国内株式

【徹底比較】日経平均連動ファンドのおすすめを教えて下さい

日経平均はTOPIXに並ぶ、国内株式の代表的な指数です。でもその指数の特性からか、バランスファンドの国内株式部分はたいていTOPIXです。もし、日経平均を採用しているバランスファンドがあったらかなり違和感をおぼえますね。

日経平均はつみたてNISAの指定インデックスで、適格商品は16本もあります。指数が同じなら、商品選択で考慮すべきは事項は限られます。

  • 運用コスト(トータルコスト=信託報酬+隠れコスト)。
  • 指数に忠実な運用ができているか。(現物株運用か。)
  • 人気があり安定した資金流入が続いているか。
  • 純資産総額は十分大きいか。

この4条件を満たしていない商品は、おすすめできません。もちろん、つみたてNISA適格でないものは論外です。ところが、TOPIX連動ファンドと違って、おすすめできる商品を選ぶのが難しいです。

更新情報

記事内容を充実させました。

日経平均のパフォーマンス

TOPIXとの比較では、2017年までは互角でしたが、2018年以降は日経平均の方が高パフォーマンスです。

信託報酬が最安の商品

税抜き信託報酬0.13%です。現在1本だけです。eMAXIS Slim国内株式(日経平均)はまだ対抗値下げを発表していません。

PayPay投信日経225

PayPay投信日経225は信託報酬が単独最安水準で設定された、意欲的な商品です。でもまだつみたてNISA適格でない、楽天証券で販売されていないと課題もあります。

信託報酬が2番目に安い商品

税抜き信託報酬0.14%の商品が3本あります。なお、SMBC DCインデックスファンド(日経225)も同率ですが、確定拠出年金専用なので除外しました。

ニッセイ日経平均

純資産総額だけを見ると物足りませんが、ニッセイ日経平均は信託報酬引き下げに積極的でしたし、運用も安定しているので良い選択肢になるはずです。

iFree日経225

iFree日経225はこれまで信託報酬の引き下げに積極的でしたし、現在の運用コストは最安水準で、運用も安定しています。人気もニッセイ日経平均といい勝負なので、良い選択肢になります。

が、iFreeシリーズの多くは信託報酬の引き下げに積極的ではないことが気になります。それを除けば、iFree日経225はニッセイ日経平均に並ぶ、良い選択肢です。

eMAXIS Slim国内株式(日経平均)

明らかに不人気で、eMAXIS Slimシリーズの一角と言えどもおすすめできないです。ニッセイ日経平均とiFree日経225は(少なくともこれまでは)信託報酬引き下げに積極的だったし、現在最安水準で並んでいて、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)より売れています。そちらを先に検討した方がいいです。

信託報酬が最安ではないが売れている商品

信託報酬が最安のグループよりは売れている、という意味です。日経平均連動ファンドはなぜか、運用コストの高い商品の方が良く売れています。そのため、自信を持っておすすめできる商品がないのが実情です。

たわら日経225

たわら日経225は、先物比率が高いことを許すとしても、税抜き信託報酬が0.17%と最安水準のものより0.04%ポイント高く、引き下げも期待できません。そのためおすすめできないです。

つみたて日本株式(日経平均)

ネット証券よりも、証券会社や銀行の窓口で対面で買う方が良いという人には、つみたて日本株式(日経平均)は良い選択肢になります。

ネット証券が利用できる人は、わざわざ余分な運用コストを負担する意味はないので、検討対象から外していいです。

信託報酬が高めだけど売れている商品

弱点は信託報酬が2021年の最安水準からは高いということです。

ニッセイ日経225

ニッセイ日経225は人気、純資産総額では他の商品を圧倒していますが、残念ながら税抜き信託報酬が0.25%と高いです。

長期投資を前提にすると、税抜き信託報酬0.25%と0.14%は無視できない差を生み出します。その観点で、ニッセイ日経225はおすすめできないです。

ローコストだけど(あまり)売れていない商品

ローコストと言っていい水準ですが、(相対的に)不人気で売れていません。

そういうのはいいやって方は、ここまで飛ばしてください。

野村つみたて日本株投信

野村つみたて日本株投信の運用と資金流入は安定していますが、信託報酬は最安水準ではなく、人気も他のローコスト商品に劣っています。

Smart-i 日経225

Smart-i 日経225の先物比率は30%近くあり、現物株運用とは言えません。もっとローコストで現物株運用の商品が選択できる状況で、あえて現物株運用でないSmart-i 日経225を買う理由はありません。

i-SMT日経225

i-SMT日経225はSMT日経225インデックス・オープンの廉価版です。運用は期待通りですが、不人気で売れていません。よりローコストで人気の高い商品を選択すべきです。

東京海上日経225インデックス

東京海上日経225インデックスのコストは最安水準ではありませんが、主にiDeCo口座で買われており、安定した資金流入が続いています。iDeCo口座で買うなら、悪くない選択肢です。

NZAMベータ日経225

2020年2月13日(株価暴落が始まる1週間前)に設定されました。税抜き信託報酬は0.16%です。先物比率が高い残念な商品です。

純資産総額は0.58億円しかありません。厳しいですね。

高コストでもう買う価値のない商品

税抜き信託報酬0.3%以上のものは、厳しいですが、もう買う価値がないと判断しています。

そういうのはいいやって方は、ここまで飛ばしてください。

iシェアーズ国内株式

iシェアーズ国内株式はインデックスファンドのローコスト化競争に対応できなかった商品のひとつです。受益者の期待に応えられたのは、登場後わずか数年間だけでした。

農中<パートナーズ>つみたてNISA日本株式日経225

農中<パートナーズ>つみたてNISA日本株式日経225は農林中央金庫専売商品です。そもそもローコスト化競争に参加する気がありません。受益者にコスト意識があれば、選択肢に上がらない商品です。

SMT日経225インデックス・オープン

eMAXIS日経225と同世代で、ローコストインデックスファンドの黎明期を支えました。が、eMAXIS日経225ほどは売れませんでした。

不思議なことに、まだ買われています。

しんきんノーロード日経225

しんきんノーロード日経225は信用金庫専売商品かつ時代に合わない高コスト設定で、ネット証券を利用できる人には縁のない商品です。

Funds-i 日経225

Funds-i 日経225は高コストながら現在でも買われていて、純資産総額が多いです。でも短期売買のおもちゃにされています。受益者の多くは長期投資家ではありません。

eMAXIS日経225

eMAXIS日経225は短期売買のおもちゃにされています。日経平均連動インデックスはその傾向が強いですが、資産形成を目的とした長期投資家は、別のよりローコストな選択肢の方がいいです。

朝日ライフ日経平均ファンド

高コストで先物比率が高く、おまけに今でも分配金を出しているダメダメファンドです。人気がなくて純資産総額が少なく、いいところがありません。

買う価値ありません。

結論

純資産総額とトータルコストを一覧表にまとめました。PayPay投信日経225は設定後まもないため、トータルコストは不明です。

純資産総額とトータルコストの一覧表

トータルコストを重視すると、現在の人気は十分とは言えないものの、次の3商品しか選択肢に残りません。

  • ニッセイ日経平均
  • iFree日経225
  • スリム国内株式(日経平均)

日経平均連動ファンドには圧倒的におすすめできる商品がないのが実情です。いっそのこと、長期投資を前提としているなら、日経平均連動ファンドではなくて、TOPIX連動ファンドをおすすめしたくなりました。

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