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SMT日経225インデックス・オープンの運用コストと評価

インデックス投資歴の長い方にとって、SMT日経225インデックス・オープン(旧STAM日経225インデックス・オープン)は懐かしく思えるかも知れません。eMAXIS日経225と同世代で、ローコストインデックスファンドの黎明期を支えました。(が、eMAXIS日経225ほどは売れませんでした。)

でもニッセイ日経平均登場以降の超ローコスト化競争には参戦しませんでした。その役目は廉価版であるi-SMT日経225が担うかと思われましたが、苦戦中です。

SMT日経225インデックス・オープン

2010年7月30日に税抜き信託報酬0.40%で設定されました。eMAXIS日経225と同率でした。その後1回引き下げられ、現在は0.37%です。次は信託報酬引き下げ履歴です。

信託報酬引き下げ履歴表

  • 金融機関を選ばないと、購入時手数料税抜き2%(上限)を徴収されてしまいます。
  • 解約時信託財産留保額は設定されていません。

SMT日経225インデックス・オープンは、つみたてNISA適格です。

運用コスト

次は運用報告書から計算した運用コスト(トータルコスト)です。

運用報告書から計算したトータルコスト表

支配的なのは信託報酬です。

リターン比較

eMAXIS日経225との比較

次はSMT日経225インデックス・オープンが税抜き信託報酬を0.37%に引き下げた、2012年4月20日から2021年5月14日までの、eMAXIS日経225との比較です。eMAXIS日経225の税抜き信託報酬は0.40%固定です。

SMT日経225インデックス・オープンとeMAXIS日経225のリターン比較グラフ

青のラインはリターン差で、SMT日経225インデックス・オープンーeMAXIS日経225です。SMT日経225インデックス・オープンの方が低コストなので、青のラインは右肩上がりで推移するのが期待値です。

赤の矢印のところにできた段差は、SMT日経225インデックス・オープンが分配金を出したことによるものです。このように、過去に分配金を出したことがあるファンドも散見されます。

ニッセイ日経平均との比較

次はニッセイ日経平均の設定直後を避けた2016年12月15日から2021年5月14日までの、SMT日経225インデックス・オープンとの比較です。

ニッセイ日経平均とSMT日経225インデックス・オープンのリターン比較グラフ

青のラインはニッセイ日経平均ーSMT日経225インデックス・オープンです。複利効果で弓なりに曲がっています。コロナショックによる株価暴落時に凹んでいるのは正常です。

売れ行きは

次は設定来の資金流出入額の累計の推移です。純資産総額は269億円です。

設定来の資金流出入額の累計の推移グラフ

理解し難いことに、売れ始めたのはローコスト化競争がはげしくなってからです。そしてまだ買われているものの、2019年以降は資金流出傾向です。そりゃもっとローコストな選択肢がたくさんあるので当然でしょう。

逆に、短期売買のおもちゃにされているとは言え、まだ買われていることに驚いてしまいます。

次はeMAXIS日経225もプロットしたものです。

eMAXIS日経225もプロットしたグラフ

緑のラインがeMAXIS日経225です。日経平均の相場に連動して売買されている様子が良く分かります。受益者の属性が似通っているということでしょうか。

評価:もっとローコストな選択肢の方が良いです

今どき日経平均連動インデックスに税抜き信託報酬0.37%を払うのはもったいないです。最安水準は0.13%です。低コストで人気が高く、純資産総額が十分で繰上償還リスクが低いものが良いです。

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