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楽天225ダブルブル(1458)の運用コストと評価

楽天225ダブルブルは日経平均の2倍ブル型ETFです。税抜き信託報酬はOne日本株ダブル・ブルやNZAMレバレッジ日本株式2倍ブルより大幅に安価ですが、リターン実績から推測したトータルコストは、NZAMレバレッジ日本株式2倍ブルの方が安いです。

そうは言っても楽天225ダブルブルが好きな人には、投資信託なんて眼中にないでしょうね。

楽天225ダブルブル(1458)

2015年7月15日に税抜き信託報酬0.35%で設定されました。国内籍ETFです。

  • 日経平均レバレッジ・インデックスを対象指数しており、日々の基準価額の値動きが日経平均の値動きの2倍程度となることを目指します。
  • 一口単位で売買可能で、ざっくり19,000円の倍数となります。
  • 決算頻度は年1回ですが、先物取引のため配当金は出ていないようです。
  • 楽天証券なら売買手数料は無料です。
  • 姉妹品に2倍インバース型の、楽天225ダブルベアがあります。

目論見書には、信託報酬以外に次の費用がかかると明記されています。

引用:目論見書

運用コスト

ETFは投資信託と違って運用報告書を公開する義務がありません。代わりに決算短信が公開されていますが、信託報酬以外のコストの計算方法が分かりません。

が、日経平均の2倍ブル型投資信託とリターン比較をすることで、トータルコストの大小を推測できます。こちらの方が現実的な指標と言えます。

リターン比較

連動する指数が限定されていないものの、現在は日経平均の2倍ブル型である投資信託と比較します。

One日本株ダブル・ブルとの比較

次はOne日本株ダブル・ブルの設定直後を避けた、2017年12月15日から2021年4月23日までの、楽天225ダブルブルとの比較です。

One日本株ダブル・ブルと楽天225ダブルブルのリターン比較グラフ

青のラインはリターン差で、楽天225ダブルブルーOne日本株ダブル・ブルです。暴れが少いことに驚きます。

青のラインが右肩上がりなので、楽天225ダブルブルの方が低コストです。

次は楽天225ダブルブルの運用コストを年率0.55%ポイント増量したものとの比較です。

楽天225ダブルブルの運用コストを年率0.55%ポイント増量したものとの比較グラフ

青のラインはほぼフラットになりました。

NZAMレバレッジ日本株式2倍ブルとの比較

次はNZAMレバレッジ日本株式2倍ブルの設定直後を避けた、2020年4月1日から2021年4月23日までの、楽天225ダブルブルとの比較です。

NZAMレバレッジ日本株式2倍ブルと楽天225ダブルブルのリターン比較グラフ

青のラインはNZAMレバレッジ日本株式2倍ブルー楽天225ダブルブルです。直近2ヶ月を除くと、NZAMレバレッジ日本株式2倍ブルの方が低コストです。

次はNZAMレバレッジ日本株式2倍ブルの運用コストを年率0.4%ポイント増量したものとの比較です。

NZAMレバレッジ日本株式2倍ブルの運用コストを年率0.4%ポイント増量したものとの比較グラフ

青のラインはフラットに近くなりました。

よって、トータルコストは低い順にこうなります。

  • NZAMレバレッジ日本株式2倍ブル
  • 楽天225ダブルブル
  • One日本株ダブル・ブル

投機用商品です

次は設定来の資金流出入額の累計の推移です。純資産総額は208億円です。

設定来の資金流出入額の累計の推移グラフ

明らかに短期売買のおもちゃ、投機用商品です。日経平均の2倍ブル型ETFなので、そういう扱いをされるのは不思議ではないです。

2020年10月以降、売買が激しくなっています。次は直近60日間の営業日ごとの資金流出入額の推移です。

直近60日間の営業日ごとの資金流出入額の推移グラフ

3月8日に124億円買われ、3月16日に214億円売られています。

次はスリム国内株式(日経平均)の直近60日の基準価額の推移です。赤の矢印の位置が3月8日、青の矢印の位置が3月16日です。

評価:ETFのメリットにこだわらないならNZAMレバレッジ日本株式2倍ブルの方が良い

僕はレバレッジ型ファンドは長期投資には不向きだと考えていますが、自身のリスク許容度内で利用することまで否定するつもりもありません。同じ理由で、楽天225ダブルブルを利用するのも自由です。

ETFのメリットにこだわらない人には、より低コストなNZAMレバレッジ日本株式2倍ブルの方が良いと思いますが、ガチで短期売買している人にはETF一択で「投資信託?アホか」って感じだと思います。

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