インデックス投資

【徹底比較】eMAXIS Neoシリーズのおすすめを教えて下さい

eMAXIS Neoシリーズは信託報酬が低めに設定された、テーマ型ファンドの代表格です。現在11本がラインナップされていますが、それらは4回に分かれて設定されました。11本ともかなり狭い領域に特化しています。

特定のテーマの未来に賭けてみたいけど、個別株の売買まではしたくない、もっと手軽に投資したい、という人にとっては、とてもうれしい存在と言えるでしょう。

更新情報

eMAXIS Neo電気自動車とeMAXIS Neoクリーンテックを追加しました。また、評価記事が参照しているデータを最新版に更新しています。

eMAXIS Neoシリーズの特徴

  • テーマ型ファンドですが、連動する指数(ベンチマーク)があります。
  • 税抜き信託報酬は0.72%で統一されています。一般的な資産クラスに投資するインデックスファンドよりは高いですね。でも尖ったテーマに手軽に投資できることを考えれば、手頃な水準だと思います。
  • ノーロード、解約時信託財産留保額はゼロ、信託期間無期限です。
  • 純資産総額が500億円を超えると、超えた部分の信託報酬が0.71%に漸減される、受益者還元型信託報酬制度を採用しています。
  • トータルコストはおおむね1%を切る程度です。そのテーマに投資したい人には許容範囲と言えるでしょうか。最近のインデックスファンドの超ローコスト化を考えるとまだ高いでしょうか。
  • 隠れコストは高めでしたが、決算期を経るごとに改善されています。
  • 現物株運用です。2021年はわずかな割合ですが先物も利用するようになりました。
  • 複数の条件を満たさないので、つみたてNISA適格ではありません。
  • 純資産総額は、eMAXIS Neoシリーズ共通の初期投資3億円を含んでいます。
  • パフォーマンスの高いものが人気を集めていましたが、コロナショック後のバブルの衰退と共に資金流出傾向に変わりました。テーマ型ファンドの難しさを実感します。

連動する指数

eMAXIS Neoシリーズはテーマ型インデックスファンドです。つまり、連動する指数が存在します。ベンチマークを作成しているのは、米国大手指数提供会社S&P Global Inc.の100%子会社である、Kensho社です。データ分析・機械学習・自然言語処理などを強みとしており、AIを活用して企業の開示情報などの膨大な文献を自動的に処理すること等を通じて、銘柄選択をするそうです。

  • 銘柄数はテーマごとに異なります。また、銘柄数も変動しているようです。
  • "Modified equal weighted"と表現されていますが、どうやら傾斜の付いた均等配分のようです。
  • 年に2回リバランスされます。2021年6月に銘柄入れ替えが行われました。

期待したパフォーマンスが出るかどうかは、経済状況そのものもありますが、この指数の銘柄選択と投資比率の決め方に大きく依存するでしょうね。

第一弾

2018年8月6日に設定されました。

ロボット

しばらく不人気でしたが、2021年になってパフォーマンスがS&P500と互角になると売れ始めたようです。でも直近では頭打ちになり、他のeMAXIS Neoシリーズ同様に資金流出傾向です。

遺伝子工学

しばらく不人気でしたが、2020年12月から売れ始めます。が、4月には頭打ちになります。パフォーマンスに連動しすぎているようで、固い信念を持って買っている人は多くないのかも知れません。

宇宙開発

しばらく不人気でしたが、2021年になってパフォーマンスがS&P500と互角になると売れ始めたようです。純資産総額で見ると、eMAXIS Neoシリーズで平均的な人気に変わりました。でも直近では頭打ちになっています。

第二弾

2018年12月3日に設定されました。

ドローン

パフォーマンスが向上したタイミングで急に資金流入が増えましたが、頭打ちなるとすかさず資金流出傾向に変わりました。

ナノテクノロジー

長らくほとんど売れていませんでしたが、基準価額の急上昇につられる形で急激に資金が流入ました。ところが基準価額の上昇が頭打ちなると手のひらを返すように、資金流出傾向に変わりました。

バーチャルリアリティ

一時期人気が沸騰していましたが、基準価額の上昇が頭打ちなると手のひらを返すように、資金流出傾向に変わりました。

第三弾

2019年5月28日に設定されました。

ウェアラブル

eMAXIS Neoシリーズに共通していますが、パフォーマンスが高いと資金流入が増え、頭打ちになると潮が引くように売却されます。

フィンテック

S&P500種指数などと比べてパフォーマンスが高いと資金流入が増え、頭打ちになると買われなくなる(もしくは売却される)のは、eMAXIS Neoシリーズ共通です。

自動運転

NASDAQ100指数を大きく引き離し始めた頃から、急激に売れ始めました。そしてパフォーマンスが互角になると手のひらを返すように資金流出傾向に変わりました。

第四弾

2021年5月7日に設定されました。

電気自動車

現状のパフォーマンスだと投資しにくいのではないでしょうか。

クリーンテック

クリーンテクノロジー関連企業はこれから高い成長が期待できそうですが、テーマが重なっている分野への投資は好みが分かれるところだと思います。僕は、電気自動車の投資先は避けて欲しいと思いました。

結論

eMAXIS Neoシリーズを純資産総額順に並べました。株式銘柄数も表示しています。

eMAXIS Neoシリーズの純資産総額一覧表

(資金流出傾向ではあるものの)自動運転の人気が突出しています。やはりパフォーマンスが高いものが売れる傾向にあります。そして、パフォーマンスが凡庸になると資金流出傾向に変わっています。つらいですね。

eMAXIS Neoシリーズは長期投資向きの商品です。短期売買を嗜好するなら、レバレッジ型ファンドなどの方がいいと思います。気に入ったテーマがあるとか、サテライトで特定分野の未来に賭けてみたい場合に、自分の投資対象になるか検討するといいでしょう。

でも、これまでのところS&P500との比較ではS&P500の安定した強さを実感します。特定のテーマの未来に賭けてeMAXIS Neoシリーズ(のどれか)に投資を続けるのは簡単ではないようです。

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