バランスファンド

【徹底比較】レバレッジ型バランスファンドのおすすめを教えて下さい

レバレッジ型バランスファンドのさきがけはグローバル3倍3分法ファンドです。設定後半年間は全く売れませんでしたが、その後異常な速度で資金流入が続きました。ある組成が商業的に成功すると、似たような組成の類似商品が販売されるのは、この業界の普通の光景です。

グローバル3倍3分法ファンドの登場後、なんとか型などのバリエーションを除いて8商品が発売されました。

レバレッジ型バランスファンド一覧表

株価暴落後、パフォーマンスが期待はずれだったものもあれば、今後が楽しみなものもあります。この記事ではこれら商品を設定日の古い順に解説します。

更新情報

参照しているデータを最新版に更新しています。

グローバル3倍3分法ファンド

熱狂的な人気に支えられ、6,000億円近い資金を集めましたが、株価暴落で弱点を露呈してからは資金流出が止まりません。

受益者の資金を使った壮大な実験は、失敗に終わったように見えます。

ウルトラバランス世界株式

不人気過ぎます。現状の不人気が続くと、マジで繰上償還コースです。

レバレッジ型バランスファンドに投資するとしても、ウルトラバランス世界株式はおすすめしません。

米国3倍4資産リスク分散

高額な信託報酬、高い分配頻度、信託期間10年と印象悪い上に、パフォーマンスも残念です。

レバレッジ型バランスファンドに投資するとしても、米国3倍4資産リスク分散はおすすめしません。

楽天米国レバレッジバランス(USA360)

組成内容がシンプルです。

コロナショックによる株価暴落後のパフォーマンスは、楽天米国レバレッジバランスはまだ良い方でしたが、現在は楽天全米株式に劣後しています。この様子だと、ファンド説明資料にある「積み立て期間30年で25倍」というような圧倒的なパフォーマンスの実現は夢物語に思えます。

米国分散投資戦略ファンド

インチキ臭い方法で3コース組成されていますが、いろいろとボッタクリ感が強くて印象最低、さらにパフォーマンスも悪いといいところがありません。

数あるレバレッジ型バランスファンドの中でも最低クラスです。

ウルトラバランス高利回り債券

ウルトラバランス世界株式があるのに、ウルトラバランス高利回り債券を組成する必要はあったのでしょうか。僕は、マーケティング上の動機以外に組成した理由が思い付きません。

ウルトラバランス高利回り債券もウルトラバランス世界株式も、注目される「旬」を過ぎてしまった気がします。

東京海上円資産バランスファンド(3倍型)

設定後わずか2ヶ月で株価暴落に巻き込まれ、目論見が大きく狂ったこともあるでしょうが、それにしても現状はサイテーです。

設定後わずか2ヶ月で株価暴落に巻き込まれ、目論見が大きく狂ったこともあるでしょうが、それにしても現状はサイテーです。誰も買いたいとは思わないでしょう。

グローバル5.5倍バランスファンド

設定直後に株価暴落に見舞われますが、うまく対処できたようですし、パフォーマンスは良好でした。が、直近ではS&P500に劣後しています。

現在の様子だと、グローバル5.5倍バランスファンドへの投資はおすすめできないですね。高い運用コストに見合うパフォーマンスを期待するより、他の商品を検討した方がいいと思います。

米国ABC戦略ファンド

たとえアクティブファンド好きな方であっても、僕はおすすめしません。リスクを負う代わりに高いリターンを期待するとしても、米国ABC戦略ファンドはやめた方がいいです。

そもそも、信託期間が5年しかない時点でおすすめできません。

純資産総額一覧

この記事に登場したレバレッジ型バランスファンドを、純資産総額順に並べました。

レバレッジ型バランスファンドを、純資産総額順に並べた一覧表

グローバル3倍3分法ファンドはまだ多額の純資産を抱えていますが、他の商品の多くは10億円以下で厳しい状態です。こういう商品はパフォーマンスが悪いと売れないので、当然の結果と言えます。

信託期間が無期限のものは半数以下にとどまります。残りは10年ですが、米国ABC戦略ファンドはたったの5年です。なぜ信託期間が10年や5年なのか、その理由を想像すると悲しくなってしまいます。

結論:ブームは過ぎ去りました

レバレッジ型バランスファンドが煽情的なシミュレーションでアピールしている、異様に高いパフォーマンスは約束されたものではありません。リターンは高いけどリスクは低いという、おいしい話の存在は実証されていません。実際、株価暴落をうまく切り抜け、パフォーマンスが好調に思えた商品も、最近ではS&P500に劣後するなど、「短い旬」を過ぎた感があります。

過去のデータを使ったバックワードテストでは好成績でも、未知の相場に通用するとは限らない、それを実証していますね。コロナショックによる株価暴落後の相場環境は特殊だから仕方ない、そうなのかも知れませんが、あまりに脆弱な目論見(組成)に思えます。

でも、レバレッジ型バランスファンド全部がダメということではありません。あなたの投資可能期間があと40年だとして、その40年間に高い運用コストと、相応のリスクを負った上で期待されるパフォーマンスを残せれば、結果的に投資が報われた商品だったことになります。(まず、信託期間が無期限でないものは除外しましょう。)

レバレッジ型バランスファンドはどれも、受益者から集めた資金を使って、目論見通りのパフォーマンスが得られるかどうかを実験しています。毎営業日、信託報酬を天引きしながらです。すでにその多くは弱点を露呈しています。

そういう事情を踏まえた上で、おすすめを選ぶとしたら、楽天米国レバレッジバランスになりますが、直近のパフォーマンスは楽天全米株式に劣後しています。米国債券利率の動向からやむを得ない状況だというのは分かりますが、長期的に見て楽天全米株式への投資より報われるかどうかは未来になってみないと分かりません。

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