ブログ運営

ブログの方向性を大きく変更しました

しばらく前からこのブログの形態を変更していたのですが、流石に潮時だと思い、方向性を大きく変えました。

方向性を変えるとは何か、またそう判断するに至った背景についてざっくばらんにお話します。

振り返り

このブログを始めたのは2017年10月でした。SEO的なことは考えず、自由に記事を書いていましたが、PVとAdSenseの収益は長らく低迷を続けました。が、2019年6月頃から伸び始め、4ヶ月ほどは明るい未来を展望できる春爛漫気分でした。

ところが2020年1月のコアアップデートで検索パフォーマンスが急落します。暴落と言ったほうがいいですね。インデックス投資ブログの多くは2020年5月のコアアップデートの影響が大きかったと記憶していますが、僕のブログはひと足早く被弾していました。その5月のコアアップデートは、もう落とせないほど落ちていたので無風でした。

コアアップデートで検索順位を大きく落とされたので、何が悪かったのかをいろいろ考えて行動しました。2020年5月のコアアップデート後に、記事の質を根本的に改善しないとダメだなと思い、以前よりも真面目に、考えてSEO的に評価される(と思われる方法で)記事を書くようにしました。

それから我慢の2年が経過します。その間に、ツイッターの株クラにいる(いた)複数名がブログから撤退して行きました。そしてついに、僕にもその時がやって来たのでした。(いや、撤退はしないです。)

厳しすぎるGoogleの判断

インデックス投資ブログは収益性が高いジャンルであるため、(自分のことは脇に置いておくと)トラフィック(PV)目的でいい加減な記事を書くクソブロガーを多数生み出しました。そういう不適切な記事の検索順位を落とすためにGoogleが取った対策は、EAT重視であり、個人ブロガーの排除でした。

EATについて真相を語れるのはGoogle内部のごく一部の人で、ネット上に出回っている情報は推測でしかありません。が、僕の場合は2年間頑張っても低迷した検索パフォーマンスを改善することができず、その理由は個人ブログでEATがないから、だと考えています。正解を知っているのは、Google内部の人だけです。

僕のブログだと、検索順位で2位、3位を取れるKWもそれなりにあるのですが、それは検索ボリュームが小さいものに限られます。検索ボリュームが大きいものは、検索意図を満たしているとか言う前に、企業サイトしか検索上位には来ません。そしてそれらの中にはアフィリエイトリンクだらけのクソ記事もしっかりあります。おいおい、こういうクソブログを排除したかったのではないのかね、Googleさん、と言いたくなります。でも残念ながらGoogleは記事の内容を見てクソかどうか判断できないので、ドメインの評価を最重要視しているようです。良く聞きますよね、何を言うかより誰が言うかだと。

個人ブログでもEATを獲得できるって主張する人もいるでしょうが、僕はできませんでした。そして僕は長いことGRCの上位30追跡で他のインデックス投資ブロガーの順位変動も見てきましたが、Googleはその人達に対しても厳しかったです。

名前は伏せますが、GoogleがEAT偏重に変わる前から注目していたインデックス投資ブロガーの方がいます。その人は僕が絶対に上位を取れないビッグKWで3位位内を取れており、AdSenseだけで十分な年収を稼げていたはずでした。ところが2020年以降徐々に順位を落としました。上昇する時期もありましたが、上位に定着できずに落ちました。その人のブログ、similarwebで見てもPVは振るわないので、現在稼げていないのは確かだろうと思っています。

このGoogleの判断は厳しすぎますが、現在の技術力では記事内容を評価できないので、クソブログを排除するにはやむを得ないと思います。現実には企業サイトのクソブログが生き残っているわけですが、それらにも対応するにはさらなる技術革新を待つしかありません。

最近になって悟ったこと

他のジャンルのことは知りませんが、インデックス投資ブログという強烈なYMYLジャンルにおいて、個人ブロガーが満足な検索流入を獲得するのは無理です。これは僕が2年以上の歳月をかけて悟った事実です。

もちろん違うを結果を導き出せる人もいるでしょうが、僕がGRCの上位30追跡を見てきて思うのは、今現在そんな奴はいない、ということです。

記事更新にかかるコストの削減

前フリが長くなりました。要するに、このまま今のブログを続けても砂漠に水を撒くようなものなので、投入する工数を削減したいと考えました。このブログはストック型ですが、たくさんある商品評価記事は年に1回は更新しないといけません。その多くは「○○○○○○の運用コストと評価」というタイトルの記事です。これが272記事もありました。年に1回更新だと、平日毎日更新しないといけない計算です。

そこで、商品評価記事は人気シリーズか、売れているか、読者の関心が高いか、捨てるに捨てられないか、のどれかに該当するものだけに絞りました。外れた記事は全部「非公開」にしました。ざっくり言うと減らす前にあった約800記事のうち残ったのは約350記事です。半分以上が消えました。

たとえば「eMAXIS Neoシリーズ おすすめ」で検索すると5位に出てくる記事「【徹底比較】eMAXIS Neoシリーズのおすすめを教えて下さい」はトピッククラスターモデルで書かれていて、そのピラー記事にeMAXIS Neoシリーズ各商品の評価記事がクラスター記事としてぶら下がっていました。が、この記事群は前記条件を満たさないため、丸ごと非公開にしました。株クラの表現だと「記事を損切りした」になりますかね。

それらNeoシリーズの記事群を捨ててしまうのはもったいないと思うかも知れませんが、言って見ればそれはサンクコストです。

(自動でやる方法を思いつかなかったので)数えていませんが、年に1回は更新しないと(実際はもっと短いか)いけない商品評価記事はどーんと少なくなりました。生き残っているのはそれらと、数年間は放置しても良い(記事として成立するという意味で)ものが大多数を占めます。毎月更新しますとしている記事も数本ありますが、工数の削減効果は大きいです。

今後は週に1回更新するぐらいがちょうどいいペースかなと思っています。

投入する工数を削減したいもうひとつの理由

これまで膨大な時間と工数を投入して書いてきた記事群を大量に捨てたのは、(このまま続けても無駄なので)これから記事更新(メンテナンス)にかかる工数を削減したいからですが、もうひとつ理由があります。それで浮いた時間を別のことに使いたいからです。

時間も余命も有限ですから、できればより楽しいことに使いたいですよね。え、今何しているかですって?しばらく前から新しい世界征服計画に取り組んでいます。もういくつ目か分からなくなりましたけど。そしてどれもが成功していないんですけどね。

後悔は

後悔はしていないと言いたいところですが、もう少し早く判断できていても良かったですね。半年ぐらいは引っ張り過ぎたかなと思っています。

株価も、自分の考え(気持ち)も、未来にどうなるか正確な予測は不可能ということですね。

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