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【2021年版】つみたてNISAリターン実績ランキング

2021年に、つみたてNISAで毎月初同額を投資した場合の、リターン実績ランキングを作成しました。この記事の対象となった、つみたてNISA適格商品は186本でした。

2021年の株価は驚異的な上昇を続けました。年初から年末までのリターンは、スリム米国株式(S&P500)が44.0%、オール・カントリーが32.6%にもなりました。勘違いしてしまいそうな程、絶好調でした。でもあの有名なアクティブファンドの成績がびっくりするほど残念だったりします。

ではお楽しみください。

シミュレーション方法

  • つみたてNISA適格商品で、2021年1月4日より前に設定されていたものの多くを対象にしています。
  • 毎月初に同じ額を積立投資する、それを12ヶ月継続します。
  • 2021年12月末の評価額の利益率順に並べます。

1位から40位まで

表が長いので分割しています。まず40位までです。代表的な商品を黄色に塗っています。

1位から40位までの一覧表

  • 1位は意外な伏兵でした。
  • 米国株式、先進国株式、全世界株式が目立ちます。

41位から80位まで

41位から80位までの一覧表

  • セゾン資産形成の達人ファンドはオール・カントリー、楽天全世界株式に負けましたね。
  • バランスファンドが増えてきました。
  • セゾングローバルバランスの安定感は流石です。

81位から120位まで

81位から120位までの一覧表

  • バランスファンドが並んでいます。
  • ようやく国内株式が見えてきました。

121位から160位まで

121位から160位までの一覧表

  • TOPIXが並んでいます。多くのバランスファンドより低パフォーマンスなんですね。
  • 153位以降に日経平均が並んでいます。

161位以降

161位以降の一覧表

  • ひふみは172位でした。ほとんどリターンなし、受益者泣いてますね。
  • 新興国株式は絶不調でした。
  • 最下位の朝日ライフ日経平均ファンドの利益率が飛び抜けてマイナスなのは、ガッツリ分配金を出したためです。この商品は無視してください。

成績一覧を視覚化

横軸を順位、縦軸を利益率のグラフにしました。最下位の朝日ライフ日経平均ファンドは外しました。

横軸を順位、縦軸を利益率にしたグラフ

選択した商品によって大きな違いが生まれました。でも2021年の傾向が今後も続く保証はないので、各資産クラスの特徴を理解した上で、自分のリスク許容度にあった商品を選択することが重要です。

まとめ:つみたてNISAもリターン実績はピンキリ

つみたてNISA適格商品でも、リターン実績はピンキリです。高いリターンが得られたのは、高いリスクを負ったからです。1年間積立投資を行い、19年間ガチホするとして、得られるリターンが前もって分かっているわけではないので、何に投資するかは非常に難しい問題です。

そして、商品選択は資産形成結果に大きく影響するので、20年後に後悔しないように、学びの姿勢を維持することが重要です。それがあれば、翌年度は異なる商品を選択しようとするチャンスも生まれます。つみたてNISAは素晴らしい制度ですが、それをどう活かすかは、みなさん次第なのです。

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