バランスファンド

【徹底比較】レバレッジ型バランスファンドのおすすめを教えて下さい

レバレッジ型バランスファンドのさきがけはグローバル3倍3分法ファンドです。設定後半年間は全く売れませんでしたが、その後異常な速度で資金流入が続きました。ある組成が商業的に成功すると、似たような組成の類似商品が販売されるのは、この業界の普通の光景です。

グローバル3倍3分法ファンドの登場後、なんとか型などのバリエーションを除いて7商品が発売されました。

レバレッジ型バランスファンド一覧表

株価暴落後、パフォーマンスが期待はずれだったものもあれば、今後が楽しみなものもあります。この記事ではこれら商品を設定日の古い順に解説します。

更新情報

各記事が参照しているデータを最新版に更新しています。

グローバル3倍3分法ファンド

熱狂的な人気に支えられ、6,000億円近い資金を集めましたが、株価暴落で弱点を露呈してからは資金流出が止まりません。

受益者の資金を使った壮大な実験は、すでに残念な形で終わったのかも知れません。

ウルトラバランス世界株式

不人気過ぎます。現状の不人気が続くと、マジで繰上償還コースです。

レバレッジ型バランスファンドに投資するとしても、ウルトラバランス世界株式はおすすめしません。

米国3倍4資産リスク分散

高額な信託報酬、高い分配頻度、信託期間10年と印象悪い上に、パフォーマンスも残念です。

レバレッジ型バランスファンドに投資するとしても、米国3倍4資産リスク分散はおすすめしません。

楽天米国レバレッジバランス(USA360)

組成内容がシンプルです。

コロナショックによる株価暴落後のパフォーマンスは、楽天米国レバレッジバランスはまだ良い方でしたが、現在は楽天全米株式に劣後しており、非常に残念な状態が続いています。

米国分散投資戦略ファンド

インチキ臭い方法で3コース組成されていますが、いろいろとボッタクリ感が強くて印象最低、さらにパフォーマンスも悪いといいところがありません。

数あるレバレッジ型バランスファンドの中でも最低クラスです。

ウルトラバランス高利回り債券

ウルトラバランス世界株式があるのに、ウルトラバランス高利回り債券を組成する必要はあったのでしょうか。僕は、マーケティング上の動機以外に組成した理由が思い付きません。

ウルトラバランス高利回り債券もウルトラバランス世界株式も、注目される「旬」を過ぎてしまった気がします。

東京海上円資産バランスファンド(3倍型)

設定後わずか2ヶ月で株価暴落に巻き込まれ、目論見が大きく狂ったこともあるでしょうが、それにしても現状はサイテーです。

買う価値ないですね。受益者はきっと、買ったことを後悔しているでしょうね。

グローバル5.5倍バランスファンド

設定直後に株価暴落に見舞われますが、うまく対処できたようですし、パフォーマンスは良好でした。が、直近ではS&P500に劣後しています。

僕は様子見がいいと思うのですが、投資するとしてもいわゆるサテライト戦略で、資金の一部のみに限定するのがいいでしょう。

純資産総額一覧

この記事に登場したレバレッジ型バランスファンドを、純資産総額順に並べました。

レバレッジ型バランスファンドを、純資産総額順に並べた一覧表

2020年2月に始まったコロナショックによる株価暴落がなかったら、この一覧表はずいぶん違っていたかも知れませんが、いつかは暴落するものです。

信託期間が無期限のものは半数にとどまります。残りはみな10年です。どうして10年なのか、その理由を想像すると悲しくなってしまいます。

結論:ブームは過ぎ去りました

レバレッジ型バランスファンドが煽情的なシミュレーションでアピールしている、異様に高いパフォーマンスは約束されたものではありません。リターンは高いけどリスクは低いという、おいしい話の存在は実証されていません。実際、株価暴落をうまく切り抜け、パフォーマンスが好調に思えた商品も、最近ではS&P500に劣後するなど、「短い旬」を過ぎた感があります。

過去のデータを使ったバックワードテストでは好成績でも、未知の相場に通用するとは限らない、それを実証していますね。コロナショックによる株価暴落後の相場環境は特殊だから仕方ない、そうなのかも知れませんが、あまりに脆弱な目論見(組成)に思えます。

でも、レバレッジ型バランスファンド全部がダメということではありません。あなたの投資可能期間があと40年だとして、その40年間に高い運用コストと、相応のリスクを負った上で期待されるパフォーマンスを残せれば、結果的に投資が報われた商品だったことになります。(まず、信託期間が無期限でないものは除外しましょう。)

レバレッジ型バランスファンドはどれも、受益者から集めた資金を使って、目論見通りのパフォーマンスが得られるかどうかを実験しています。毎営業日、信託報酬を天引きしながらです。すでにその多くは弱点を露呈しています。

そういう事情を踏まえた上で、おすすめを選ぶとしたら、楽天米国レバレッジバランスになりますが、直近のパフォーマンスは楽天全米株式に負けています。それでも僕は楽天米国レバレッジバランスに期待していますが、過度な期待はしない方が良さそうですね。

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