2019年12月の運用成績を振り返ります。
全体
スリム先進国株式に1,754万円投資しています。
投資額の増加は定常の積立投資分だけです。2月6日以降追加投資は一切していません。
- スリム先進国株式しか買っていません。右端の列は損益率の差で、単位は%ポイントです。ここは全く気にしていません。
- 積立投資だけなので暇です。気持ち悪いほどの強気相場が続いています。
iDeCo口座
僕は67,000円、妻は47,000円拠出しています。どちらも個人事業主なので最大68,000円拠出可能なのですが、次の理由で少ないのです。
- 僕は国民年金の付加年金を利用しているためです。
- 妻は国民年金基金を利用してしまったためです。こいつは一度利用開始すると完全に終わらせることができない地獄仕様です。
条件が満たされので、妄想を実現中です。
特定口座
2月から特定口座での積み立ては次の2件に変更しています。
- 僕が特定口座で5万円を楽天カード決裁で積立。
- 妻が特定口座で5万円を楽天カード決裁で積立。
次は世界同時株安が始まる前からのスリム先進国株式の基準価額の推移です。12月30日までのものです。
1年前は世界同時株安で大きな下落を経験しましたが、今年は強気相場により基準価額は大きく上昇しています。この状況について、専門家の見方も割れています。
楽観的な人は、来年年初に米中貿易交渉の第一段階の合意に署名が行われ、残った(より深刻な)問題が先送りされること、トランプ大統領は自身の再選に向けて株高を維持するためなら何でもするはずだ、との見方から、2020年は強気相場が継続すると予想しています。
悲観的な人は、米中貿易交渉の第一段階の合意はまやかしであり、署名されるとは思えないこと、トランプ大統領も中国に譲歩しすぎると、強固で潤沢な資金を持つ支持者から非難されることから、楽観論は夢と消え、現在の強気相場は続かないと予想しています。
僕にはどちらが当たっているか判断する能力がないのですが、投票するなら悲観的な方にします。
NISA口座
今年の非課税枠は世界同時株安で基準価額が大きく下落していた1月に使い切りました。世界同時株安から回復した今から見れば、この上なく良い判断でした。
2020年分の非課税枠は、毎月初10万円の積立投資+株価下落時に前倒しで投資する方針です。
2月6日以降追加投資していないのは
我が家は2月6日以降一切追加投資していません。その理由をひとことで言えば「追加投資の条件を満たさなかったから」となります。スリム先進国株式の基準価額が最高値から10%以上下落しないと追加投資しないのをルールにしているのです。(10%に絶対的な根拠はなく、キリのいい数値だからそうした程度です。)
10%未満の下落を無視するのは、我が家は世界同時株安でもっと大幅に下落した時に十分追加投資したからです。2019年年初に追加投資を十分できた人はいないだろうとか書いている投信ブロガーがいましたが、準備ができていた我が家はしっかりできました。
次は世界同時株安での追加投資の様子が分かるグラフです。
1月が突出しているのは一般NISA枠2名分とジュニアNISA枠の合計300万円を使い切ったからです。
追加投資ルール
我が家が最高値から10%以上下落したら追加投資を発動させるのは、すでに十分な追加投資をして平均取得価額を相応に下げているからです。本当は、次の暴落が始まるまで追加投資する必要性を感じないのですが、株価の下落が始まった時にそれが調整で終わるのか暴落の始まりなのかは判断できません。また、次の暴落でどこまで下がるかも分からないので、ある程度下げたら追加投資を始めるしかないのが実情です。我が家の場合、それが10%だということです。
まだ十分な追加投資をしていないなら、5%以上の下落で開始してもいいと思います。正解は各世帯で異なります。
暴落が近いと思っても積立投資を継続するのは
暴落がいつ始まるのか正確に予測するのは不可能なので、思惑が外れた場合、積立投資しなかったことで機会損失してしまう恐れがあります。暴落するのをずっと待っていたけど、その間全く投資できなかった、となる可能性があるのです。そして、次の暴落での下落率も分かりません。期待したほど下がらないかも知れません。
それに、現在の基準価額が高いと感じても、数年後に振り返ればとても安いと思うかも知れません。何があってもやめない積立投資は、最良の投資方法ではないとしても、最も後悔する可能性が低い投資方法と言っていいでしょう。