2019年6月の運用成績を振り返ります。
全体
スリム先進国株式に1,785万円投資しています。
- 投資額は先月から21.4万円増えました。定常の積み立て投資分だけです。2月6日以降追加投資は一切していません。
- スリム先進国株式しか買っていません。含み益は先月から回復しました。右端の列は損益率の差で、単位は%ポイントです。
- 積立投資だけなので暇です。不思議なくらい強気相場が続いています。
iDeCo口座
僕は67,000円、妻は47,000円拠出しています。どちらも個人事業主なので最大68,000円拠出可能なのですが、次の理由で少ないのです。
- 僕は国民年金の付加年金を利用しているためです。
- 妻は国民年金基金を利用してしまったためです。こいつは一度利用開始すると完全に終わらせることができない地獄仕様です。
特定口座
2月から特定口座での積み立ては次の2件に変更しています。
- 僕が特定口座で5万円を楽天カード決裁で積立。
- 妻が特定口座で5万円を楽天カード決裁で積立。
次は世界同時株安が始まる前からのスリム先進国株式の基準価額の推移です。
世界同時株安でクリスマスの底を打ってから4ヶ月かけて回復過程にありました。5月に中国がちゃぶ台返し的な行動に出たこと、それを契機にファーウェイへの制裁を始めたことから株価は大きく下落しました。
ところが米中貿易協議が停止したままなのに、景気減速の懸念から利下げ観測が強まると株価が上昇するというバブリーな状況が続いています。そして先日のG20でトランプ大統領と習近平主席は貿易戦争の一時停戦に合意しました。ファーウェイへの米国製品の禁輸も解除するようです。お互い国内事情があるからだと思いますが、根本的な問題は解決されないまま、再度株価は上昇傾向を継続するのでしょうか。
ほとんどの人はこういう状況を予測できなかったでしょう。結果だけ見れば、2019年に米国株式インデックスまたは先進国株式インデックスを売却した人は「思惑が外れた」と後悔しているのではないでしょうか。そして、よく言われるように今回も、淡々と積立投資を継続するのが最も無難だったわけです。
7月はこのまま強気相場が続いて世界同時株安前の水準を超えて欲しいものです。そして多くの人が「あり得ない」と思うほど基準価額を上げてから(いつになるかは分かりませんが)どかんと暴落するのが希望です。
なお、僕は最高値からマイナス10%を超えたら追加投資を再開すると決めています。
それまでは暇でも積立投資だけです。
NISA口座
今年の非課税枠は世界同時株安で基準価額が大きく下落していた1月に使い切りました。世界同時株安から回復中の今から見れば、この上なく良い判断でした。
ジュニアNISA口座
子供のジュニアNISAでもスリム先進国株式を積み立てています。
今年の非課税枠80万円は1月に使ってしまいました。これも良い判断でした。
FRBは正しい判断を
トランプ大統領は事あるごとにFRBを批判して利下げを求めますが、FRBのパウエル議長は冷静です。僕は安易に利下げしない方が良いと思っています。
好調な世界経済もいずれ景気後退(リセッション)入りするのは不可避で、現在は最後の強気相場を楽しんでいる状況のはずです。FRBには景気後退後の金融政策余地を残すため、トランプ大統領の横槍に屈せず、正しい判断をして欲しいものです。