インデックス投資

2019年8月の運用成績を公開します

2019年8月の運用成績を振り返ります。

全体

スリム先進国株式に1,828万円投資しています。

運用成績一覧表

  • 投資額は先月から21.4万円増えました。定常の積み立て投資分だけです。2月6日以降追加投資は一切していません。
  • スリム先進国株式しか買っていません。右端の列は損益率の差で、単位は%ポイントです。減りましたね。
  • 積立投資だけなので暇です。暴落しそうでしません。

iDeCo口座

僕は67,000円、妻は47,000円拠出しています。どちらも個人事業主なので最大68,000円拠出可能なのですが、次の理由で少ないのです。

  • 僕は国民年金の付加年金を利用しているためです。
  • 妻は国民年金基金を利用してしまったためです。こいつは一度利用開始すると完全に終わらせることができない地獄仕様です。

特定口座

2月から特定口座での積み立ては次の2件に変更しています。

  • 僕が特定口座で5万円を楽天カード決裁で積立。
  • 妻が特定口座で5万円を楽天カード決裁で積立。

次は世界同時株安が始まる前からのスリム先進国株式の基準価額の推移です。7月末までのものです。不思議な強気相場が続いていました。

世界同時株安が始まる前からのスリム先進国株式の基準価額の推移グラフ、7月末まで

次は8月末までのものです。横軸のスケールを同じにするため開始時期を1ヶ月遅らせました。

世界同時株安が始まる前からのスリム先進国株式の基準価額の推移グラフ、8月末まで

世界同時株安でクリスマスの底を打ってから4ヶ月かけて回復していたのに、5月に中国がちゃぶ台返し的な行動に出てトランプ大統領の逆鱗に触れて急落しました。ところが米中貿易協議はほとんど進展しないままなのに、景気減速の懸念から利下げ観測が強まると株価が上昇します。市場関係者の心理はどうかしています。

FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長が0.25%の利下げを決めると、トランプ大統領はトランプ砲を炸裂させます。対中関税第4弾を9月1日に発動すると発表したのです。結果、米国株価は大幅な下落を始めました。が、スリム先進国株式の最高値から10%未満の下落率の水準に踏みとどまっており、激しく上下運動を繰り返しています。(黄色の丸で囲ったところ。)

現在のスリム先進国株式の基準価額は僕が追加投資を発動させるほど安くないため、引き続き入金力を温存中です。

NISA口座

今年の非課税枠は世界同時株安で基準価額が大きく下落していた1月に使い切りました。世界同時株安から回復中の今から見れば、この上なく良い判断でした。

ジュニアNISA口座

子供のジュニアNISAでもスリム先進国株式を積み立てています。

今年の非課税枠80万円は1月に使ってしまいました。これも良い判断でした。

無限ループ

米中貿易戦争が終結する見込みはなく、協議も大して進んでいると思えないものの、根拠の薄い材料を元に「米中貿易摩擦への懸念が後退」と捉えて株価が上がっていました。が、対中貿易関税の影響や、そもそも景気のサイクルの終盤にあることから米国経済の減速が認識されています。トランプ大統領はFRBに利下げを強く求めますが、実際に利下げすると対中貿易関税を強化して株価を下落させます。

トランプ大統領は相反作用を排除できない2つのことを実現したいのです。

  • 2020年の大統領選挙まで好調な経済(株高)を維持したい。
  • 2020年の大統領選挙前に対中国政策で弱気、弱腰と見られるわけにいかない。

どちらも自身が大統領に再選されるための条件です。そのためなら米国経済がバブルであろうが他国がどうなろうが気にもかけないでしょう。

テレビのインタビューで市場関係者が「無限ループ」と評していましたが、その通りだと思います。米中貿易戦争が解決しない限りこの無限ループからは脱却できないかも知れません。だとすると、本来なら強気相場の継続により株価は世界同時株安前の水準を大きく超えて成長できるのに、米中貿易戦争のためにボックス相場に押し込まれてしまいます。特に投資家にとっては時間の無駄でしかありません。

が、これが現実であり、数あるリスクのうちのひとつです。僕らは人類史上経験したことのない、未知の領域を旅しているのかも知れません。

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