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三井住友DCつみたてNISA日本株インデックスが不思議と売れています

三井住友DCつみたてNISA日本株インデックスは、2011年12月に設定されました。ベンチマークはTOPIXです。さほど古くもなく、新しくもない商品ですが、現在の税込み信託報酬は0.1728%と低廉です。でもスリム国内株式(TOPIX)は0.154%とさらに安いです。

名前が長いので、この記事では「三井住友日本株インデックス」と略します。この三井住友日本株インデックスは、純資産総額が327億円もあり、TOPIXをベンチマークにしたローコストインデックスファンドの中ではトップだと思います。

たわらTOPIXとスリム国内株式(TOPIX)のリターン比較

次は2017年4月3日から2020年2月14日までの、たわらTOPIXとスリム国内株式(TOPIX)のリターン比較です。

たわらTOPIXとスリム国内株式(TOPIX)のリターン比較グラフ

青のラインはリターン差で、スリム国内株式(TOPIX)ーたわらTOPIXです。青のラインはほぼ、右肩上がりの直線です。

三井住友日本株インデックスとスリム国内株式(TOPIX)のリターン比較

次は同じ期間における、三井住友日本株インデックスとスリム国内株式(TOPIX)のリターン比較です。ずいぶん様子が異なります。

三井住友日本株インデックスとスリム国内株式(TOPIX)のリターン比較グラフ

青のラインはスリム国内株式(TOPIX)ー三井住友日本株インデックスです。青と赤の矢印の位置に段差がありますが、これは三井住友日本株インデックスが上方乖離を起こしたことが要因です。赤の矢印の位置の大きな上方乖離については次の記事に書きました。

青のラインは、傾向としては右肩上がりです。これは、スリム国内株式(TOPIX)の方がトータルコストが低いことを示しています。が、三井住友日本株インデックスは時々運用で問題を起こしていると思われます。

ベンチマークからの乖離は、たとえ上方乖離であっても、ない方がいいです。上方乖離を起こすなら、下方乖離も起こす可能性が高くなるからです。そのため、可能なら、三井住友日本株インデックスよりスリム国内株式(TOPIX)を選択した方がいいです。

三井住友日本株インデックスは売れています

次は三井住友日本株インデックス、ニッセイTOPIX、スリム国内株式(TOPIX)の純資産総額の推移です。

三井住友日本株インデックス、ニッセイTOPIX、スリム国内株式(TOPIX)の純資産総額の推移グラフ

赤のラインが三井住友日本株インデックス、緑のラインがニッセイTOPIX、青のラインがスリム国内株式(TOPIX)です。

次は総口数の推移です。

三井住友日本株インデックス、ニッセイTOPIX、スリム国内株式(TOPIX)の総口数の推移グラフ

総口数は基準価額の変動の影響を受けないので、受益者の行動の傾向を見るのに適しています。が、設定時期が大きく異なると、基準価額に差ができてしまい、純資産総額の推移グラフと総口数の推移グラフの印象が大きく変わってしまうのが難点です。

  • 三井住友日本株インデックスは安定して売れています。(最近少し勢いが落ちてきています。)
  • ニッセイTOPIXは2019年10月頃から苦戦しています。
  • スリム国内株式(TOPIX)は順調に伸ばしています。

このスケールだと気付きませんが、拡大すると三井住友日本株インデックスのラインは階段状です。

総口数の推移グラフを拡大した図

DC(確定拠出年金)で買う人が多いと階段状になる傾向があるので、三井住友日本株インデックスはDC(企業型?)で買っている受益者が多いのかも知れません。

ニッセイTOPIXとスリム国内株式(TOPIX)のリターン比較

ニッセイTOPIXとスリム国内株式(TOPIX)の現在の信託報酬は同率です。次は最初のグラフと同じ、2017年4月3日から2020年2月14日までの、リターン比較です。

ニッセイTOPIXとスリム国内株式(TOPIX)のリターン比較グラフ

青のラインはスリム国内株式(TOPIX)ーニッセイTOPIXです。信託報酬が同率になってからはほとんど差がありません。

また、ニッセイTOPIXは過去に運用上の問題を起こした記憶はありません。次はニッセイTOPIXの設定直後を避けた、2015年5月15日からの、eMAXIS TOPIXとのリターン比較です。

ニッセイTOPIXとeMAXIS TOPIXのリターン比較グラフ

青のラインに段差が見られないことから、eMAXIS TOPIX基準になりますが、運用は安定していたと判断できます。そのため、ニッセイのファンなら、ニッセイTOPIXを選択したのでいいと思います。

もちろん、将来のことは分かりません。数年後には状況が変わって、スリム国内株式(TOPIX)とニッセイTOPIXのどちらでも良いという判断はできなくなっている、かも知れません。

まとめ:三井住友日本株インデックスでも悪くはない

選択できるなら、スリム国内株式(TOPIX)か、ニッセイTOPIXが良いと思いますが、DCで選択肢が限られているのような場合は、三井住友日本株インデックスでも悪くないです。過去に乖離を起こしてはいますが、リターン比較結果からトータルコストに大差はないはずです。

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