。EXE-i グローバル中小型株式は先進国株式+国内株式ですが、大型株に投資しないので別格です。

組成されていないのは需要がないからだと思うのですが、もしあったらリスクやリターンはどうなのか知りたくないですか。

全世界株式(除く新興国)

先進国株式と国内株式の投資比率を9:1とし、毎月リバランスしたものを全世界株式(除く新興国)とします。先進国株式部分は、MSCIコクサイに連動する三井住友DC外国株式インデックスLを、国内株式部分はTOPIXに連動するニッセイTOPIXオープンを採用しました。

もしもそんな組成のインデックスファンドがあったら、という軽い気持ちでお楽しみ下さい。

先進国株式と国内株式

次は先進国株式と国内株式のリターン比較です。2003年2月3日から2020年9月25日までです。

先進国株式と国内株式のリターン比較グラフ

赤のラインが先進国株式、緑のラインが国内株式です。青のラインはリターン差で、先進国株式ー国内株式です。

2011年までは互角でしたが、その後差が開きました。2018年以降の国内株式(TOPIX)のパフォーマンスは、先進国株式に大きく劣後しています。

次は先進国株式と、合成結果である全世界株式(除く新興国)の比較です。比較期間は同じ、右軸のスケールを変更しています。

先進国株式と全世界株式(除く新興国)のリターン比較グラフ

この比較期間だと、国内株式のパフォーマンスは先進国株式に大きく劣後しましたが、国内株式の投資比率は1割しかないので合成結果のパフォーマンスは思ったほど悪くありません。それでも、国内株式の冴えないパフォーマンスに足を引っ張られているのは確かです。

先進国株式中心の投資でいいけど、時価総額比相当分、国内株式にも投資したい、きっと将来報われる時が来るだろうと思えるかどうかですね。

リスク比較

次は月次で求めたリスク(変動率)を年率換算したものです。

月次で求めたリスク(変動率)を年率換算したグラフ

ほとんど変わりません。変動率で見たリスクは、先進国株式と全世界株式(除く新興国)で違いはないと言えます。

リターン比較

リターン比較は、比較する期間によってその印象が大きく変わります。

2005年1月から2020年9月まで

2005年1月から2020年9月までのリターン比較グラフ

先進国株式の方が有利でした。

2007年1月から2020年9月まで

2007年1月から2020年9月までのリターン比較グラフ

先進国株式の方が有利でした。

2009年1月から2020年9月まで

2009年1月から2020年9月までのリターン比較グラフ

先進国株式の方が有利でした。

2011年1月から2020年9月まで

2011年1月から2020年9月までのリターン比較グラフ

先進国株式の方が有利でした。

2013年1月から2020年9月まで

2013年1月から2020年9月までのリターン比較グラフ

2017年までは互角でした。

2015年1月から2020年9月まで

2015年1月から2020年9月までのリターン比較グラフ

互角でした。

2017年1月から2020年9月まで

2017年1月から2020年9月までのリターン比較グラフ

先進国株式の方がわずかに有利でした。

2019年1月から2020年9月まで

2019年1月から2020年9月までのリターン比較グラフ

先進国株式の方がわずかに有利でした。

1年単位で比較

ここらは1年単位でリターンを比較します。わずかな差が長い年数をかけて積み重なることが良く分かります。

どんどんスクロールして流し見して下さい。

2004年

2004年のリターン比較グラフ

2005年

2005年のリターン比較グラフ

2006年

2006年のリターン比較グラフ

2007年

2007年のリターン比較グラフ

2008年

2008年のリターン比較グラフ

2009年

2009年のリターン比較グラフ

2010年

2010年のリターン比較グラフ

2011年

2011年のリターン比較グラフ

2012年

2012年のリターン比較グラフ

2013年

2013年のリターン比較グラフ

2014年

2014年のリターン比較グラフ

2015年

2015年のリターン比較グラフ

2016年

2016年のリターン比較グラフ

2017年

2017年のリターン比較グラフ

2018年

2018年のリターン比較グラフ

2019年

2019年のリターン比較グラフ

2020年(9月まで)

2020年(9月まで)のリターン比較グラフ

全世界株式とのリターン比較

次はVTの実績データを元に生成した「仮想楽天全世界株式」と、全世界株式(除く新興国)の比較です。

仮想楽天全世界株式と全世界株式(除く新興国)のリターン比較グラフ

赤のラインが全世界株式(除く新興国)です。2013年以降は新興国を外した方がパフォーマンスは良かったです。

結論:全世界株式(除く新興国)も悪くないかも

もしもオール・カントリーから新興国を外したものが組成されたら、選択肢としては悪くないかなと思いました。国内株式の未来には期待できるけど、新興国株式には不安を感じるって人のニーズには応えられるはずです。

かと言ってスリム先進国株式とスリム国内株式(TOPIX)をバラで買ってリバランスするのは面倒です。そんなことするぐらいならオール・カントリーにするか、スリム先進国株式にするかの二択になる気がします。

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