インデックス投資

【予想外】投資信託が何日に買われているのか調べました

おそらく資金流入額が安定して大きい投資信託は、積立投資で買われていると思われます。そうでない場合、この記事の内容は全くあてにならないので、これ以上読まない方がいいです。

僕は基準価額の推移グラフと、総口数の推移グラフの変化を見るのが好きなヘンタイです。総口数の推移グラフは、買える日に制約があるものは階段状になります。たとえば、確定拠出年金専用のDCニッセイ外国株式だとこうです。(グラフは総口数ではなくて資金流出入額の累計です。)

DCニッセイ外国株式の資金流出入額の累計グラフ

次はeMAXIS Slim先進国株式です。

スリム先進国株式の資金流出入額の累計グラフ

グラフは階段状ではありません。僕はこのことがずっと前から気になっていました。普通に考えれば、積立日は1日が多くなるでしょ、ならばいくらか階段状になっていいのでは、と。

僕は間違っていました。以下、eMAXIS Slimをスリムと表記します。

投資信託が買われている日を調べる方法

参照するデータは次の2つです。

  • 基準価額の日次データ。
  • 純資産総額の日次データ。

この2つから、営業日ごとの資金流出入額が計算できます。それは買い付け金額ー売却金額であり、売却金額が邪魔ですが、それはどうにもなりません。

この資金流出入額を、カレンダーの1日から31日で累積させます。ただし、ある営業日の資金流出入額がマイナスの場合、それはゼロとして扱います。

次はDCニッセイ外国株式の設定来の資金流入額を、日別に分類したものです。

DCニッセイ外国株式の設定来の資金流入額を、日別に分類したグラフ

DCニッセイ外国株式は確定拠出年金専用です。18日にピークがあるのは、毎月そのあたりが買い付けの約定日になっているためだと思われます。でも、その他の日もゼロではないのは、積立日を自由に選択できるところ(販社)もあるからかも知れません。

次は年別にプロットしたものです。

DCニッセイ外国株式の設定来の資金流入額を、日別に分類したグラフ、年別のプロット

スリム先進国株式

次はスリム先進国株式の集計結果です。

スリム先進国株式の設定来の資金流入額を、日別に分類したグラフ

5日にピークがあります。

次は2019年だけをプロットしたものです。

スリム先進国株式の設定来の資金流入額を、日別に分類したグラフ、2019年のみプロット

5日がピークです。2019年のカレンダーを確認したところ、1日を積立設定日にしている場合の約定日は、1月から順に、7日、4日、4日、2日、2日、4日、2日、5日、3日、2日、5日、3日でした。整理するとこうなります。

  • 2日:4回
  • 3日:2回
  • 4日:3回
  • 5日:2回
  • 7日:1回

このことから、積立設定日は1日ではなくて2日または3日が多いように思えます。楽天カード決済による積立投資では、積立日が1日固定であることから、僕は1日がもっと多くなるかと思ったので、意外でした。

逆に、受益者は好きな日に買っているとも言えます。

スリム米国株式(S&P500)

次はスリム米国株式(S&P500)の集計結果です。

スリム米国株式(S&P500)の設定来の資金流入額を、日別に分類したグラフ

スリム先進国株式にそっくりですね。

SBIバンガードS&P500

次はSBIバンガードS&P500の集計結果です。

SBIバンガードS&P500の集計結果グラフ

SBIバンガードS&P500はSBI証券でしか買えず、iDeCoの取り扱いはありません。そのため、積立日を自分で選択しているものと思われます。それでも、5日にピークがありますが、それを無視すれば好きな日に買っていると言っていいでしょう。

セゾングローバルバランス

次はセゾングローバルバランスの集計結果です。積立日を自由に選択できない投資信託の代表格です。

セゾングローバルバランスの集計結果のグラフ

ピーク以外はスポット購入だと思います。

ひふみ投信とひふみプラス

次はひふみ投信の集計結果です。レオス・キャピタルワークスでしか買えません。一般販売されているのは「ひふみプラス」です。

ひふみ投信の集計結果のグラフ

ひふみ投信は積立日を自由に選択できないのでしょう。次はひふみプラスです。

ひふみプラスの集計結果のグラフ

本当に好きな日に買っているようです。

野村つみたて外国株投信

次は野村つみたて外国株投信の集計結果です。野村つみたて外国株投信は、積立でしか買うことができない(スポット購入不可)という、追加投資好きの僕は絶対に選択しないタイプです。

野村つみたて外国株投信の集計結果グラフ

楽天証券では、積立日は自由に選択できます。ですから、グラフがこの形状になるということは、自由な日に買えない金融機関で買っている(しかも積立投資のみ)受益者が多いということだと思います。

おそらく僕は、こういう超ローコストインデックスファンドはネット証券で主に買われているという思い込みが大きいものの、現実には業界の巨人である野村證券含め、ネット証券以外から買っている人の割合が思いの外高いのかも知れません。

ニッセイ外国株式

次はニッセイ外国株式の集計結果です。

ニッセイ外国株式の集計結果のグラフ

この結果は予想できましたよね。では次はどうでしょうか。

たわら先進国株式

次はたわら先進国株式の集計結果です。

たわら先進国株式の集計結果のグラフ

この結果を想像できた人は少ないのではないでしょうか。どうしてこうなったのか、僕の想像では、積立日を自由に選べない金融機関で買っている受益者が多いからでしょう。確かに、販社数を見ると営業戦略の違いが分かります。(販社数はYahooファイナンスを参照。)

  • たわら先進国株式:68社
  • ニッセイ外国株式:22社
  • スリム先進国株式:15社

でもそれって、絶滅危惧種に頼っていることにならないでしょうか。

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