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NEXT FUNDS NASDAQ-100(1545)の運用コストと評価

最近NASDAQ100指数が注目を浴びています。その最大の要因は驚異的なパフォーマンスでしょう。NASDAQ100指数に投資する方法はいくつかありますが、NEXT FUNDS NASDAQ-100(1545)もそのひとつです。

更新情報

記事の構成を変更しました。また、参照しているデータを最新版に更新しています。

NEXT FUNDS NASDAQ-100

野村アセットマネジメントが運用している、NEXT FUNDS NASDAQ-100(1545)はNASDAQ100指数に連動する国内籍ETFです。そのため海外ETFであるQQQよりは手軽に買えます。

  • 設定されたのは2010年8月。
  • 信託報酬は税抜き0.45%
  • 売買単位が1株なので、ざっくり1.6万円の倍数で買えます。以前は10株だったので買いにくかったです。
  • 8月決算で年1回、配当金が出ます。国内籍ETFなので、配当金への二重課税が自動的に調整されます。

QQQの現在の取引価格は368ドル程度なので、ざっくり4万円の倍数でしか買えません。iFree NEXT NASDAQ100なら、100円以上1円単位で買えます。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分に最もあったものを選択すれば良いです。

運用コスト

NEXT FUNDS NASDAQ-100は、信託報酬以外に次の費用がかかります。

NEXT FUNDS NASDAQ-100で信託報酬以外にかかる費用

引用:目論見書

これら信託報酬以外の費用がいくらなのかは、運用報告書に記載された費用明細から計算できます。ところが、NEXT FUNDS NASDAQ-100は運用報告書を作成しません。決算書を見ても僕にはこれらの費用を計算することができません。

でもNASDAQ100連動商品とリターン比較をすることで、運用コストの相対的な大小を推測できます。

リターン比較

QQQトータルリターンとNEXT FUNDS NASDAQ-100トータルリターンの比較

NASDAQ100指数に連動する商品の実力を知るには、QQQトータルリターンと比較するのが良いです。が、NEXT FUNDS NASDAQ-100は年1回配当金を出すので、配当金に国内課税しないで再投資したトータルリターンを生成して比較します。

次はNEXT FUNDS NASDAQ-100の設定直後を避けた、2010年9月1日から2021年7月30日までの、QQQトータルリターンとの比較です。

QQQトータルリターンとNEXT FUNDS NASDAQ-100トータルリターンの比較グラフ

青のラインはQQQトータルリターンーNEXT FUNDS NASDAQ-100トータルリターンです。明らかにQQQの方が低コストです。

次は比較期間を2018年10月1日から2021年7月30日までに変更したものです。

QQQトータルリターンとNEXT FUNDS NASDAQ-100トータルリターンの比較グラフ、2018年10月1日から

次はQQQトータルリターンの運用コストを年率0.4%ポイント増量したものとの比較です。

QQQトータルリターンの運用コストを年率0.4%ポイント増量したものとの比較グラフ

青のラインはほぼフラットになりました。

iFree NEXT NASDAQ100とNEXT FUNDS NASDAQ-100トータルリターンの比較

次はiFree NEXT NASDAQ100の運用が安定した、2018年10月1日から2021年7月30日までの、NEXT FUNDS NASDAQ-100トータルリターンとの比較です。

iFree NEXT NASDAQ100とNEXT FUNDS NASDAQ-100トータルリターンの比較

青のラインはNEXT FUNDS NASDAQ-100ーiFree NEXT NASDAQ100です。明らかにNEXT FUNDS NASDAQ-100の方が低コストです。

次はNEXT FUNDS NASDAQ-100の運用コストを年率0.2%ポイント増量したものとの比較です。

青のラインは前半はほぼフラットになりました。後半は増量しすぎです。

次は2020年4月以降を切り出して、NEXT FUNDS NASDAQ-100の運用コストを年率0.1%ポイント増量したものとの比較です。

2020年4月以降を切り出して、NEXT FUNDS NASDAQ-100の運用コストを年率0.1%ポイント増量したものとの比較グラフ

青のラインはほぼフラットになりましたので、現在のNEXT FUNDS NASDAQ-100のトータルコストは、iFree NEXT NASDAQ100より年率0.1%ポイント安いと推測できます。

NEXT FUNDS NASDAQ-100のトータルリターンの注意点

NEXT FUNDS NASDAQ-100のトータルリターンは、配当金に国内課税することなく、端株対応で100%無駄なく再投資した理想的な、現実にはあり得ないものです。これを生成した目的は、毎営業日天引きされている運用コストの大小を知るためです。

その比較結果だけ見ると、NEXT FUNDS NASDAQ-100の方がiFree NEXT NASDAQ100より年率0.1%ポイント程度低コストと言えますが、現実の配当金の扱いを考慮すると(ほとんどの人にとって)iFree NEXT NASDAQ100の方が投資効率が高く有利です。

評価:ETF好きでなければiFree NEXT NASDAQ100で十分

NEXT FUNDS NASDAQ-100の運用はNASDAQ100指数に忠実で、期待通りと言っていいでしょう。国内籍ETFのメリットを活かせる人には良い選択肢になるはずです。また、以前は10株単位でしか買えなかったのが、現在は1株単位で買えるのもいいですね。

トータルコストはiFree NEXT NASDAQ100より年率0.1%ポイントしか変わらないため、ETFへのこだわりがないなら、もっと手軽に少額から投資できるなどETFに比べて利便性の高い、iFree NEXT NASDAQ100が良いでしょう。

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