2019年10月の運用成績を振り返ります。
全体
スリム先進国株式に1,711万円投資しています。
- 投資額の増加は定常の積み立て投資分だけです。2月6日以降追加投資は一切していません。
- スリム先進国株式しか買っていません。右端の列は損益率の差で、単位は%ポイントです。ここは全く気にしていません。
- 積立投資だけなので暇です。最後の強気相場がなかなか終わりませんが、でも実は成長もしていません。
iDeCo口座
僕は67,000円、妻は47,000円拠出しています。どちらも個人事業主なので最大68,000円拠出可能なのですが、次の理由で少ないのです。
- 僕は国民年金の付加年金を利用しているためです。
- 妻は国民年金基金を利用してしまったためです。こいつは一度利用開始すると完全に終わらせることができない地獄仕様です。
なお、条件が満たされれば妄想を実現します。
特定口座
2月から特定口座での積み立ては次の2件に変更しています。
- 僕が特定口座で5万円を楽天カード決裁で積立。
- 妻が特定口座で5万円を楽天カード決裁で積立。
次は世界同時株安が始まる前からのスリム先進国株式の基準価額の推移です。10月30日までのものです。
13ヶ月前からの推移になりますが、全く成長できていません。緑の水平線が最高値ですが、その直近とは13ヶ月前なのです。
でもようやく最高値を超えられそうです。米連邦準備理事会(FRB)は30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を0.25%引き下げると発表しました。7月、9月に続く3会合連続の利下げです。この発表を受けて株高は継続しそうです。
また、懸案だった英国のEU離脱問題ですが、10月末の期限が来年1月末に延期され、12月12日に総選挙が行われることになりました。いったんはハードブレグジット(合意なき離脱)のリスクが後退したと好感されています。僕もハードブレグジットだけは避けて欲しいと願っています。
米中貿易戦争では歩み寄りが近いとの報道もありますが、本質的な問題解決は無理で、米中共に国内事情から表向き協議が進展しているように見せたいという思惑が一致しているに過ぎないとも言われます。近いうちに再度トランプ砲が炸裂する可能性も十分あります。これまで何度も繰り返されてきた光景です。
NISA口座
今年の非課税枠は世界同時株安で基準価額が大きく下落していた1月に使い切りました。世界同時株安から回復中の今から見れば、この上なく良い判断でした。
バブルかどうか、はじけてみるまで分からない
これはグリーンスパン元米連邦準備理事会(FRB)議長の有名な言葉です。
米国の経済指標の一部に悪化が見られるものの、まだまだ良好な状態を保てています。にも関わらずFRBが政策金利を引き下げ、それを追い風に株高が続く状況を不安視する専門家も少なくありません。
永遠に上がり続ける相場はないと言われます。リーマンショック後の強気相場が長く継続しているわけで、いくらなんでももうじきそれも終わるだろうと見る向きがあります。僕もそう思っています。それは強気相場の期間が長いからではなくて、明らかに景気減速の兆候があるからです。
こういうことを書くと暴落が近いと煽っていると言われそうですが、衝撃に備えておいて悪いことはありません。もっとも重要なのは、暴落をやり過ごす期間必要になる無リスク資産(預貯金など)の確保ですが、これは急に言われてもできませんね。余計なお世話ですが、リスク資産への投資比率が高い(=フルインベストメントと言われる状態に近い)人を見ると、次の暴落時に泣くんじゃないかと心配してしまいます。
僕は、不謹慎ながら、次の暴落を絶好の追加投資のチャンスにできるよう入金力を温存しているところです。