頑張ってメタディスクリプションを書いたのに、検索結果のスニペット見たらメタディスクリプションじゃなくてがっかりしたことはありませんか。僕は良くあります。そのことを不満に思いながらも、Googleにメタディスクリプションの採用を強制する方法はないので、あきらめていました。
でもツイッターで、それならメタディスクリプションの見直しが必要と指摘を受け、考え直すことにしました。
スニペットにメタディスクリプションが採用されない
メタディスクリプションはGoogle検索のランキング要素ではないのですが、CTRに直接影響するため、良く練った文章にしてより多くクリックしてもらいたいものです。ところが、スニペットにメタディスクリプションを採用するか、本文のどこからか抽出した文章が採用するかを決めるのはGoogleで、僕らには直接制御できないと言われています。
スニペットにメタディスクリプションが採用されないことについて、こういう指摘をもらいました。
1つページで多数の検索クエリにヒットするページもあるので、1つの固定Descriptionで全クエリに対応しきるのは不可能ですが、流入の主軸テーマとなるクエリで検索された際は、意図したDescription文がSERPsに表示されるよう修正(対策)するのが望ましいと考えます。
— 平大志朗 /// SEOツール開発 (@taira_daishiro) September 19, 2020
そうだったのですね。これでやる気が出ました。
CASE1:狙っているキーワードがメタディスクリプションになかった
次の記事で狙っているキーワードは2パターンです。
- 楽天米国高配当株式 コスト
- 楽天米国高配当株式 評価
改善前
改善前のメタディスクリプションはこうでした。
楽天米国高配当株式(楽天VYM)の運用コストは第一期から大幅に削減され、十分魅力的な水準になりました。が、不人気で売れていません。VYMが好きな人には良い選択肢ですが、現状のパフォーマンスでは人気獲得は厳しそうです。
次は「楽天米国高配当株式 コスト」の検索結果です。スニペットにメタディスクリプションが採用されています。
次は「楽天米国高配当株式 評価」の検索結果です。スニペットに本文の先頭部分が採用されています。
メタディスクリプションにキーワード「評価」が含まれていないからでしょうか。
改善後
改善後のメタディスクリプションです。頑張ってキーワード「評価」を入れました。
楽天米国高配当株式(楽天VYM)の運用コストは大幅に削減されて、十分魅力的な水準になりました。が、不人気で売れていません。VYMが好きな人には高評価の選択肢ですが、現状のパフォーマンスでは人気獲得は厳しそうです。
次は改善2日後の「楽天米国高配当株式 評価」の検索結果です。メタディスクリプションが採用されました。
CASE2:狙っていないキーワードでヒットしていた
次の記事で狙っているキーワードは「サクソバンク DRIP」だけです。
ところがサーチコンソールデータによると、狙っていないキーワード「サクソバンク 特定口座」の方がより多く表示・クリックされていました。
「サクソバンク DRIP」より「サクソバンク 特定口座」の方が検索ボリュームがあるのは、言われてみれば納得です。ahrefsの推測値もそうなっていました。
改善前
改善前のメタディスクリプションはこうでした。
サクソバンク証券のDRIPは時々話題にあがりますが、すぐに忘れ去られてします。そのDRIPとは何なのか、分かりやすく解説します。実は期待外れで、インデックスファンドの良さを再認識することになるかも知れません。
次は「サクソバンク DRIP」の検索結果です。スニペットにメタディスクリプションが採用されています。
次は「サクソバンク 特定口座」の検索結果です。本文の途中から抜粋されています。
スニペットとしては残念なものと言わざるをえません。狙っていないキーワードでヒットしているのだからしょうがないとも言えますが、せっかく検索上位にいるのだから「サクソバンク 特定口座」でもメタディスクリプションが採用されるようにしたいですよね。
改善後
改善後のメタディスクリプションです。サクッとキーワード「特定口座」を忍ばせました。
サクソバンク証券の特定口座におけるDRIPは時々話題にあがりますが、すぐに忘れ去られてしまいます。そのDRIPとは何なのか、分かりやすく解説します。実は期待外れで、インデックスファンドの良さを再認識することになるかも知れません。
次は改善2日後の「サクソバンク 特定口座」の検索結果です。メタディスクリプションが採用されました。
メタディスクリプションには狙っているキーワードを入れたい
スニペットにメタディスクリプションを採用するかどうかの判断基準は公開されていないため、検索で使われたキーワードが入っていても採用されないかも知れません。でも、せっかくメタディスクリプションを書くのなら、狙っているキーワード、(その労力に値する)検索流入があると分かっているキーワードは入れておいた方がいいでしょう。
僕はこれまで漫然とメタディスクリプションを書いていましたが、これからはその観点で書きます。また、過去記事のも見直します。