先進国株式

【徹底比較】先進国株式インデックスのおすすめを教えて下さい

日本で先進国株式と言うと、ほぼMSCIコクサイのことを指します。先進国株式インデックスファンドは、つみたてNISA適格のものだけでも19本ありますが、うち18本はMSCIコクサイをベンチマークにしています。

先進国株式は人気のジャンルであり、ローコストなものに限っても多数の商品が設定されました。が、信託報酬引き下げ競争に付いていけなかったものや、人気を獲得できなかったものが多く、現在選択肢になり得る商品は数本しかありません。

更新情報

SOMPO123 先進国株式を追記しました。

MSCIコクサイとは

先進国株式インデックスを代表する指数であるMSCIコクサイについて、次の記事でやさしく解説しています。

選択肢になりえる商品

先進国株式インデックスとして選択肢になりえる商品を厳選しました。この記事に出てこない商品は完全無視で大丈夫です。

ニッセイ外国株式

圧倒的な人気(純資産総額)を誇る、キング・オブ・MSCIコクサイです。信託報酬がスリム先進国株式と同率で最安なのは、ニッセイ外国株式だけです。

スリム先進国株式

ニッセイ外国株式に次ぐ人気(純資産総額)を獲得しています。

たわら先進国株式

たわら先進国株式の税抜き信託報酬は0.0999%ですが、ニッセイ外国株式とスリム先進国株式が競い合っている、信託報酬引き下げ競争から脱落気味です。

純資産総額の伸び率も、人気を反映してニッセイ外国株式、スリム先進国株式より低いです。ニッセイ外国株式かスリム先進国株式の方がいいでしょう。

つみたて先進国株式

MSCIコクサイに投資するのに、ネット証券よりも証券会社や銀行の窓口で対面で買う方が良い場合、コストは最安水準ではありませんが、運用の安定性と人気から、つみたて先進国株式は良い選択肢になります。

SBI先進国株式

SBI先進国株式は、つみたてNISA適格の先進国株式インデックスで唯一、FTSEディベロップド・オールキャップ・インデックスをベンチマークにしています。MSCIコクサイと大きく違うのは、日本と韓国を含んでいることです。このベンチマークが好みなら、SBI先進国株式は良い選択肢になり得ます。

選択肢から外した方が良い商品

たとえどこにおすすめと書いてあっても無視した方が良い商品があります。

野村スリーゼロ先進国株式投信

野村スリーゼロ先進国株式投信は、2030年末までは信託報酬がゼロ、その後も現在のニッセイ外国株式やスリム先進国株式の信託報酬程度を予定しています。それだけ聞くと強烈なインパクトがあります。が、最大の問題は野村證券のつみたてNISA口座専売だということです。これを餌に顧客を釣り上げて、高コストな商品の販売につなげたいという意図がミエミエです。(現在ではLINE証券のつみたてNISA口座でも販売されています。)

こういう不誠実な商品は無視するに限ります。

業界最低水準の運用コストの意味

こちらにあるスリムシリーズの生命線とも言える売り文句「業界最低水準の運用コストを、将来にわたってめざし続ける」の注釈が変更されていました。気付いたのは2020年7月21日です。

次は変更前です。

対象範囲:公募投資信託(ETFおよび企業型確定拠出年金のみで取扱いのファンドを除く)をFundmarkの分類を参考に三菱UFJ国際投信が公開情報をもとに集計。他社類似ファンドの信託報酬率が当ファンドを下回る場合、当ファンドの信託報酬率を引き下げ、業界最低水準にすることを目指しますが、これを実現することを保証するものではありません。また、業界最低水準ではない期間が存在する旨、ご留意ください。

次は変更後です。

業界最低水準の運用コストを目指す一環として、公正な比較の対象となる他社類似ファンドに係る信託報酬率が当社ファンドを下回る場合、ファンドの継続性に配慮した範囲で信託報酬率を引き下げることを基本とします。ただし、信託報酬率が業界最低水準となることを、保証等するものではありませんのでご留意ください。

おそらく、野村スリーゼロ先進国株式投信に対抗値下げしないことへの対応でしょう。でも、以前から文句をタレている(スリムシリーズ嫌いな)人は、この変更も納得しないと思いますけどね。

アクティブファンド

このブログの読者の方が目にしそうな商品を取り上げます。

SOMPO123 先進国株式

SOMPO123 先進国株式は日本を除く先進国の株式に投資するアクティブですが、税抜き信託報酬が0.07%と激安です。

アクティブファンドは信託報酬が高いというこれまでの常識に逆らうSOMPO123 先進国株式は、MSCIコクサイをアウトパフォームし続けることができるでしょうか。

結論

純資産総額とトータルコストを一覧表にまとめました。

先進国株式インデックスの純資産総額とトータルコストの一覧表

トータルコストは運用報告書から計算したもので、いくらか現実のものと差が見られる商品が存在することに注意してください。

次は僕の結論です。

  • MSCIコクサイ連動商品で良いなら、ニッセイ外国株式かスリム先進国株式をおすすめします。
  • ベンチマークとしてFTSEディベロップド・オールキャップ・インデックスがいいなら、SBI先進国株式一択です。
  • ネット証券ではなくて、金融機関の窓口で買いたいのなら、つみたて先進国株式がいいです。

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